ロイヤル・レガリア博物館:ブルネイ王族の豪華絢爛なコレクション

東南アジアに位置する国ブルネイにあるのがロイヤル・レガリア博物館。王族の豪華絢爛なコレクションを中心に構成された博物館です。館内には美しいカーペットが敷かれており、来場者は展示されたコレクションをゆっくりと眺めることができます。なかには国王即位を記念しておこなわれたパレードの様子を再現した展示もあり、ブルネイの発展の歴史を知ることができます。ブルネイにあるロイヤル・レガリア博物館の歴史や見どころを紹介しましょう。

ロイヤル・レガリア博物館とは

東南アジアのボルネオ島北部に位置する国ブルネイ。マレーシアに陸上の国土を囲まれた小国で、国の規模自体は決して大きなものではありません。しかしブルネイは石油や天然ガスなどの自然資源が豊富にあり、輸出を通して経済は大いに潤っています。その経済の充実ぶりから、ブルネイはときに「世界一豊かな国」と称されています。広大な自然公園を有する自然に溢れた国でもあり、東南アジア随一の観光地として多くの観光客が目的地に選んでいます。

ロイヤル・レガリア博物館があるのは、そんなブルネイの首都バンダル・スリ・ブガワンの中心地です。1967年に即位したハッサナル・ボルキア王の即位25周年を記念して、1992年に創設されました。ブルネイの国王の資産は推定4兆円ともいわれており、国王が暮らす王宮は世界最大の王宮としてギネス認定されています。ロイヤル・レガリア博物館はそんなブルネイ王の富の象徴ともいえる施設です。館内ではブルネイの歴史や国王の生い立ちが公開されています。

博物館の外観は白を基調としたシンプルな造りです。シンボルとなっているのは中央にある白亜のドーム天井で、金色の格子模様がアクセントになっています。建物の多くはガラス張りになっており、外観から館内の開放的な雰囲気が伝わってくるでしょう。館内には肌触りのよい絨毯が敷かれており、入場時に靴を脱いで入ります。受付で名前と国籍を記入したら荷物をロッカーに預け、先に進んでいきましょう。館内は冷房も効いており、とても快適な空間です。

建物のシンボルとなっているドーム天井の内側には水色を基調とした幾何学模様が描かれています。まるで澄み渡る空のような美しさにしばし言葉を失うでしょう。館内は一階のメインエントランス以外撮影禁止になっているので、注意してください。建物から豪華さが伝わってくるロイヤル・レガリア博物館、そのコレクションはいったいどのようなものなのでしょうか?

ロイヤル・レガリア博物館の見どころ

ロイヤル・レガリア博物館に展示されているのは、主に国王にまつわるものやブルネイの歴史に関するものです。始めに展開されるのは国王の生い立ちにまつわる展示で、宝石が埋め込まれた豪華な王冠や海外から国王に贈られた記念品の数々、写真やパネルなどが公開されています。玉座の展示もされており、こちらはガラスケースに囲まれ、警備員がついて厳重に警備しています。相当に価値の高いものであることは、解説なしでも想像することができるでしょう。

金と銀の装飾が施された武器などもあり、国王の圧倒的な資産や国民からの愛されぶりがわかるでしょう。国王にまつわる展示の次はブルネイの歴史にまつわる展示が公開されています。

ここからは、ロイヤル・レガリア博物館の主要なコレクションを紹介しましょう。

国王即位時のパレードの再現

この展示が博物館のメインイベントといってもよいかもしれません。一階のメインエントランスの大部分を使って、国王即位時のパレードの様子が再現されています。国王が乗っていたとされる乗り物は金色をメインに華やかな装飾が施されており、周辺にはパレードを彩る人々の様子が再現されています。盾や槍、カラフルな傘などの展示を通して即位当時の熱狂が伝わってくるかのようです。このブースを見学すれば、ブルネイの繁栄が如実にわかるでしょう。

乗り物や盾、槍などに描かれた独特の模様は、吸い込まれるように不思議なものです。手の込んだ細やかな模様は国王の権力、そして富の象徴でしょう。ガラス張りの開放的な空間に展示されており、写真映えも抜群です。博物館ではこのフロアのみ写真撮影可能になっています。

博物館を訪れた記念に、ぜひ記念写真を撮影してみてはいかがでしょうか?

クリスタル製のブルー・モスク

ロイヤル・レガリア博物館にあるコレクションのなかでも、特に人気を集めているのがマレーシアのブルー・モスクの模型です。ブルー・モスクはマレーシアで最大のモスクで、世界でも4番目の規模を誇る巨大なモスクです。4つのミナレット(礼拝の時間を知らせるアザーンという音楽が流される尖塔)と、網目模様の丸天井がモスクのシンボル。マレーシアでも随一の観光地として、連日大勢の人々が訪れている建物です。

ロイヤル・レガリア博物館にはこのブルーモスクの模型があります。ブルネイは陸地をマレーシアに囲まれているため、国としてのつながりも強いです。ブルネイからブルーモスクのあるクアラルンプールまでは飛行機では2時間30分ほどで訪れることができるので、博物館を見学した後にブルーモスクを見にいってみるのもおもしろいかもしれませんね。

おわりに

ブルネイの首都バンダル・スリ・ブガワンにあるロイヤル・レガリア博物館の歴史やコレクションを紹介してきました。白亜のドーム天井が輝く博物館では、ブルネイ国王の生い立ちやコレクション、国の歴史を知ることができます。入場無料で冷房もあり快適なので、ぜひ足を運んでみてください。ブルネイの民芸品やグッズを販売したギフトショップもあるので、お土産探しにもおすすめの場所です。

東南アジアのブルネイには黄金色の2つのモスク、ニュー・モスクとオールド・モスクや、水上集落のカンポン・アイールなどの観光名所があります。カンポン・アイールは「世界最大の水上集落」といわれる場所で、観光用の水上タクシーもあり、ユニークな体験ができるはずです。豊かな自然が根付いた国、ブルネイを次回の旅の目的地に決めてみてはいかがでしょうか?そのときはロイヤル・レガリア博物館を訪れることをお忘れなく!

※本記事はコロナウイルス感染拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

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