ハルヴァ:古代メソポタミア時代起源のインド、中東圏で人気のお菓子

●ハルヴァの概要

ハルヴァは、穀物、ゴマ、野菜に果物や油脂、砂糖を加えて作られるお菓子です。その形状はプディング状または固形で、油脂はギーやバターを使用する地域と植物油を使用する地域があります。

地域によってはピスタチオやアーモンド、クルミ、松の実などのナッツ類、レーズンなどのドライフルーツ、カルダモンやローズウォーター、シナモン、ナツメグ、サフランなどのスパイスを使うこともあります。

主にバングラデシュやモロッコなどの広範囲で作られています。バングラデシュからイランにかけてはプディング状のハルヴァが主流です。

ハルヴァは一般的に、結婚式やお祭り、葬式など、特別なイベントがあるときには欠かせないお菓子とされています。

●ハルヴァの起源

ハルヴァの起源は、古代メソポタミア時代にまでさかのぼります。古代メソポタミアのアッカド地方に、小麦粉とゴマ油、ハチミツ、水を使って作られた「ムッタクー」というお菓子があり、これがハルヴァの原型となったと言われています。また、シュメール人のお菓子「ギリラム」や「ミルスー」にはナツメヤシの実を使ったハルヴァの原型がみられ、さらにアッバース朝時代にはハルヴァによく似た「ハビース」というお菓子が作られていました。このことから、ハルヴァはとても古くから親しまれているお菓子だと考えられています。

●インドの代表的ハルヴァ

インドにおいて、ハルヴァは食後のデザートや間食、ブランチとしてよく食べられています。また結婚式やパーティーなど、特別な日に作られるハルヴァもあります。

そのなかで、インドの代表的なハルヴァの一つが「ガジャール・カ・ハルヴァ」です。

※「ガジャール・カ・ハルヴァ」

「ガジャール」とは「にんじん」を意味します。インドの「ガジャール・カ・ハルヴァ」は、たくさんのにんじんと牛乳、砂糖を使ったスウィーツです。

・ガジャール・カ・ハルヴァの材料

・にんじん
・牛乳
・砂糖
・カルダモン
・コア
・バターまたはギー

・ガジャール・カ・ハルヴァの作り方

にんじんをすりおろし、炒めておきます。

牛乳を2時間ほどじっくり煮込みます。ときどきかき混ぜながら煮込むのがポイントです。

煮込んだ牛乳に炒めておいた人参と砂糖、カルダモン、バターまたはギーを加えてさらに煮詰めます。

型に入れるか鍋に入れたまま冷やし、仕上げにカシュナッツやアーモンド、ピスタチオなどをトッピングします。

常温になったら完成です。

●おわりに

はるか昔から存在し、現在も多くの国で親しまれているスウィーツ、ハルヴァ。様々な食感や味を楽しむことができる、とても人気のあるスウィーツです。ハルヴァを見かけた際には、ぜひ一度食べてみてはいかがでしょうか。また、自宅でも簡単に作ることができるため、自作してみるのもおすすめです。

出典:
Wikipedia ハルヴァ
Wikipedia Gajar ka halwa

※本記事はコロナウイルス感染拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

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