サモサ:サクサクした生地とスパイシーなたっぷり具材が美味しい一品

サモサはインドではとてもポピュラーな、さっと食べられる軽食やスナックのような料理です。そんなサモサの歴史や特徴について解説していきます。

◆サモサの歴史

サモサの発祥地は中央アジアもしくは中東付近だと考えられています。9世紀頃のペルシャの詩人アイシャク・アル・マウシリの詩にはサモサが登場し、13世紀頃のアラブの料理本で紹介されたいたこともわかっています。

そして次第にアフリカや東南アジア、南アジアの国々に広がっていったサモサは13世紀~14世紀頃にインドに伝わり独自のアレンジが加えられるようになりました。スパイスやチャツネと組み合わせられるようになり、今やサモサはインド料理と言われることもあるくらいです。世界中に広がったサモサを源流とするレシピの中でも、インドのものが最もメジャーになっています。

◆サモサの特徴

サモサは野菜・豆・肉とスパイスなどを合わせた具材を、小麦粉・塩・水で練った生地に包んで揚げた軽食です。黄金色に揚げられたサモサを熱々の状態で食べると、口の中にスパイシーな香りが広がります。

具材や食べ方は地域ごとの食習慣によって変化しますが、インドではケチャップや様々な種類のチャツネというペースト状の調味料をつけたり、スープをかけたりして食べます。シンプルな料理なので色々と味を変えてバリエーションが楽しめる料理です。

サモサに合わせるチャツネといえば、ホットソースというミントペーストと青唐辛子を混ぜたものが定番として親しまれています。その他にも、ミントやコリアンダーのような香草のチャツネや、いちじく、りんごなどの甘いフルーツを使用したチャツネもカラッと上がった生地に意外とよく合います。

また地域によって包み方にも違いがあり、定番の三角錐をはじめ円錐形や半月形などいろいろな形があります。また、包み方だけでなく具材や皮も人によってそれぞれあるので、ここでは一般的なサモサの作り方をご紹介します。

・サモサの主な材料(サモサ14個分)

野菜
ジャガイモ(2個)
タマネギ(4分の1個)
グリンピースなど

スパイス
コリアンダー・クミン・カルダモン・ガラムマサラ・クローブ・ターメリック・ニンニク・
ショウガ・ミントなど(それぞれ小さじ2分の1くらいずつ)


小麦粉(200グラム)
水(60ミリリットル)
油(大さじ4)
塩・揚げ油(少々)

・サモサの作り方

最初に生地を作ります。大きめのボールに小麦粉と塩を合わせ、油を少しずつ入れます。油を全体によく行き渡らせたらこれも少しずつ、水を加えて捏ねていきます。耳たぶくらいの柔らかさになったら捏ねるのをやめて、濡れ布巾を被せて30分程寝かせておきます。

次に具を作ります。まずジャガイモを蒸し、その間にタマネギをみじん切りにしておきます。ジャガイモは蒸されたら皮を剥いて潰しておきましょう。フライパンに油を敷きクミンを炒め、弾けて香りが出てきたらタマネギのみじん切りとグリンピースを炒めます。サッと炒めたらジャガイモを投入し、スパイス類を全体に満遍なく行き渡らせたら具の完成です。

寝かしてあった生地を少量ずつのばし、皮を作っていきます。生地を40グラムぐらいずつに切って丸め、麺棒で薄く伸ばします。伸ばす際、台にくっつかないように小麦粉をまぶしておきましょう。薄くて丸い形の生地ができたら、半分に切ります。半円型になった生地を半分におり、袋状にして、その中に具材を詰めて口を閉じます。生地の接続部分にフォークで跡をつけて、しっかりと閉じてください。

包んだものを160〜170度の油できつね色になるまで揚げたら完成です。

◆終わりに

サモサは軽食と言われていますが、ジャガイモが入っている上に生地で包まれているためなかなか食べ応えがあります。そのため、お弁当として持っていくのもいいのではないでしょうか。手で掴んでそのまま食べられるため、忙しいランチタイムにもぴったりです。

※本記事はコロナウイルス感染拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

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