パース(オーストラリア):俳優ヒース・レジャーの誕生した場所

2008年に公開されたダークナイトで、悪役“ジョーカー”を演じた俳優『ヒース・レジャー』。アイドルのような端正なルックスと並外れた演技力は、世界中で評価と賞賛の嵐を巻き起こしてきた。28歳で亡くなった後も、その評価は変わることなく輝かしい栄光に包まれている。そんなヒース・レジャーの出身地が、オーストラリアの『パース』である。“世界一住みやすく美しい街”とも称される街。俳優ヒース・レジャーとパースの魅力を、詳しくお伝えしていこう。

オーストラリア出身の俳優『ヒース・レジャー』

『ヒース・アンドリュー・レジャー(Heath Andrew Ledger)』は1974年生まれ、オーストラリアのパース出身の俳優です。26歳のときに映画ブロークバック・マウンテンの演技が注目を浴び、アカデミー賞主演男優賞にノミネート、2008年に出演したダークナイトでアカデミー賞助演男優賞を受賞しました。アイドルのように端正なルックスを持つ一方で、圧倒的な演技力に定評のある人物です。役作りに没頭することも多く、そのカリスマ性も脚光を浴びました。

彼は10歳の頃に当時通っていた寄宿学校で初めて演技に触れ、16歳の頃に俳優の夢を追いかけることを決意。1999年にハリウッドデビューを飾る前は、オーストラリアでテレビや映画に出演していました。活動初期から演技力の高さが際立ち、“演技における奇跡”と称されたこともあります。

特に映画ダークナイトの悪役『ジョーカー』の演技は、世界を熱狂の渦に巻きこみました。28歳のときに、薬物の併用摂取による中毒で亡くなってしまったというヒース・レジャー。その圧倒的な演技力は、今後も語り継がれていくでしょう。そんなヒース・レジャーの出身地が、オーストラリアでも人気の街『パース』です。パースの魅力を紹介します。

ヒース・レジャーの出身地『パース』

『パース(Perth)』は、オーストラリアの国土の1/3を占める西オーストラリア州の州都です。地中海性気候で年間を通して温暖なパースは、リゾート地としても有名でしょう。その美しさ、住みやすさから、“世界一美しく住みやすい街”と称されています。また、移住者が多く、多様性が溢れていることもパースの特徴でしょう。中でもイギリスからの移住者が多く、郊外ではイギリス出身の住民が20%を占めているのだそうです。このことからもわかるように大変魅力豊かな街です。

パースの起源は1829年まで遡ります。金やニッケル、ダイヤモンドなどの鉱物発掘を通して、飛躍的な発展を遂げてきました。そんなパースの見所は、中心地にあるパースのシンボル『ベル・タワー』や1888年に建造された『聖ジョージ大聖堂』、自然豊かな憩いの場『キングス・パーク』です。また、雄大なインド洋に浮かぶ『ロットネスト島』や世界遺産『シャーク・ベイ』も注目でしょう。街の見所を紹介します。

パースのシンボル『ベル・タワー』

『ベル・タワー(Bell Tower)』はパースを流れるスワン川沿い、街の中心部『パラック広場』にある街のシンボルです。2000年に完成したもので、高さ82.5mにもなります。

名前の通り、ベル・タワーの頂上付近には18個のベルが設置されています。オーストラリア建国200周年を記念して設置されたもので、定期的に美しいメロディを奏でてくれます。タワー内には世界中から集めた鐘の展示や、鐘の仕組み・歴史の解説があり、ギフトショップもあります。

ベル・タワーの入口には、カップルの永遠の愛を誓った“ラブ・ロックス(Love Locks)”があります。南京錠を掛けることで、2人の永遠の愛を誓い合うことができるといわれています。ぜひ、カップルで訪れてみてはいかがでしょうか?上部に展望台も設置されているので、パースの街並みを眺めることもできますよ。世界一ともいわれるパースの景観を堪能できる、またとない機会になります。ライトアップもされるので、昼夜の雰囲気の違いを楽しむのもおすすめですよ。

