オタワ(カナダ):世界的なシンガーソングライター、アラニス・モリセットの故郷

カナダ出身の『アラニス・モリセット』は世界的なシンガーソングライターです。自主制作で発表したアルバムから人気に火がつき、カナダ国内で人気を集めた彼女は、世界デビューを飾ってからも脚光を浴び続けています。俳優としての活動にも注目でしょう。そんなアラニス・モリセットの故郷がカナダの首都『オタワ』です。国会議事堂や美術館、博物館が立ち並ぶ文化的な街。アラニス・モリセットとオタワの魅力を、お伝えします。

世界的なシンガーソングライター『アラニス・モリセット』

『アラニス・モリセット(Alanis Morissette)』は、女優業もこなすカナダ出身のシンガーソングライターです。1995年に世界デビューを飾ってから、カナダのジュノー賞やアメリカのグラミー賞など、名誉ある賞を多く受賞してきました。2006年に公開された映画『ナルニア国物語』に、楽曲を提供したことでも有名です。この楽曲『ヴァンダーキンド』は2010年に開催されたバンクーバーオリンピックの閉会式で披露され、話題を集めました。

1974年、カナダの首都であるオタワに誕生したアラニス・モリセットは、6歳の頃からピアノの演奏を始めたといいます。9歳の頃には自身での作詞を始め、10歳のときにはテレビ番組にレギュラーで出演していました。このときの出演料を元にシングル曲を自主制作、発表した作品はカナダ国内で瞬く間に人気を集めたといいます。この経験が、アラニス・モリセットのシンガーソングライターとしての始まりといってもよいでしょう。

1991年、高校生のときに発表したアルバムがカナダ国内で大ヒットを記録し、再度の注目を集めました。19歳からはアメリカのロサンゼルスへ移住し、活動の幅を広げていったといいます。世界デビューを飾った後の活躍は、多くの受賞歴が物語っているでしょう。また、テレビや映画にも出演する女優としての表情も持ち合わせています。数々の活躍が注目されるアラニス・モリセット。そんな彼女の故郷が、カナダの首都『オタワ』です。

アラニス・モリセットの故郷『オタワ』

アラニス・モリセットの故郷である『オタワ(Ottawa)』は、カナダのオンタリオ州に属する首都です。バイタウンという小さな村が前身のオタワは、1858年からカナダの首都の役割を担ってきました。街の規模はトロントやモントリオール、カルガリーに次いで国内第4の規模を誇っています。オタワには英語のほかにフランス語やイタリア語を話す人も多く、バイリンガルの人も珍しくないといいます。国際性豊かなことも街の特徴でしょう。

また、オタワは『チューリップ・シティ』とも呼ばれています。チューリップはオランダとの友好の証として親しまれており、毎年5月には世界でも最大規模のチューリップ・フェスティバルが開催されています。1953年から開催されているこのイベントを目当てに、オタワを訪れてみるのもよいでしょう。冬にはオタワを流れるリドー運河が凍り、世界最大のスケートリンクへと早変わりします。さまざまな見所が、滞在を彩ってくれますよ。

オタワの見所

オタワの始まりには1832年に開通したリドー運河が大きく関係しています。このリドー運河はユネスコ世界遺産にも認定されており、オタワで屈指の観光スポットにもなっているのです。そのほか『カナダ国会議事堂』や『ノートルダム大聖堂』、『カナダ国立美術館』などは見所の筆頭でしょう。オタワでぜひ食べておきたい名物は、ビーバーの尻尾を模した『ビーバーテイル』です。オタワの見逃せない見所を紹介します。

オタワのシンボル『カナダ国会議事堂』

『カナダ国会議事堂(Parliament of Canada)』は1866年、イギリスの統治時代に建造された、オタワのシンボルです。過去に火災によって焼失してしまい、現在の建物は1922年に再建されました。ネオ・ゴシック様式の国会議事堂は中央と西、そして東の3棟から成り立つ威風堂々の佇まいが自慢です。部屋の総数はなんと490にもなるのだとか。中でも19世紀に建造された円形の図書館は見逃せません。所蔵冊数はなんと50万を超えるそうです!

