レオナ・ルイス:TVオーディションから誕生した実力派シンガーソングライター

幼い頃からアーティストを目指してきたレオナ・ルイスは、イギリスの大人気TVオーディション番組優勝を経て歌手デビューを獲得した実力派シンガーソングライター。
「初シングルの発売開始からたった30分で55万人にダウンロードされる」という大ヒットを記録し、現在も精力的に歌手活動に取り組んでいる。

レオナ・ルイスの生い立ち

エキゾチックな外見と親しみやすい笑顔が印象的なレオナ・ルイスは、幼い頃から歌手になることを夢見て努力をしてきた。

5歳の時に演劇学校に入学したのをきっかけに、多数のアーティストを排出してきた「ブリット・スクール」にも入学。
そこで様々な音楽センスを磨き上げたレオナは12歳にして作詞を開始し、数々のコンテストで優秀な成績を収めている。

彼女の抜群の歌唱力を持ってすれば「デビューまでそう時間はかからない」と誰もが感じていたが、現実はそう甘くはなかった。

レオナが作成したデモアルバムは音楽プロデューサーの目には止まるものの、契約をするには至らない…という日々が続き、レオナはレコーディングにかかる費用のためにウェイトレスやレジ店員などのアルバイト生活を余儀なくされたのだ。

シンガーソングライターとしての道を諦めかけていた時、ボーイフレンドのすすめでイギリスの人気オーディション番組に応募することになる。

レオナ・ルイスを誕生させた有名オーディション番組って?

「デビューできそうでできない」というもどかしい状況を何年も続けていたレオナにとって、ボーイフレンドがすすめてくれたオーディション番組への出演は「最後のチャンス」と腹をくくって臨んだ大場面に違いない。

その人気オーディション番組の名前は、イギリス国内では知らぬ者がいないというほどの指名度を誇る「Xファクター」。

当時の審査員には、ソニーの音楽プロデューサー「サイモン・コーウェル」、ボーイゾーンのマネージャーとしても知られる「ルイ・ウォルシュ」や「シャロン・オズボーン」などといったそうそうたる顔ぶれが揃っていた。

そんな豪華な審査員たちが揃うオーディション中ではひたすら彼らから絶賛されていたレオナだったが、同時に審査員たちから「もっと自分に自信を持つべき」とアドバイスをされ続けている映像も残っている。

レオナは今までの実績から「自分には歌手になる才能がない」と思い込んでいたと考えられるが、結果的には彼女の声質や歌唱力が認められてオーディションで優勝・翌年には華々しくデビューを飾ることとなる。

これは一個人的な意見だが、決勝戦でレオナが披露した「A moment like this」は、本家が歌うよりも伸びやかで深く心に届いた。
そして何よりも、優勝が決まった時のレオナの表情はとても柔らかく感謝と幸福の波動に満ちていて、周りを一瞬にして感動の渦に巻き込んだことは言うまでもない。

レオナ・ルイスの驚くべき歌唱力

レオナ・ルイスの歌唱力といえば、あの高音域ヴォイスを持つ「マライア・キャリー」をも連想させるほどに圧倒的だ。

シンガーによっては「高音が得意」や「低音が得意」といった特性があるものだが、レオナは低音でも高音でもどちらでもクリアに発音をする。
そして何よりも発生が聞き取りやすく、歌詞やメロディーがすっと心の中に入り込んでくるし透明感のある歌声が何とも心地いい。

レオナはオーディション中に様々な曲を披露しているが、そのどれもが本家に負けない、いや本家以上に伸びのある歌声。
そして、レオナ独特のアレンジによって「本家が歌う曲と全く別物の作品」に仕上がっているから驚きだ。

レオナ・ルイスの代表曲

2006年に行われた「Xファクター」で華々しく優勝を飾った翌年、デビューアルバム「Spirit」がリリースされるないなや、アイルランドとイギリスの両国でチャート1位となり、初アルバムの最速売上記録を更新。

続けて発表されたセカンドシングル「Bleeding love」も発売当日に7万枚近く売上げ、アメリカのビルボードチャートでも1位を記録。
イギリス出身の女性アーティストが全英・全米で1位になるのは珍しく、実に20年ぶりの快挙と話題にされた。

そこでここでは、レオナの代表アルバム「spirit」からおすすめしたい名曲をご紹介してみようと思う。

A moment like this

ケリー・クラークソンがリリースしている楽曲をカバーしたもので、オーディションの最終曲としても使用されたレオナにとっては感慨深い1曲だろう。
クライマックスで披露される伸びのいい高音はとても心地よくてムード満点!
クリスマスシーズンにも最適と言える名曲中の名曲だ。

Bleeding love

セカンドシングルとして爆発的なヒットを叩き出したこちらの曲は、アップテンポのリズムに乗せてレオナの高い歌唱力と高音が楽しめる。
イギリスだけではなく、アメリカやオーストラリア・アジアの国々でも人気が高まり、ラジオやミュージックTVでも度々取り上げられている1曲。

Footprints in the sand

こちらは個人的に大好きな1曲。
静かなバラード調の優しい曲で、聞いているだけで壮大な世界観やレオナの深い人間味が垣間見ることができるお気に入りの名曲だ。

人は1人では生きていけない弱い生き物であるということを表現しつつも、いつでも自分はあなたの味方になると励ます歌詞にも共感できる。

I’ll carry you when you need a friend. You’ll find my footprints in the sand.

アルバム:『Footprints in the sand』(2008年3月発売)より

レオナ・ルイスは独特の高音ヴォイスから、ロマンティックなメロディーを奏でるのに長けていると個人的には感じている。

・女性の優しさや柔らかさ
・ロマンティックな雰囲気
・感動
・母性的感情

などといった言葉にできない気持ちが、レオナの歌声を聞くたびに心の底でふつふつと沸き上がってくるから不思議なものだ。

「テレビオーディションでデビュー」はもはや常識?

レオナをデビューへと導いたTVオーディションは、イギリスだけに存在するものではない。

今や「メディアからスターを誕生させる」という流れは加速状況にあり、イギリスを始めアメリカやオセアニア・アジア圏でも積極的にオーディション番組が放送されているのである。

ひと昔前までは「歌手養成学校」などへ通いながらデビューを目指して特するというスタイルが一般的であったが、テレビやインターネットがどんどんと普及してきている今日では「TV」「ソーシャルメディア」といった場所を通してスターの原石にスポットを当てることも少なくない。

こうした背景からか、昔に比べると一般人がスターの階段を一気に駆け上がることもできる世の中になってきたと言える。

レオナ・ルイスはまさにそんな近代を象徴するかのように、デビューからブレイクまで登りつめたアーティストの代表格と言っても過言ではない。

歌手になりたいならまずはオーディションを!

歌手を目指す人の中には「自分の歌声で誰かの力になりたい!」と思う人から、ただ単に「歌に自信があるからアーティストになりたい」「歌うことを仕事にしたい」と思う人まで様々だ。

理由は何であろうとも、音楽業界では常に「新しい存在」に目を光らせて獲得へと動いているもの。

夢を実現させるには長い道のりを辿らなければならない場合もあるが、レオナのように「諦め掛けていた時」こそ、思い切った判断を下して挑戦をしてみるといいかもしれない。

世界中では様々なタイプのオーディション番組が人気を集めていることから、今こそ「TVオーディションに挑戦する最適のタイミング」と言えるだろう。

※本記事はコロナウイルス感染症拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

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