リガ自動車博物館:車好きでなくても楽しめるヨーロッパの自動車史

バルト三国のラトビアにあるのがリガ自動車博物館です。2016年にリニューアルしたモダンな建物内では、ラトビアやヨーロッパの自動車史を巡るコレクションが公開されています。ピカピカに磨かれたクラシックな自動車の数々は、あなたの好奇心をチクチクと刺激するでしょう。展示に関する解説も充実しており、知識なしでも十分に楽しめる内容です。自動車好きでなくても必見のスポットでしょう。この記事では、リガ自動車博物館の歴史やコレクションを紹介します。

◼︎リガ自動車博物館とは

リガ自動車博物館があるのは北ヨーロッパの国ラトビアです。ラトビアはリトアニア、エストニアとともにバルト三国の通称で知られる国で、1991年にソビエト連邦から独立を果たしました。その歴史は8世紀にバイキングが進出した時代までさかのぼり、現在は2つの世界遺産を有する観光大国となっています。赤と白の国旗が印象的な、北ヨーロッパでも人気の国です。

首都のリガはリーガとも呼ばれ、その街並みはヨーロッパでも屈指の美しさを誇っています。その美しさと発展ぶりから「バルトのパリ」と称され、連日大勢の観光客がリガに足を運びます。旧市街は「リガ歴史地区」として世界遺産に認定されており、ときに「ドイツよりもドイツらしい」といわれ、ハンザ同盟時代の街並みと建物の調和を楽しめるでしょう。

リガ自動車博物館があるのは、そんなリガの中心地からバスやタクシーで約30分の場所です。バルト三国で最大の自動車に関する博物館で、1989年にラトビア旧車クラブによって設立されました。現在は交通省によって運営されている行政施設です。博物館は2016年に改装され、黒色を基調としたモダンな建物に変貌を遂げました。遠目に見ると車のフロントにも見える、独特のデザインを採用しています。新しい建物だけあり、隅々まで美しく整備されていますよ。

リガ自動車博物館があるのは、そんなリガの中心地からバスやタクシーで約30分の場所です。バルト三国で最大の自動車に関する博物館で、1989年にラトビア旧車クラブによって設立されました。現在は交通省によって運営されている行政施設です。博物館は2016年に改装され、黒色を基調としたモダンな建物に変貌を遂げました。遠目に見ると車のフロントにも見える、独特のデザインを採用しています。新しい建物だけあり、隅々まで美しく整備されていますよ。

ラトビアを、そしてバルト三国を代表する自動車のための施設であるリガ自動車博物館。その魅力は建物や解説だけではありません。もちろん展示されているコレクションも充実しています。次章からは、リガ自動車博物館のコレクション内容を紹介しましょう。

◼︎リガ自動車博物館のコレクション

リガ自動車博物館は大きく3つのフロアに分かれており、時代ごとに異なる展示品を公開しています。始めに足を運ぶ一階の展示室は、戦争以前の自動車の歴史を紹介しており、自動車の黎明期と呼ばれる時代の変化を、実車のコレクションと一緒に巡ることができます。

二階の展示室は、主にソ連による占領時代の車の歴史を紹介しています。一般に普及した車のほか高級車、レーシングカー、バイクのコレクションを楽しめるでしょう。最後に向かうのは、地下一階にあるラトビアの自動車に関する展示です。車の展示やソ連統治時代のリガで使用されていた交通標識、運転免許の試験資料など、さまざまな角度から車の歴史を学べます。

ここからはそんなリガ自動車博物館のコレクションの中でも、特に主要なコレクションを紹介します。

ベントレー・マークVI

『マークVI』は、イギリスのカーメーカー・ベントレーによって、1946年から1952年にかけて製造された車です。ロールス・ロイスを代表するモデル『シルヴァードーン』をベントレー版にアレンジしたもので、クラシックな外観が大きく似通っています。

展示されているマークVIは赤色を基調としたお洒落な色使いが特徴でしょう。表面は光を反射するほどに磨きこまれており、新車同様の輝きを放っています。丸いヘッドランプがどこか可愛らしい印象を与えるでしょう。滑らかな白のホイールなど、見どころはたっぷりあります。

ロールス・ロイス・シルバーシャドウ

『シルバーシャドウ』はイギリスの高級車メーカー・ロールス・ロイスによって、1965年から1980年にかけて製造された高級車です。展示されているのはソ連の最高指導者も務めたレオニード・ブレジネフが運転していたもので、1980年に起こした事故の様子が再現されています。

運転席にはブレジネフのマネキンが設置されており、事故当時の様子を如実に知ることができるでしょう。フロントは大きく大破しており、もはや動くことは叶いません。露出した機関部からは、事故の衝撃の大きさが伝わるでしょう。博物館のハイライトともいえる展示ですね。

ZiS-112S

『ZiS-112S』は1961年に製造されたレーシングカーです。製造されたのはわずか二台のみ。そのうちの一台はスウェーデンのコレクターが所有しているといいますので、実車を見学できるのは世界でも唯一リガ自動車博物館だけでしょう。フロントに描かれた「3」のナンバーが大きな特徴です。シンプルな白と流線型デザインは、車ファン垂涎の貴重なコレクションでしょう。

◼︎おわりに

ラトビアにあるリガ自動車博物館の歴史やコレクションを紹介してきました。ラトビアのみでなくヨーロッパの自動車史を網羅したコレクションは、自動車好きでなくても必見でしょう。

展示はそれぞれにゆったりとスペースが確保されており、またライティングもとても考えられています。一台ずつがまるで主役のように、圧倒的な存在感を放っていますよ。写真撮影もできるので、ぜひ貴重な車コレクションとの思い出を残してみてはいかがでしょうか?

ラトビアのリガには、自動車博物館以外にも見どころがあります。聖ペテロ教会は1209年に建造されたルター派の教会で、高さ70mの塔からはリガの絶景が鑑賞できます。同じく教会建築のリガ大聖堂は1211年に建造されました。複数の建築様式が混在した見た目は必見でしょう。

また、1940年から1991年までのラトビアの歴史を伝えるラトビア占領博物館、ラトビアで屈指の美術コレクションを所蔵しているラトビア国立美術館など、博物館や美術館もあります。ラトビアを訪れたら、ぜひリガにも足を延ばしてみてください。

※本記事はコロナウイルス感染症拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

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