オーストラリアスムージー:健康志向のオージーに大人気

スムージーとは、凍らせたフルーツや野菜・ヨーグルトなどをブレンダーにかけて作るシャーベット状の飲み物。ハチミツや氷、アイスクリームなどを組み合わせることで、色々なフレーバーを生み出すことができる。近年ではハリウッドセレブなどが手作りスムージーの作り方を動画で紹介するなど、その人気は世界中に広がっている。

なぜオーストラリアでスムージーが人気なのか?

早朝から海岸線沿いをランニングする人の姿をよく見かけるオーストラリアでは、健康志向の人がとても多い。そんなオーストラリアで根強い人気を得ているのは、何と言っても「スムージー」だろう。スムージーと聞くと、「子どもが飲む物」「女性らしい飲み物」という印象を思い浮かべる人も少なくない。だが、オーストラリアの街中では小さな子どもから学生・主婦・会社員・老人に至るまで、実に様々な人がスムージーを手にしている光景が日常的なのだ。なぜオーストラリアではこんなにもスムージーを好む人が多いのか、考えられる理由をいくつか挙げてみよう。

  • オーストラリアの真夏はとても暑いため、持ち運べる冷たい飲み物が自然と欲しくなる
  • オーストラリアには新鮮なフルーツや野菜が豊富で、スムージーの材料が簡単に手に入る
  • 観光客が多いため、ドリンク系のショップが多く展開されている

上記の理由はあくまでも一個人的な意見だが、北極でシャーベット状のスムージーを飲みたいと思う人がいないように、オーストラリアの気候や土地柄などを考えると「スムージー作りに適していて飲みやすい環境」であることが伺えるはずだ。

また、数々のオーガニックショップがあるオーストラリアでは「電子レンジを使用しない」「ファストフード店を展開させない」というほど、健康に気を使って生活をしている人や街もある。そうした健康志向派のオージーからは、旬のフルーツや栄養素がたっぷりと含まれている野菜を使用したスムージーが大人気!美容と健康のために毎朝スムージーを自作している人も少なくないという。

オーストラリアで味わえるスムージーの特徴

オーストラリアで味わうことのできるスムージーの代表格として挙げられるのは、「マンゴースムージー」だろう。オーストラリアではマンゴーの生産量がとても多く、1個1〜2$(日本円で約100円以下)という驚きの安値でマンゴーが手に入ってしまうのである。

オーストラリアで味わうことのできるスムージーには、マンゴーがミックスされているものがとても多く、マンゴーのフルーティーで甘酸っぱいフレーバーを心ゆくまで堪能できるという特徴がある。

特におすすめしたいのが「マンゴーバナナスムージー」で、このフレーバーは老若男女・人種を問わず、売り切れになってしまうほどの人気ぶりだ。マンゴーの甘酸っぱさの中にバナナのクリーミーさが加わり、さらにはオーストラリアの酪農家から取り寄せたフレッシュなヨーグルトや自家栽培のハチミツを加えれば見事なハーモニーを演出させる。

スムージーショップの中には、スムージーカップの上にメロンやスイカ・パイナップルなどの生フルーツを乗せてくれる所もあり、スムージーを1つ頼むだけで結構なボリュームになることも稀ではない。小腹が空いた時や朝食時にも最適だろう。

また、健康志向派の人に人気があるのは「ケールスムージー」という、非常に高い栄養素を持った野菜を使用した一品。ケールは青汁の原料にも使われることがあり、ビタミン類やミネラルをバランスよく含んでいて抗酸化作用に優れていることでも知られている。

オーストラリアは紫外線量の多い国として有名だが、日常的に浴びる紫外線量が多ければ多いほど体内に活性酵素、すなわち「老化の原因」にもなる物質が生成されることをご存知だろうか?そのためケールが持つ強い抗酸化作用は、紫外線の影響によって活性酵素が発生してしまいやすいオーストラリア人にとっては、なくてはならない野菜と言えるだろう。

オーストラリアで人気のスムージーショップ

早朝ウォーキングのお供として、コーヒーやカプチーノ、スムージーなどを片手にエクササイズを楽しむ人が多いオーストラリア。カフェが充実しているオーストラリアでは、スムージーショップもたくさん点在している。

