マカロニ・アンド・チーズ:アメリカのおふくろの味が簡単に作れる料理

マカロニ・アンド・チーズは、濃厚チーズソースを茹でたマカロニにたっぷりと絡ませたアメリカでは定番の料理です。アメリカのおふくろの味ともいわれるこの料理は、やみつきになるその味だけでなく、とても手軽に作れることも魅力です。そんなマカロニ・アンド・チーズの歴史と特徴について解説していきます。

◆マカロニ・アンド・チーズの歴史

マカロニ・アンド・チーズは、アメリカで非常にポピュラーな料理です。現地の発音に近い「マッケンチーズ」という呼び方もあり、普段の食卓からパーティーなどの特別な日まで、シーンを問わず食べられます。

マカロニ・アンド・チーズの歴史は古く、14世紀のヨーロッパまで遡ります。中世ヨーロッパのイングランドの料理本『ザ・フォーム・オブ・クリー』には、マカロニ・アンド・チーズの原形となる料理についての記載があり、当時のイギリス王室でも食べられていたことがわかっています。しかし、当時のレシピはマカロニとパルメザンチーズとバターだけで作るもので、味も見た目も現在のものとは異なっています。今のようなチーズソースが使われるようになったのは、フランスでベシャメルソースが生まれて以降からでした。

そしてアメリカに伝わったのは1780年代後半ごろ。第3代大統領トーマス・ジェファーソンが、アメリカ独立戦争後にアメリカ大使としてフランスに行った際に口にしたのがきっかけでした。この料理を気に入ったジェファーソンは、アメリカに帰ってから料理人に作らせ、自身の主催する食事会でも提供されたそうです。

当時のアメリカにはマカロニとチーズがあまり流通していなかったため、マカロニ・アンド・チーズは高級料理とされていました。それが一般の人々にも出回るようになったのは、第二次世界大戦がきっかけでした。経済的に貧しい時代だったそのころに発売された、出来合いのマカロニ・アンド・チーズは、安価でたくさん食べられたためどんどん広まっていきました。

こうして、高級料理であったマカロニ・アンド・チーズはアメリカを代表する家庭料理となったのです。

◆マカロニ・アンド・チーズの特徴

伝統的なマカロニ・アンド・チーズは一見するとグラタンのようであり、表面をオーブンでこんがりと焼かれたものが主流です。しかしファースト・フードとしてのマカロニ・アンド・チーズも存在します。こちらは溶けたチーズをマカロニに混ぜる方法で調理され、オーブンで焼くことはせず、濃厚なチーズソースを茹でたマカロニにそのまま絡めて食べるスタイルです。濃厚なチーズの香りが口いっぱいに広がり、マカロニの独特な食感と少し強めの塩加減が食欲をそそる、パンチの強い美味しさが魅力です。

◆マカロニ・アンド・チーズの材料、調理法(2人分)

マカロニ:120グラム
チェダーチーズ:100グラム
バター、塩:10グラム
牛乳:50ミリリットル
ブラックペッパー:適量

まずは鍋にたっぷりとお湯を沸かし、マカロニを茹でて湯を切ります。フライパンにバターを溶かし、牛乳とチーズを加えます。チーズが溶けたら弱火にして茹でたマカロニを加えソースと絡め、塩とブラックペッパーで味を整えたら完成です。

◆終わりに

マカロニ・アンド・チーズはフライパンひとつでできる、手間がかからないのに美味しい料理です。刻んだソーセージやハム、タマネギ、ツナなどもよく合いますし、サイドディッシュでサラダなどの野菜をプラスすれば、バランスの取れた食事が取れるのではないでしょうか。また、今回はチーズソースから手作りするレシピをご紹介しましたが今では出来合いのものでもとても美味しいソースが売られているため、それを使えばなお簡単に作ることもできます。

※本記事はコロナウイルス感染症拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

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