ボブ・マーリー博物館:レゲエミュージシャン・ボブ・マーリーのための博物館

ジャマイカの首都キングストンにあるのがボブ・マーリー博物館。レゲエの神様と称されるボブ・マーリーが晩年を過ごした家です。博物館として公開されている敷地内にはボブ・マーリーが使用していた家具や調度品、ギターやステージ衣装などが展示されています。レゲエ好きでなくても、楽しめる空間であることは間違いないでしょう。キングストンを訪れたら、必ず足を運んでおきたいスポットです。ボブ・マーリー博物館の歴史や見どころを紹介します。

ボブ・マーリー博物館とは

ボブ・マーリー博物館があるのは、中央アメリカの国ジャマイカです。ジャマイカはカリブ海に浮かぶ島国。スペイン統治時代、イギリス統治を経て1962年に独立を果たしました。首都のキングストンは国土の南東部に位置しており、レゲエの故郷と呼ばれています。キングストンは、近郊にコーヒー生産地として有名なブルーマウンテン山脈があることも有名でしょう。

ボブ・マーリー博物館は「レゲエの神様」と称されるボブ・マーリーのかつての住居を使用した博物館です。1975年にボブ・マーリーが購入し、1981年までの6年間を家族とともに過ごしました。赤色の屋根が目印になっており、外壁はクリーム色の落ち着いた色合いです。

1945年にジャマイカで生まれたボブ・マーリーは、世界的なレゲエミュージシャンとして知られています。「レゲエの神様」「魂の反逆者」とも呼ばれ、深いメッセージ性が込められた音楽の数々は、世界中で熱狂の渦を生み出してきました。レゲエといえばボブ・マーリー。音楽にあまり興味がない人でも、その名前を耳にしたことがあるでしょう。

ボブ・マーリーは、14歳の時、音楽に専念するために学校を中退しています。21歳のときに結婚、1963年に6人組のグループ、ティーネイジャーズを結成し、デビューを果たしました。1972年にはメジャーデビューアルバムを発表しています。その後1981年に36歳でこの世を去るまで、多くの名作と話題を生み出してきました。その生涯はドキュメンタリーとして映画化されており、注目を集めています。ボブ・マーリーの音楽と思想は多くの人々に影響を及ぼしました。

ボブ・マーリー博物館の入口をくぐると、正面にはギターを抱えたボブ・マーリーの銅像が現れます。右手を空に向けて声高らかに歌を演奏しているのでしょうか。その表情は驚くほどに朗らかです。背後に立つ大きな木は、ボブ・マーリーの人生観を象徴しているかのようです。

入場料にはツアーの料金も含まれているため、レゲエに詳しくなくても楽しめるでしょう。博物館内の写真撮影は禁止されているので注意が必要です。ツアーの最後にはショートムービーが上映されます。博物館を巡ることで、ボブ・マーリーの与えた影響力が伺えるはずです。そんな博物館で展示されているコレクションは、いったいどのようなものなのでしょうか。

ボブ・マーリー博物館の見どころ

かつてのボブ・マーリーが暮らした家を使用した博物館では、彼の姿を捉えた沢山の写真や海外メディアの切り抜き、当時使用されていた家具や調度品などが公開されています。また、ボブ・マーリーが愛用していたギターやステージ衣装、パイプや太鼓なども展示されています。ガイドの話を聞きながら見学を進めれば、ボブ・マーリーの人間像が徐々に浮かび上がってくるでしょう。

敷地内にはレコーディング・スタジオや、ボブ・マーリーが銃撃されたときの弾痕も残されています。大きな庭には緑が溢れ、ボブ・マーリーの心を癒していた事実が分かるでしょう。カフェも併設されているので、のんびりとした時間を過ごしてみるのもおすすめです。

ここからは、ボブ・マーリー博物館の主要な見どころを紹介します。

ボブ・マーリーが乗っていたトラック

土でくすんだ水色が印象的なトラックは、ボブ・マーリーが愛用していた車です。イギリスのランドローバー製のトラックは、博物館の庭に展示されています。まるでデニムのような質感は、ボブ・マーリーがあえてそのように加工を施したものなのでしょう。歴史を感じるたたずまいからは、愛情を込めて使っていたことが伺えます。丸いフロントライトが可愛らしさを醸し出しており、博物館で注目の展示品となっています。

壁に掲示されたボブ・マーリーの写真

博物館の庭には、ボブ・マーリーの生涯を辿るように写真が掲示されています。幼少期に撮られたであろう家族写真から始まり、庭で仲間たちと歌を披露しているワンシーン、サッカーをプレイしている躍動感溢れる瞬間など、飾らないボブ・マーリーの姿がそこにあります。朗らかに笑う表情からは、彼の人間性がひしひしと伝わってくるはずです。

ボブ・マーリーの寝室

ブ・マーリーが生前使用していたという寝室は、博物館でもっとも注目の場所かもしれません。寝室は当時のままの状態がキープされています。小さめのシングルベッドの横にはギターが置かれており、生活の一部に音楽があったことが伺えるでしょう。飾らないボブ・マーリーの生活感あふれる寝室を、ぜひじっくりと見学してみてください。

おわりに

ジャマイカの首都キングストンにある、ボブ・マーリー博物館の歴史や見どころを紹介してきました。レゲエの神様と呼ばれるボブ・マーリー。その音楽や思想、そして人間性を知るには、この博物館は外せません。キングストンの街を歩いていると、どこでもレゲエの音楽が聞こえてきます。その源流はボブ・マーリーにあります。ジャマイカを訪れたら、ボブ・マーリー博物館は絶対に訪れておきたいスポットです。ぜひ、足を延ばしてみてください。

また、同じキングストンにあるトレンチタウン・カルチャー・ヤード・ミュージアムは、ボブ・マーリーが少年時代を過ごした家を公開している博物館です。ボブ・マーリー博物館とは異なった角度から、彼の真実に迫れるでしょう。スラム街に位置するため治安面には注意が必要ですが、ぜひ足を運んでおきたい博物館です。

公式サイト

※本記事はコロナウイルス感染拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

関連記事一覧