ケルン・チョコレート博物館:世界最大級のチョコレートの博物館

ケルン・チョコレート博物館はドイツ第4の街、ケルンにある博物館です。博物館ではチョコレートの歴史やカカオが栽培されている風景、さらに実際にチョコレートが作られる工程を見学することができます。船の形を模したオシャレな建物で、のんびりとおいしいチョコレートをいただくのもおすすめです。そんなケルン・チョコレート博物館の歴史や見どころを紹介します。

◼︎ケルン・チョコレート博物館とは

ケルン・チョコレート博物館があるのはドイツ第4の街ケルンです。ケルンは世界遺産にも認定されている有名なランドマーク・ケルン大聖堂や、ヨーロッパで最古の大学のひとつであるケルン大学があることでも知られています。そんなケルンにあるチョコレート博物館は、元々チョコレート工場の創業者でありチョコレート王と呼ばれた、ハンス・イムホフによって1993年に設立されました。イムホフの故郷であるケルンのライン川に寄り添う、まるで船のような個性的なデザインをした建物もその魅力の一つです。

ガラス張りでモダンな雰囲気の博物館内に一歩足を踏み入れると、甘く香ばしいチョコレートの香りが出迎えてくれます。入場券購入時には、博物館のスポンサーになっているスイスのチョコレートメーカー・リンツのチョコレートがもらえます。ニコッと笑顔で微笑むパッケージに、すぐに心を掴まれるでしょう。館内ではチョコレートの歴史が解説されており、古代マヤ文明・アステカ文明から始まったチョコレートの遥かな歴史を学ぶことができます。

昔、チョコレートは飲み物として人々に親しまれていました。そんな時代に使用されていた貴重な磁器や陶器、希少なチョコレートの自動販売機も展示されています。ギフトショップやカフェもあるので、お土産を買ったり休憩をしたりするにもよいでしょう。嬉しいことにショップやカフェだけの利用なら入場は無料です。ケルン大聖堂からも徒歩圏内なので、散策がてら訪れてみるのもよいでしょう。ライン川を眺めながらのひとときは、まさしく至福のひとときです。

このように、ケルン・チョコレート博物館ではチョコレートに関するさまざまな体験を楽しむことができます。あまり知られていませんが、実はドイツのチョコレート消費量は世界第2位です。他のどんな国の人々よりもドイツの人たちはチョコレートを愛しているのです。そんなドイツの人たちを魅了する博物館、その見どころはいったいどんなものなのでしょうか?

◼︎ケルン・チョコレート博物館の見どころ

チョコレートの歴史や貴重な磁器、陶器の展示にショップやカフェまで、ケルン・チョコレート博物館の見どころは多いです。ここからはその魅力をさらに深掘りして、博物館内の主要な見どころを紹介していきましょう。

・カカオの栽培ブース

ケルン・チョコレート博物館の一階ではチョコレートの原料となるカカオが温室で栽培されています。少しむわっとする暑さ・湿度でカカオは栽培されています。これまでチョコレートを食べたことはあっても、その原料であるカカオは見たことがないという方がほとんどではないでしょうか?元気に成長しているカカオを見れば、チョコレートのおいしさをより一層感じられるでしょう。

もちろん、カカオについての解説も充実しており、カカオができるまでの工程を事細かに知ることができるでしょう。未知のカカオの正体を、ぜひこの場所で解き明かしてみてください。

・チョコレートの製造工場

博物館内にはスポンサーとなっているリンツのチョコレートが製造されている工場があります。機械の一部はガラス張りになっており、より詳細な製造手順を見学することができるでしょう。トリュフ型やタブレット型など、形が異なるチョコレートが次々に製造されていく様は圧巻です。しかも、工場ではできたてのチョコレートを試食することもできます。とろけるようなできたてのチョコレートの味わいは、まさに幸せの味といえるでしょう。

また、館内ではチョコレート作りが体験できるブースもあります。チョコレートを溶かして固めることはあっても、1から作る経験はなかなかできるものではないでしょう。そのほか、自分だけのオリジナルチョコレートを作ってもらうこともできます。別料金にはなりますが、好みのトッピングを選ぶことができ、包装まで行ってくれます。完成までの時間はおよそ45分です。もし時間に余裕があれば試してみてはいかがでしょうか?

・黄金のチョコレートファウンテン

博物館の目玉ともいえるのが高さ3mのチョコレートファウンテンです。黄金色のカカオが実った木を模しており、見た目のインパクトは抜群です。重量200kg分のチョコレートが噴水のように流れる光景は圧巻でしょう。写真撮影には絶好のモチーフです。また流れているチョコレートは実際にスタッフがウエハースにつけてくれるため、試食が可能です。滑らかで甘く、ほんのり温かいチョコのおいしさは言葉になりません。

・チョコレートの歴史コレクション

建物の三階部分にあるのが、チョコレートの歴史を豊富なコレクションとともに振り返ることができる展示室です。古代文明からの歴史を持ったチョコレートの変遷を、時代ごとに展示や解説を通して学ぶことができます。当初は高級品として浸透していたチョコレートが市民に広まったときのポスターやパッケージなど、さまざまなコレクションが公開されています。なかには、あなたにも親しみがあるチョコレートやパッケージもあるかもしれません。

希少なチョコレートの自動販売機など、ここでしか見られない重要なコレクションもあります。遥かに長いチョコレートの歴史を、ぜひこの場所で学んでみてはいかがでしょうか?

◼︎おわりに

ケルンにあるケルン・チョコレート博物館の魅力を紹介してきました。個性的な建物からチョコレートの歴史にまつわる展示、カカオの栽培まで貴重な体験ができる稀有な施設です。おいしいチョコレートも食べられるので、特にチョコレートラバーの人は足を運んでみてください。

ケルンには世界最大級のパブロ・ピカソ・コレクションがあるルートヴィヒ美術館や、中世から現代の絵画が充実したヴァルラフ・リヒャルツ美術館など、博物館・美術館の施設が充実しています。ドイツを訪れたら、ぜひケルンも合わせて訪れてみてください。

Official Website

※本記事はコロナウイルス感染症拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

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