香港(中国特別行政区):国際的な映画俳優・ジャッキーチェンの出身地

世界を舞台に活躍している映画俳優『ジャッキー・チェン』は、本格的なアクションの中にコミカルな要素を取り入れた立役者だ。俳優以外に映画監督としてのセンスもあり、マルチな才能の持ち主と言えるだろう。そんなジャッキー・チェンの出身地が、中国特別行政区『香港』である。100万ドルの夜景が眺められる世界屈指の先進的な街だ。世界的な映画俳優ジャッキーチェンと、その故郷である香港の魅力を当記事で余すところなく紹介していこう。

国際的な映画俳優『ジャッキー・チェン』

『ジャッキー・チェン(Jackie Chan・成龙)』は1954年生まれ、中国特別行政区の香港出身の俳優です。活動初期はアジアを舞台に活躍し、1995年に公開された“レッド・ブロンクス”のヒット以降は、ハリウッド俳優として世界的に人気を集めるようになりました。本格的アクションの中にコメディ要素を散りばめた、ジャッキー・チェンならではの世界観がファンを惹きつけています。2016年にアカデミー名誉賞を受賞するなど、世界トップクラスの人気を誇る俳優の一人です。

7歳から演劇や武術を学んでいたというジャッキー・チェンは、およそ10年の勉強ののちエキストラやスタントマンとして活動を始めました。歴史に残る偉大なアクションスター、ブルース・リーの主演作『燃えよドラゴン』にも、エキストラとして登場しています。1980年代には香港映画界を代表するスターの座に登りつめ、1995年以降は東洋人を代表するハリウッドスターとなりました。2004年以降は香港や中国、そしてハリウッドと、多くのファンを魅了してきました。

サービス精神が旺盛で、ファンを大事にすることでも有名なジャッキー・チェン。その活躍ぶりは今後も注目が集まるでしょう。そんなジャッキー・チェンの故郷が、中国特別行政区の『香港』です。世界屈指の発展を遂げた独自の文化が溢れる場所、その魅力を紹介していきます。

ジャッキー・チェンの出身地『香港』

『香港(Hong Kong)』は中国の南部にある特別行政区です。特別行政区とは国内にあって独自の法律を持つなど、大きな自治権を持つ区画のことです。中国では香港のほかにマカオがこの特別行政区に指定されています。紀元前からの長い歴史を持った香港は、1552年に九龍の名称で歴史に登場しました。1842年から1997年までのおよそ150年に及ぶイギリス統治が続いていました。独自の文化や街並みは、このような背景の中で発展したのです。

世界でも上位の金融センターとして名前が挙がる香港は、富裕層がたくさん住む街としても有名です。世界三大夜景や不夜城など、ナイトライフの充実を示した呼称も定着していますね。中国の中にある異国ともいえる香港は、ときに混沌といわれる雰囲気が最大の魅力です。街並みを一望できる『ビクトリア・ピーク』や、世界的な交通量を誇る湾『ビクトリア・ハーバー』、パワースポットの『ハート・スートラ』など名所も豊富です。見所を紹介しましょう。

ビクトリア・ピークから見たビクトリア・ハーバー

100万ドルの夜景を一望『ビクトリア・ピーク』

『ビクトリア・ピーク(Victoria Peak・太平山)』は標高552m、香港島の最高峰です。夜景の名所として知られており、香港の代名詞である“100万ドルの夜景”は、このビクトリア・ピークから眺めることができますよ。アクセスは香港島の繁華街である中環から、バスやタクシーも利用できますが、一番のおすすめはピーク・トラムというケーブルカーです。1888年から営業しているというピーク・トラムの傾斜角度は27度もあり、まるでアトラクションのような時間を過ごせますよ。

ピーク・トラムに乗車しておよそ10分、到着するのはヴィクトリア・ピークの中腹にある駅です。駅にはピーク・タワーという施設が直結しており、展望台やギフトショップ、カフェなどが営業していますよ。『スカイテラス428』では名前の通り標高428mからの絶景を堪能できます。また、カフェでのんびりとリラックスしながら絶景を楽しんでみるのもおすすめです。ピーク・タワーの横には『太平山獅子亭』という展望台があり、無料で利用できますよ。

ピーク・タワー

昼は世界屈指の摩天楼群とハーバーのコントラスト、夜は宝石のように輝く100万ドルの夜景。時間によって表情を変える香港の超絶景を、ぜひ鑑賞してみてくださいね!

