ドバイ(アラブ首長国連邦):アテネ五輪の金メダリスト、アハメド・アル=マクトゥームのふるさと

『アハメド・アル=マクトゥーム』は、アテネオリンピックで国内初の金メダルを獲得した人物です。競技種目は射撃で、これまでにない快挙を成し遂げました。その功績はアラブ首長国連邦の歴史に深く刻まれるものでしょう。そんなアハメド・アル=マクトゥームの出身地が、いくつもの“世界一”の記録を持つ、中東屈指の世界都市『ドバイ』です。アハメド・アル=マクトゥームとドバイの魅力を紹介します。

アテネ五輪の金メダリスト『アハメド・アル=マクトゥーム』

『アハメド・アル=マクトゥーム(Ahmed bin Hasher Al Maktoum)』は1963年生まれ、アラブ首長国連邦を構成するドバイ首長国出身の人物です。幼少期から狩猟をおこなっていたというアハメド・アル=マクトゥームは、2004年に開催されたアテネオリンピックで射撃競技の選手として出場、国内初の金メダルを勝ち取りました。オリンピックでのメダル獲得自体が初めてにも関わらず、いきなりの金メダルは歴史的な快挙でしょう。

しかも、樹立した記録は当時のオリンピックの大記録です。さぞかし長いキャリアを誇っているのかと思いきや、射撃をスポーツとして始めたのは34歳。狩猟の経験があったとはいえ、その事実には驚きです。また、射撃を始める前には、スカッシュでアラブ首長国連邦のチャンピオンの座に輝いていることから、抜群の運動センスを持った人物といえるでしょう。そんなアハメド・アル=マクトゥームの故郷が『ドバイ』です。

アハメド・アル=マクトゥームのふるさと『ドバイ』

『ドバイ(Dubai)』はドバイ首長国の首都です。中東のほぼ中央に位置しているドバイは、7つの首長国から構成される“アラブ首長国連邦”の中で中心的な役割を果たしています。特に21世紀に入ってからの発展の勢いはすさまじく、中東屈指の世界都市ともいわれています。超高層ビルやショッピングモールにリゾート地など、さまざまな分野に及ぶ開発の波は、今後もドバイの名声を広げていくでしょう。まさに中東の商業中心地です。

今でこそ世界的に知られるドバイですが、かつては小さな漁村だったことはあまり知られていないかもしれません。1830年代に部族がアブダビからの移住したことを境に、発展は進んでいきました。20世紀には商人の拠点として注目を集め、経済特区や大型の港湾などの開発がおこなわれ、ドバイは中東で随一の発展を遂げてきたのです。現在進行形で開発は進められており、“世界一”を冠する施設もますます増加していくでしょう。

現在、世界最高の高さを誇る超高層ビル『ブルジュ・ハリファ』や、ヤシの木を模した『パーム・ジュメイラ』、世界唯一の7つ星ホテルである『バージュ・アル・アラブ』など、世界的に有名なスポットが目白押しです。また、ドバイで最も美しいといわれる『ジュメイラ・モスク』も見逃せないでしょう。中東の都市ドバイの見所を紹介します。

世界一高い超高層ビル『ブルジュ・ハリファ』

『ブルジュ・ハリファ(Burj Khalifa)』はドバイのランドマーク、超高層ビル街である“ダウンタウン・ドバイ”に位置しています。高さ828mを誇るブルジュ・ハリファは、2010年に開業して以来“世界一高い超高層ビル”の地位を確立してきました。163階建てのビルディングにホテルはもちろん、レジデンス(居住区)やレストランも完備されています。124階に展望台“At The Top(アット・ザ・トップ)”があり、ドバイの街並みを堪能できます。

展望台の高さは452mです。昼間は砂漠にたたずむドバイの姿を、夜には幻想的に輝くドバイの摩天楼群を目の当たりにできます。もちろん、展望台に向かうためのエレベーターも超高速です。ドバイで屈指の人気を誇るため、できれば事前予約をしておきましょう。また、ブルジュ・ハリファは2011年に公開の映画“ミッション・インポッシブル・ゴーストプロトコル”の舞台にもなっています。訪れる前に映画を観ておけば、より楽しめるのではないでしょうか。