1888年に建造された『聖ジョージ大聖堂』

1888年に建造されたイギリス国教会の教会が『聖ジョージ大聖堂(Saint George’s Cathedral)』です。ビジネス街の一角に突然現れるため、雰囲気の違いにまず驚くでしょう。赤いレンガの重厚な造りでゴシック様式を採用しています。正面のバラ窓が華やかに建物を彩っています。内部はステンドグラスから差しこむ光が厳粛な雰囲気を演出しています。パイプオルガンも設置されており、厳かな空気が満ちています。静かに鑑賞してみてくださいね。

パースの豊かな自然を堪能できる『キングス・パーク』

『キングス・パーク(Kings Park)』は高台に位置する、公園や植物園、カフェなどがある複合的な空間です。自然の恵みを受けながら、のんびりと散策するだけでも楽しめるでしょう。個性豊かなカフェでのんびり過ごすのもおすすめです。ひときわ目立つ場所にあるのが“戦争記念碑”です。ここからの景色はパーク内で随一、パースの絵葉書のような景観が堪能できます。夜は輝くような街並みを眺め、ロマンチックな時間をぜひどうぞ。

インド洋に浮かぶ『ロットネスト島』

パースの西およそ18kmの距離にある『ロットネスト島(Rottnest Island)』は、パースから最も近いリゾートアイランドです。フェリーを使えば約90分でアクセスできます。圧倒的に澄み渡るインド洋の中、サーフィンやダイビングなどのアクティビティを楽しむことができるでしょう。また、世界一幸せな動物といわれる、ロットネスト島の固有種クオッカと触れ合うチャンスもあります。クオッカはポケモンの『ピカチュウ』のモデルになっている動物ですよ。

穏やかな気候の中、のんびりとアクティビティを楽しんだりクオッカと戯れたりする時間はパース滞在のハイライトになるでしょう。日帰りも十分可能なので、ぜひ訪れてみてください。

ユネスコ世界遺産に認定『シャーク・ベイ』

『シャーク・ベイ(Shark Bay)』はパースから車でおよそ10時間、飛行機でおよそ2時間30分の距離にある場所です。1991年、西オーストラリア州で初めてのユネスコ世界遺産に認定されました。シャーク・ベイには世界最大の海藻の森があるほか、32億年前から生息している“ストロマライト”が現生していることでも知られています。また、白く細かい貝殻の砂浜『シェル・ビーチ(Shell Beach)』もありますよ。地球の奇跡を体感できる貴重な時間になるはずです。

パースの名物『スワンバレー』の地産ワイン

『スワンバレー(Swan Valley)』はパースから車でおよそ30分の距離にある、西オーストラリア最古のワイン生産地です。40軒のワイナリーやビールの醸造所、蒸溜所などがあるワイン街道を巡れば、味わい豊かなワインやビールを堪能することができるでしょう。中でも、西オーストラリアで最古のワイナリーのひとつ『サンダルフォード・ワイン(Sandalford Wines)』はおすすめです。1840年から歴史あるワイナリーで、地産ワインをぜひ味わってみてください。

西オーストラリアの中心地、パースでのんびりとした時間を

オーストラリア出身の俳優パース・レジャーの故郷、パースの魅力や見所を紹介してきました。世界一住みやすく、また美しいといわれるパースには、たくさんの魅力がありました。ベル・タワーや聖ジョージ大聖堂、キングス・パークなどの見所を、ぜひじっくりと堪能してみてください。温暖な気候が特徴のパースで、マリン・アクティビティを楽しんでみるのもよいでしょう。可愛らしいクオッカに出会えたら、心も体も癒されること間違いなしですよ!

パースの玄関は『パース空港(Perth Airport)』です。空港から市街地まではタクシーやバス、配車アプリの『Uver(ウーバー)』を活用してみてください。所要時間はおよそ30分です。同じくオーストラリアの主要都市シドニーから飛行機で約4時間、メルボルンから飛行機で約3時間30分の距離です。自然豊かなパースの魅力、ぜひあなた自身で味わってみてくださいね。

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