ドーサ:インド流の人気クレープ

ドーサとは、南インドに伝わるクレープのような料理です。辛みがなくサクサクとした食感が人気で、主食としてチャツネ(インド料理のソース)やサンバール(インド料理のスープ)と共に食されています。
そんなドーサの歴史と特徴について解説していきます。

●ドーサの歴史

ドーサは南インドの伝統的な料理ですが、発祥については諸説あります。インドの食品歴史学者K.T.アチャヤは、紀元1世紀頃に古代タミル人の居住地域であったタミラカムで食べられていたという文献を発見しました。一方で、歴史学者P.サンパパンナイアの研究では、カルナータカ州の都市ウドゥピで誕生したとされています。
インド国内ではウドゥピが発祥に関わっているという説が一般的に知られています。これは、タミラカムのドーサはもっちりとして分厚かったことに対し、ウドゥピでは現在の状態に近い薄くてカリっとしたドーサが作られていたからです。
インドの独立後、首都デリーのマドラスホテルで南インド料理が提供されるようになり、ドーサはインド全域に広まることとなりました。

●ドーサの特徴

ドーサは米と黒緑豆から作られる生地を焼いたもので、カリカリのクレープのような食感が特徴です。サンバール(インド料理のスープ)や、ココナッツやレンズ豆ベースのチャツネ(インド料理のソース) と合わせて食されます。
南インドでは朝食・昼食で人気のメニューです。インド周辺国でも親しまれており、スリランカではトーサイと呼ばれています。

・ドーサの主な材料


黒緑豆


ギー(インドのバター)または油

・ドーサの主な調理法

米と黒緑豆を洗い、2時間程度水に浸します。
吸水させた米と黒緑豆をすりつぶし、水を混ぜてペースト状にします。
ペーストに塩を入れ、1晩寝かせます。
発酵させたペーストに塩を少し加えたら生地の出来上がりです。
熱した鉄板にギー(インドのバター)または油をひき、生地を広げて焼けたら完成です。

・ドーサの主な種類

『マサラ・ドーサ』

※『マサラ・ドーサ』

ジャガイモ・玉ネギ・トマトなどをスパイスで炒めた具材をドーサでくるんだ1品。

『パニール・ドーサ』

※『パニール・ドーサ』

パニール(インドのチーズ)を巻いたドーサ。

※パニール

『ペーパー・ドーサ』

※『ペーパー・ドーサ』

ペラペラな紙のように薄く伸ばしたドーサで、直径30センチを超えるビッグサイズが一般的。

●終わりに

ドーサは南インドの伝統料理の1つです。カリカリとしたクレープのような食感で、おかずやスープ・ソースと組み合わせることでオリジナルのドーサを楽しむことが出来ます。メニューにドーサがあったときには、是非一度食べてみてはいかがでしょうか。

出典:(Wikipedia ドーサ)
(Wikipedia Dosa)

※本記事はコロナウイルス感染拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

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