また、展望台からは時間が合えば、世界最大の噴水である『ドバイ・ファウンテン(Dubai Fountains)』の噴水ショーが上から鑑賞できます。噴水の長さは275m、吹きあがる水の高さは150mにもなるそうです。テーマに合わせた素晴らしい水の芸術は、一見の価値ありです。ショーの時間はおよそ5分で、もちろん地上からの鑑賞も可能です。料金も無料ですので、ぜひ合わせて遊びにいってみてください。息を飲む美しさを、お約束します。

宇宙からもみえるヤシの木『パーム・ジュメイラ』

『パーム・ジュメイラ(Palm Jumeira)』は“ヤシの木”をモチーフに設計された、世界最大級の人工島です。ペルシア湾に浮かんだパーム・ジュメイラは、宇宙からもそのカタチが確認できるのだとか。

中央の幹にあたる部分から、放射状に16本の枝にあたる部分が伸びています。その見た目はまさしくヤシの木ですよ。周囲は三日月型の堤防があり、海底トンネルで往来をすることができます。居住者以外立ち入り禁止のヤシの葉は、世界的なセレブが邸宅を構える高級住宅街です。

世界で唯一の7つ星ホテル『バージュ・アル・アラブ』

『バージュ・アル・アラブ(Burj al-Arab)』は“アラブの塔”を意味し、世界で唯一七つ星を公言するホテルです。1999年にオープンして以来、世界中からの観光客を魅了してきました。高さは約320m。独特の形状は船の帆をイメージし、夜にはライトアップでさまざまな色に染められドバイの夜を幻想的に彩っています。内部鑑賞できるのはホテル利用者だけですが、レストラン利用でも入ることができますよ。贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

ドバイで最も美しいモスク『ジュメイラ・モスク』

『ジュメイラ・モスク(Jumeirah Mosque)』は、1979年に完成を遂げた建物です。ファーティマ朝時代の建築様式を採用しており、その均整のとれた外観から“ドバイで最も美しいモスク”と称されています。土色の外壁と2本のミナレット(尖塔)、中央に設置されたドーム天井がシンボルです。鮮やかに装飾された天井や壁にも注目してください。内部鑑賞するにはガイドツアーへの参加が必須ですので、事前リサーチをしてから訪れましょう。

ドバイの名物『フムス』

『フムス(ḥummuṣ)』はアラブの伝統料理、ひよこ豆のペーストを主に使ったヘルシーな料理です。すりつぶしたひよこ豆の中にゴマやニンニク、オリーブオイルなどを加えたもので、滑らかでまろやかな味わいがクセになります。カロリーは低く栄養価が高いことから、近年は“スーパーフード”としても注目を集めていますよ。ピタやクラッカーなどをディップして食べれば、豊かな風味に満足するはず!ドバイでフムスは鉄板のおすすめです。

中東屈指の観光都市、ドバイの魅力を隅々まで

アテネオリンピックの金メダリスト、アハメド・アル=マクトゥームの出身地であるドバイの魅力や見所を紹介してきました。世界各国に観光都市といわれる街はたくさんありますが、そのなかでも一際違う個性があるのがドバイです。ブルジュ・ハリファやパーム・ジュメイラ、バージュ・アル・アラブなど、いくつもの“世界一”を隅々まで楽しんでみてください。また、モスクのような“世界一”美しいスターバックスもあるので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

ドバイの玄関は『ドバイ国際空港(Dubai International Airport)』です。乗り換えであっても楽しめるほど、空港内の施設も充実しています。時間に余裕があれば、ぜひ空港内を散策してみてくださいね。市街地へのアクセスはバスや電車などがありますので、迷うことはないでしょう。観光スポットのみならず、グルメや交通機関の充実も魅力のドバイ、ぜひ次回の旅の目的地に選んでみてはいかがでしょうか。贅沢な時間をお約束しますよ!

出典:
【ウィキペディア】アハメド・アル=マクトゥーム2021.02.19
【ウィキペディア】ジュメイラ・モスク2021.02.19

※本記事はコロナウイルス感染拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

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