オークランド(アメリカ):偉大なる野球選手、フランク・ベイカー始まりの街

アメリカの偉大な野球選手「フランク・ベイカー」。ホームラン・ベイカーとも称される1910年代の野球選手です。まだ本塁打が少なかった時代に、大量のホームランを放ったベイカーはその後の野球人気を牽引。1955年にアメリカ野球殿堂入りを果たしています。そんな彼の野球人生始まりの場所が、カリフォルニア州の「オークランド」です。歴史ある街並みが魅力の場所。フランク・ベイカーとオークランドの魅力をお伝えします。

偉大なる野球選手「フランク・ベイカー」

(Public Domain /‘John Franklin “Home Run” Baker’ by Unknown author. Image via WIKIMEDIA COMMONS)

「フランク・ベイカー(Frank Baker)」はホームラン・ベイカーの異名を持つ稀代の野球選手。ポジションは三塁手、4年連続でリーグ最多の本塁打記録を打ち立てた功績は、輝かしいものです。ベイカーが活躍していた当時は本塁打の数が少なく彼の活躍は圧倒的でした。その魅力は多くの人々を野球に引き寄せ、ファン獲得に大いに貢献したのでしょう。

1886年、アメリカのメリーランド州に生まれたフランク・ベイカー。1908年にカリフォルニア州のオークランドを本拠地とするフィラデルフィア・アスレチックスに入団しました。現在のチームの名称は「オークランド・アスレチックス(Oakland Athletics)」です。三塁手として、また、本塁打を放つパワーヒッターとして、華々しい活躍を遂げた彼は「10万ドルの内野陣」と称されチームを牽引。1910年〜1914年の間に4度のリーグ制覇を経験しました。

ホームラン・ベイカーのあだ名は1911年に決定的な場面で生み出した劇的な本塁打から。1916年には「ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)」に移籍し活躍。1922年には選手を引退しています。1955年にその栄光ある功績が認められアメリカ野球殿堂入り。時代を経ても彼の残した功績が色褪せることはないでしょう。華々しい経歴を誇るフランク・ベイカー。彼の野球人生始まりの場所が、アメリカの「オークランド」です。

フランク・ベイカー始まりの場所「オークランド」

「オークランド(City of Oakland)」はアメリカ西部、太平洋沿岸に位置するカリフォルニア州の街。サンフランシスコの対岸に位置するオークランドは、ときに「サンフランシスコのブルックリン」と称されることもあります。サンフランシスコ湾に面している街は多様な人種が暮らしを営んでいることでも有名。とりわけチャイナタウンの知名度は抜きん出て高く、多くの人々が観光目的に訪れています。旅の滞在地としても最適でしょう。

1991年に発生したオークランド大火は街中の多くの家屋を焼き尽くしてしまいました。現在のオークランドはこの大規模な災害から復興。先進的な姿を誇る街並みも形成しています。またサクラメントやシリコンバレーなど、主要な街への交通の要所としてもその存在は注目されています。いろんな街を巡る拠点としてもよいかもしれませんね。オークランドの港はアジア圏への大切な交易地点。街の果たす機能もアメリカにとっては重要です。

オークランドの見所

港湾都市の様相を呈しているオークランド。サンフランシスコ湾を眺める絶好のロケーションに位置する街には、先進的な街並みと歴史的な街並みが同居しています。「オールド・タウン」はビクトリア様式の建物が並ぶ歴史的なスポット、散策するだけでも楽しめるでしょう。「オークランド博物館」は街や州の歴史を伝える場所です。そのほか「チャボット宇宙科学館」や「ジャック・ロンドン・スクエア」にも注目。街の見所を紹介します。

オークランドの歴史ある街並み「オールド・タウン」

「オールド・タウン(Old Town)」はその名の通り、オークランドの歴史を伝えるヒストリックなエリアです。オークランド内でも屈指の美しさを誇る佇まいは必見でしょう。ビクトリア様式の建物が並ぶ壮観な姿は多くの人々を魅了しています。かつてはフォーマルな装いが似合う場所だったオールド・タウン。現在もその高貴な雰囲気は壊れることなく、上品なショップやレストランが軒を連ねています。ハイセンスなお店ばかりで選ぶのに苦労してしまうでしょう。ウィンドウショッピングをするのも面白いかもしれませんね。