世界一の交通量を誇る湾『ビクトリア・ハーバー』

『ビクトリア・ハーバー(Victoria Harbour・维多利亚港)』は香港観光の中心である、香港島と九龍島の間に広がる湾を指します。船舶の交通量が世界一ともいわれるビクトリア・ハーバーでは、クルージングを楽しむのがおすすめですよ。1888年からの歴史を誇る『スター・フェリー』は、日常的な移動手段として親しまれています。観光用のクルーズツアーも催行しているので、観光目的でも楽しめますよ。レトロ感溢れるフェリーの見た目にも注目ですね。

スター・フェリー

また、毎日20時から13分間に渡って開催される光の祭典『シンフォニー・オブ・ライツ(Symphony of Lights・幻彩詠香江)』は、香港観光のハイライトになるはずです。ギネスにも認定されたライトを使った、幻想的なショータイム。目まぐるしく変わる摩天楼の表情に、きっと心を奪われるはずです。鑑賞するなら対岸にある九龍半島の最南端『尖沙咀(チムサーチョイ)プロムナード』がおすすめです。とても混み合うので時間に余裕を持ってどうぞ。

シンフォニー・オブ・ライツ

香港一のパワースポット『ハート・スートラ』

『ハートスートラ(Wisdom Path・心経簡林)』はランタオ島にある香港一のパワースポットです。38本ある木の柱の高さは10mほどで、それぞれに般若心経の文字が描かれています。こう聞くだけですでに神秘的な力を感じますが、ハートスートラはそれらの柱がインフィニティ(∞)を描いています。山の上から下に向かって組まれた柱に、未知のパワーを感じることでしょう。敷地内にある石に座るだけでもパワーを受け取ることができるのだとか。

ハート・スートラを訪れるなら、おすすめの移動手段が『ゴンピン360』というロープウェイです。およそ25分の空中散歩、海の上を走るような浮遊感を楽しむことができますよ。混雑することもあるので、そのときはバスの利用もおすすめです。また、ハートスートラに向かう途中にあるのが『天壇大仏』です。天壇大仏は世界最大の野外大仏で、高さ34mの巨大な仏様です。ハートスートラから徒歩で15分の距離にあるので、立ち寄ってみるのもおすすめです。

公式

香港の目抜き通り『ネイザン・ロード』

『ネイザン・ロード(Nathan Road・彌敦道)』は全長3.6kmの香港最大のストリート、香港の目抜き通りともいえます。ネイザンロードには“東洋の貴婦人”とも呼ばれる高級ホテル『ペニンシュラ』をはじめとしたホテル群や、『男人街』や『女人街』などのナイトマーケットも充実しています。困ったときはネイザン・ロードを目的地にすれば間違いないでしょう。天井が開いたオープントップバスで観光気分も味わえますよ。ぜひ足を運んでみてくださいね。

ペニンシュラホテル

香港の名物『ミーシェン』

『ミーシェン(Mǐxiàn・米線)』はお米を素材にした麺料理です。コシがなく丸く滑らか、独特のモチモチ食感は初めて食べた人の心もガッチリ掴んでくるでしょう。香港には専門店もあるくらい人気のメニューで、野菜や肉団子など、トッピングの種類も豊富です。スープの種類や辛さなど、お店ごとに個性があるので食べ歩きをしてみるのも楽しめますよ。あなた好みのミーシェンを、ぜひ滞在中に探してみてはいかがでしょうか?やみつきになる味ですよ!

見所満載の香港は観光にもおすすめの街です

世界的なアクション俳優・ジャッキー・チェン、その出身地である香港の魅力を紹介してきました。100年以上のイギリス統治の影響から独自の文化背景がある香港は、世界でも人気のある観光地のひとつです。夜景や美食など、多様な魅力をぜひ堪能してみてください。また、香港には『香港ディズニーランド(Hong Kong Disneyland・香港迪士尼樂園)』もあります。7つのテーマにわかれた園内で、童心に帰るのもよいでしょう。

香港の玄関口は『香港国際空港(Hong Kong International Airport・香港國際機場)』です。世界最高の空港のひとつともいわれているので、空港内で時間を過ごしてみるのも一興です。市街地までのアクセスはバスかタクシーを利用しましょう。所要時間はおよそ20分〜30分です。公共交通機関を利用するときは、ICカードの『オクトパス・カード』を利用しましょう。混雑をスムーズに回避することができますよ。魅力溢れる香港へ、ぜひ訪れてみてください。

※本記事はコロナウイルス感染拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

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