国会議事堂では、夏の期間限定ですが『衛兵交代式』もおこなわれます。見事なまでの衛兵たちの姿には感動すら覚えるでしょう。また、中央にそびえる高さ92mの『平和の塔』にも注目です。平和の塔には展望台が設置されており、エレベーターを使って登ることもできます。360℃見渡せるオタワの街並みは、まさしく絶景ですよ。国会議事堂ではガイドツアーも催行されています。ぜひ参加して、建物を隅々まで堪能してみてくださいね。

金色の聖母子像が見守る『ノートルダム大聖堂』

『ノートルダム大聖堂(Cathedral-Basilica of Notre-Dame)』は1885年に建造が完成した、オタワで最古かつ最大の教会です。銀色の2つの塔が印象的な大聖堂は、ゴシック・リバイバル様式を採用して建造されました。2つの塔の中央には金色の聖母子像が設置されています。幼いキリストを優しく抱える聖母マリアの銅像、その微笑みはあなたの心も癒してくれるはずです。

ノートルダム大聖堂の内部は、緑色のマーブル模様の石柱や、天井に描かれた青と星の装飾が鮮やかな空間です。聖書の場面が描かれたステンドグラスにも注目でしょう。また、金色の装飾が施された豪華絢爛な祭壇も見逃せません。運がよければ美しいパイプオルガンの音色を耳にすることもできるでしょう。外観の落ち着いた印象からは信じられないような、鮮やかな空間は必見です。ノートルダム大聖堂へ、ぜひ訪れてみてください。

オタワの芸術鑑賞ならココ『カナダ国立美術館』

『カナダ国立美術館(National Gallery of Canada)』は、1880年に開館した歴史ある美術館です。1988年には現在の建物へと移転し、歴史を重ねてきました。建物は全面がガラス張りになっており、館内に展示されている作品と同様に見応えがあります。正面には彫刻家である『ルイーズ・ブルジョワ』の作品『ママン(Maman)』が展示されています。ママンは高さ9mにもなるクモの形をした作品で、国立美術館のシンボルとして有名です。

館内では、カナダの先住民であるイヌイットの彫刻や工芸品、アメリカやヨーロッパの美術品が多数展示されています。絵画や彫刻、写真などが充実していますよ。アメリカの現代美術を代表する『アンディ・ウォーホル』の作品や、『ルーベンス』や『パウル・クレー』など、名だたる芸術家の作品が展示されています。オタワでの芸術鑑賞なら、カナダ国立美術館は外せないでしょう。

ユネスコ世界遺産『リドー運河』

『リドー運河(Rideau Canal)』は1832年に開通を迎えた、オタワを流れる雄大な運河です。その全長は202kmにもなり、オタワと同じくオンタリオ州に属する街『キングストン』まで繋がっています。リドー運河は北米で最古の運河ともいわれており、オタワの前身である村の名前には、リドー運河の測量をした軍人の名前がつけられていました。2007年にはユネスコ世界遺産に認定されており、オタワで屈指の観光スポットでもあります。

リドー運河は夏には遊覧船が運行し、冬になって凍るとスケートリンクとして活躍します。スケートリンクの全長は7.8kmにもなり、世界一長いスケートリンクとして、ギネスにも認定されています。地元の人々は冬になるとスケートで通勤をするのだとか。この風景も、オタワの季節の風物詩といえるでしょう。夏にはゆったりと遊覧船で船旅を、冬にはスケートリンクでアクティブに、季節で異なる楽しみがあるリドー運河は必見ですね。

オタワの名物!その名は『ビーバーテイル』

カナダ各地で人気の名物『ビーバーテイル(BeaverTails)』は、オタワが発祥の地です。ビーバーテイルとは、簡単にいえば揚げパンに砂糖をまぶしたスナックのようなもの。モチモチの食感とトッピングのナッツやキャラメルの甘さがクセになる、オタワで必食の名物です。カナダの特産であるメープルシロップをたっぷりとかければ、もうやみつき!名前通りビーバーの尻尾の形をしたビーバーテイル、ぜひ味わってみてくださいね。

カナダの首都オタワで優雅な滞在を!

世界的な知名度を誇るシンガーソングライター、アラニス・モリセットの故郷であるオタワの魅力をご紹介してきました。カナダの首都ではありますが、街の規模はそう大きなものではありません。観光スポットも集中しているので、街歩きもしやすいでしょう。カナダ国会議事堂やノートルダム大聖堂など、豊富な見所をじっくりと堪能してみてください。名物のビーバーテイルの食べ過ぎには、注意してくださいね。

オタワの玄関口は『オタワ・マクドナルド・カルティエ国際空港(Ottawa Macdonald-Cartier International Airport)』です。オタワの市街地まではおよそ10kmの距離に位置しており、アクセスはバスの利用が一般的です。所要時間はおよそ30分ほどですよ。歴史的な建物が立ち並ぶオタワは、博物館や美術館も豊富です。カナダの歴史や文化に触れる、格好の機会になるでしょう。オタワに流れる優雅な時間を、ぜひ堪能してみてください。

※本記事はコロナウイルス感染拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

関連記事一覧