オークランドの歴史、カリフォルニア州の歴史を伝える「オークランド博物館」

「オークランド博物館(Oakland Museum of California)」は1969年に創設された博物館。館内では充実の展示からオークランドやカリフォルニア州の歴史を知ることができます。車や馬車、楽器や絵画に彫刻に至るまで、ジャンルもさまざまな展示の数々は必見でしょう。参加型のアクティビティも充実しており、家族連れでも楽しめます。歴史や芸術、自然科学に至るまで、街や州の発展の軌跡を知ることで滞在をより楽しむことができますよ。

金曜日の夜には「フライデーナイト」のイベントを開催。野外での音楽生演奏や屋台の出店、地元のビールやワインまで活気ある雰囲気の中で贅沢な時間を過ごせるでしょう。博物館に併設された庭園も整備が行き届いており、美しいものです。館内の展示はもちろん、イベントや庭園まで楽しめる、オークランド博物館へぜひ足を運んでみてください。

宇宙の片鱗を身近に感じる場所「チャボット宇宙科学センター」

「チャボット宇宙科学センター(Chabot Space & Science Center)」は、オークランドのヒルズ群の一角にある施設。太陽や月、気候変動やプラズマに関する展示やアクティビティが充実しています。カプセルや宇宙服の展示もあり、月面着陸のシーンを体験することもできますよ。地球にいながらにして宇宙の神秘に触れることができる、貴重な場所です。展望スペースも完備されているので、街の景色を眺めるときにもオススメですね。

チャボット宇宙科学センターには直径21mを誇るプラネタリウムが設置されています。星々の解説を聴きながら、のんびりとした時間を過ごすのも一興でしょう。また、3台用意されている天体望遠鏡にも注目。惑星や彗星の姿を間近で鑑賞できる機会は、見逃せないでしょう。美しい天体を望むためには、夜の時間帯に訪れるのが最適です。カフェも併設されており、長時間の滞在も楽しむことができます。宇宙の片鱗をこの場所で覗いてみては?

ウォーターフロントの複合施設と広大なレイク湖、食を楽しむならテメスカルで!

「ジャック・ロンドン・スクエア(Jack London Square)」はオークランドのウォーターフロントに位置する大型の複合施設。サンフランシスコ湾の端にある施設は、サンフランシスコ出身の小説家「ジャック・ロンドン(Jack London)」の名を冠しています。少年時代をオークランドで過ごしたという彼の銅像も設置されていますよ。ぜひ探してみてください。ゆかりのバーでレトロな雰囲気に浸りながら話に華を咲かせるのもよいでしょう。

併設のハーバーには、海の上の灯台として活躍していた「リリーフ号」やルーズベルト大統領のクルーズ船「USSポトマック」も展示されています。また、ファーマーズマーケットや野外での映画上映など、イベントも豊富に開催。目移りするようなお店の数々にも注目です。オークランド屈指の観光地。ジャック・ロンドン・スクエアは外せませんね。

「レイク湖(Lake Merritt)」はアメリカで初めての野生動物保護地区に指定された場所です。とくに野鳥の姿が多く見られる場所。カヌーやボートをレンタルして、バードウォッチングを楽しんでみるのもよいでしょう。また、湖を囲うように設置された遊歩道の全長は5.6km。晴れた日には散歩がてら歩いてみるのも一興ですよ。夕暮れ時には4,000以上の電球が輝く幻想的な空間。光のネックレスというべき光景は、必見といえるでしょう。

「テメスカル(Temescal)」はオークランドの最先端が集まる流行の発信地。街路樹が連なる美しいストリートは必見です。フライドチキンやサンドイッチ、地元のビールやワインなどのお店が充実。オークランドで美食を楽しむなら、この場所を置いて他にはありません。キレイなストリートを目にしながらいただく食事は、思い出に深く残るはずです。

見所豊富、魅力の詰まったオークランドで思い出に残る滞在を!

偉大なる野球選手フランク・ベイカー。その野球人生始まりの場所オークランドの魅力を、ふんだんにお伝えしてきました。古きよき街並みといえるオールド・タウンやオークランド博物館、チャボット宇宙科学センターなど、見所は満載。先進的な街並みと歴史的な街並みの調和もお見逃しなく。印象に残る滞在を、あなたにお約束いたします。

「オークランド国際空港(Oakland International Airport)」は、オークランドの中心地から南へ7kmの地点に位置する空の玄関口です。電車も乗り入れているため、空港から街へのアクセスも快適でしょう。また、前述したようにオークランドは近隣の主要な街への交通の要所です。周遊の拠点とするにもよいでしょう。さまざまな魅力が根付いた街オークランド。次回の旅はパスポート片手に、ぜひこの街を訪れてみてはいかがでしょうか?

※本記事はコロナウイルス感染症拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

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