・BOOST

Juice and Smoothies – Boost Juice
カラフルな看板や店内がパッと目を引くBOOSTは、オーストラリア国内に184店舗・世界で230店舗以上も展開されているチェーン店。オーストラリアの主要都市やショッピングモール内には必ず入っているというほどの人気店で、フレッシュな野菜やフルーツをたっぷりと使用したスムージーが豊富に揃えられている。

・Java Juice

Java Juice
パース発祥のスムージーショップ。基本的なスムージーフレーバーの中に、好みのフルーツや野菜を追加することができる。スムージーだけではなく、生搾りジュースやスムージーボウルなど幅広いメニューから選ぶことができるのも人気の理由の一つである。

・Fresh Garden Café

Fresh Garden Cafe | The Weekend Edition Gold Coast
水を一切加えずに作る100%フレッシュスムージーは、まるで舌の上でとろけるような滑らかな仕上がりに。スムージーの上に乗せられた「ざく切り生果実」は見るからに新鮮で美味しそう!地元で採れた果物と野菜を使用したスムージーだけではなく、アサイーボウルやサンドイッチなども提供してくれる地域密着型のショップである。

・Tugun Fruit & Flowers

TUGUN FRUIT & FLOWERS – Tripadvisor
ゴールド・コーストの中心部「サーファーズパラダイス」から南へ約30分、Tugunという小さな街にあるローカルショップ。ここでは地元の新鮮な野菜やフルーツを贅沢に使用した絶品スムージーがオーダーできるだけではなく、朝食にも最適なボリューム感のあるアサイーボウルにも人気が集まっている。

ここでご紹介したスムージーショップはごく一部で、オーストラリアには数えきれないほどのスムージーショップが存在している。スムージーだけを販売する専門店はもちろんだが、普通のカフェやレストランでも本格的なオーストラリアスムージーを味わうことができるのでおすすめだ。

これがオージー流!スムージーの通な飲み方

オーストラリア人にとってスムージーは「身近な飲み物」であることは間違いないが、注目したいのはその飲み方にある。観光客は「観光をしながら飲む」「椅子に座って飲む」というスタイルが一般的だが、通の間では「エクササイズをしながらスムージーを飲む」という人も。冒頭でもお伝えしたように、オーストラリアは広大な土地と数多くのビーチが点在している国。したがって、比較的簡単にビーチ沿いへアクセスすることができ、解放的な空間を日常的に味わうことができる。

オーストラリアの海岸線沿いは歩行者やランニングをする人たちのためかなりキレイに整えられており、早朝から散歩やランニングをするオージーたちをよく見てみると、スムージー片手にエクササイズを楽しんでいる人もちらほら。また、ビーチタオルに腰を降ろして海を眺めながらアサイーボウルを食べている人やヨガをしている人の側にスムージーといったように、体を動かしたり景色を眺めたりしながらスムージーを飲むというのがオーストラリア流なのかもしれない。

自宅で簡単スムージー!おすすめレシピ

「自宅でスムージーを作りたい!」という人に向けて、ここではオーストラリアで大人気のマンゴーバナナスムージーの作り方をご紹介。材料の分量は自分の好みで調節でき、誰でも簡単にオーストラリアの味を再現させることができる。

【材料】
冷凍マンゴー
生バナナ
ヨーグルト
牛乳
ハチミツ

【作り方】
ブレンダーやミキサーの中に材料を全て入れ、滑らかになるまで攪拌する

とてもシンプルな作り方だが、この方法で驚くほど美味しいスムージーを自宅で作る事ができる。

海を眺めながらのスムージーは最高!

天気がいい日中は、冬場でも半袖1枚で過ごすことができるオーストラリア。そのため、通年を通してスムージーの人気は衰えない。オーストラリアの広大な土地と自然環境が生み出すフレッシュな野菜や果物は、まさに「スムージーを作るため」に誕生したと言ってもいいだろう。「スムージーが飲みたい!」「健康的になりたい!」という人はぜひ、ショップや自宅でオーストラリア流のスムージーを味わってみては?

※本記事はコロナウイルス感染症拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

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