火鍋(ひなべ):中国伝統の鍋料理

火鍋は中国の長い歴史を持つ鍋料理です。地域によって様々な食べ方があり、美容や健康にも役立てられています。そんな火鍋の歴史と特徴について解説していきます。

◆火鍋の歴史

火鍋は唐(618-907年)の時代から食されていました。その起源や由来には諸説あり、はっきりとしたルーツはわかっていないとされています。一説では「内モンゴルの羊肉料理として作られていたもの」が発祥ではないかといわれています。

現在は中国本土だけでなく、香港やマカオ、台湾、シンガポール、マレーシアなどでも食されており、日本やアメリカなど、世界各国の中華街や中華料理店、火鍋専門店でも提供されるようになりました。

※「シュワヤンロウ(羊のしゃぶしゃぶ)」

また、北京の火鍋の一つである「シュワンヤンロウ(羊のしゃぶしゃぶ)」が京都に伝来したことにより、日本の「しゃぶしゃぶ」が誕生したともいわれています。

◆火鍋の特徴

火鍋は、肉、魚介類、野菜などをダシのきいたスープで煮込む料理で、中国では「火にかけて煮込みながら食べる鍋料理」という意味を持っています。

火鍋の特徴としては、金属製の鍋の中央部が太極の「陰陽(いんよう)」に見立てられ、2つに仕切られており、一方に豚骨や鶏などからダシをとった白湯(パイタン)スープを、もう一方に唐辛子や山椒などの調味料をたっぷりと入れた辛い麻辣(マーラー)スープを入れ、2種類の味が楽しめるようになっています。中華料理店や火鍋専門店では、一般的にこのような火鍋が提供されています。

・火鍋の主な種類

多種多様な火鍋のうち、代表的なものは以下になります。

北京火鍋(北方火鍋)
河南(カナン)火鍋
川味(センミ)火鍋
重慶(ジュウケイ)火鍋
湖南(コナン)火鍋
貴州(キシュウ)火鍋

◆火鍋の作り方

【具】

豚バラ薄切り肉(食べやすく切る) 200g
牛肉薄切り(すきやき用) 200g
キャベツ(5cmざく切り) 3枚
ニラ(長さを4等分に切る) 1束
長ネギ(1cm幅の斜め切り) 1本
豆腐(絹ごし・ひと口大に切る) 1/2丁
エノキダケ(根元を除き、ほぐす) 1袋
しいたけ(軸を除き、4つ等分に切る) 8個
シャンツァイ(ざく切り) 適量

【鍋の汁】

ゴマ油 大さじ4
花椒、粉山椒、豆板醤、ラー油
ショウガ(すりおろし)、ニンニク(すりおろし) 各大さじ1
カイエンペッパーまたは一味唐辛子 小さじ1~大さじ1(大さじ1だとかなり辛い)
水 2リットル
昆布(4~5cm角) 1枚
ユズの皮(すりおろし) 1個分 なくてもよい
ナンプラー、オイスターソース、鶏ガラスープの素 各大さじ1
塩 小さじ2
練りごま(白) 大さじ3
すりごまなら 大さじ6

【作り方】

1.鍋にごま油を入れて中火にかけ、花椒、粉山椒、豆板醤、ラー油、ショウガ(すりおろし)、ニンニク(すりおろし)、カイエンペッパー(または粉唐辛子)をさっと炒めて香りを引き出す。沸騰したら蓋をし、弱火で10分ほど煮る。

2.1に水を加え、残りの材料をすべて加えて火鍋汁を作る。

3.野菜、肉類は切っておく。

4.1の汁に野菜や肉を入れて煮ながらいただく。器に取り、お好みでシャンツァイを散らす。

◆終わりに

定番の鍋料理に飽きてきたら、美容と健康にも役立つとされる中国発祥の火鍋をぜひ試してみてはいかがでしょうか。

出典:
Wikipedia 火鍋
SUNTORY 火鍋レシピ

※本記事はコロナウイルス感染拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

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