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黄金桂(オウゴンケイ):キンモクセイの香りが漂うすっきりした口当たりの中国茶

黄金桂(オウゴンケイ)は、主に中国の福建省泉州市安渓(あんけい)県で栽培されている中国茶で、軽やかですっきりした味わいと華やかな香りで知られています。そんな黄金桂の歴史や特徴について解説していきます。

黄金桂の産地について

黄金桂の主な産地は、中国の福建省泉州市安渓県です。黄金桂だけでなく有名な烏龍茶の一種の鉄観音(てつかんのん)も栽培しており、安渓県は「中国茶の都」と呼ばれています。豊かな自然を有しており、茶産業をはじめとした農業や林業や産が盛んな地域です。

黄金桂の歴史

黄金桂の発祥については諸説あります。

一説では、ある男性のもとに別の村から嫁いできた女性が実家の茶樹(ちゃのき)を持参したことがきっかけだそうです。昔の中国では結婚する際に女性が植物を持参し、嫁ぎ先に植えて育てる風習がありました。夫婦は大切にその茶樹を育てるうちに、だんだんとそれがその村には無い珍しいものであることが分かり「黄金桂」と名付け、栽培するようになったのでした。

また1850年頃に発見されたという説もあります。発見者したのは安渓地区の青年で、小川の近くで2本の珍しい茶樹を発見し、枝を折って持ち帰り鉢に植えて栽培しました。そしてその枝が成長したため、茶葉を収穫してみたところとても香りのよい茶が出来たため「黄金桂」と名付けたそうです。

黄金桂の特徴

黄金桂は軽やかな口当たりとさわやかな香りが印象的で、安渓地区でごく少量だけ生産されています。「桂」というキンモクセイを指す言葉で、「黄旦(こうたん)」という茶葉から作られるこのお茶は、色が金色に近く香りもほんのりとキンモクセイのような香りがあります。ただ、産地である福建省では「鉄観音(てつかんのん)」などの茶葉のほうが人気があるそうです。

黄金桂は、中国六大茶の中では「青茶(せいちゃ・あおちゃ)」に分類されています。茶葉を半発酵茶させた、烏龍茶などのお茶がこれに該当します。半発酵というのは、しっかり発酵した褐色の茶葉と発酵させていない緑色の茶葉を混ぜて作られます。お茶の中でも手間のかかる製法で、独特の味と香りで人気があります。

終わりに

香り高くすっきり飲める味わいで人気がある黄金桂。かなり希少価値の高いものではあるようですが、中国茶のショップであれば見かける品種ですので、購入はさほど難しくないでしょう。また値段はピンからキリまであるので、ぜひ値段と価格を比較して購入を検討してみてください。

※本記事はコロナウイルス感染症拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

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