リチャード・ドナー:『スーパーマン』『オーメン』を制作した映画監督

リチャード・ドナーは1930年4月24日アメリカ合衆国ニューヨークに生まれた映画監督です。ニューヨーク大学で演劇を学んだ後俳優としてキャリアをはじめたものの、やがて映画監督となり『スーパーマン』や『スクリーム』などで高い評価を得るようになっていきました。そんなリチャード・ドナーの人生と作品について詳しく解説していきます。

■リチャード・ドナーとは

リチャード・ドナーは1930年4月24日アメリカ合衆国ニューヨークに生まれました。ドナーはニューヨーク大学で演劇を学んだ後俳優としてキャリアをはじめたものの、やがてテレビドラマの演出アシスタントを手がけるようになり、1961年には映画監督としてデビューすることになります。

その後1976年には『オーメン』、1978年にはクリストファー・リーブを主役とした『スーパーマン』を発表。特に『スーパーマン』は世界的なヒットとなり、リーヴはもちろん、ドナーの名前も世界的に知られるようになりました。その後も『リーサル・ウェポン』シリーズや『マーヴェリック』といった作品を制作。現在は第一線から足を弾いているものの2018年にはスーパーマン生誕80周年を記念したコミック『ある車』に参加するなど、90歳を超えた今もなお創作に取り組んでいます。

■リチャード・ドナーの作品とは

リチャード・ドナーは『スーパーマン』や『オーメン』といった映画史に残る大ヒット作を手がけたほか、『Xメン』をはじめとした話題作のプロデュースも手掛けており、映画監督としてはもちろん、俳優や映画プロデューサーとしても才能を発揮している人物といえるでしょう。

そんなリチャード・ドナーの作品には、どのような作品が含まれているのでしょうか。主要な作品についてご紹介します

・『オーメン』 1976年

※画像はイメージです

本作品は1976年に制作された作品で、6月6日午前6時に誕生し、頭に「666」のあざをもつ悪魔の子ダミアンをめぐる物語です。音楽を担当したジェリー・ゴールドスミスは第49回アカデミー作曲賞を受賞したことで話題になりました。

6月6日午前6時。アメリカの外交官ロバート・ソーンの夫人キャサリンは男の子を出産したものの、生まれてすぐ亡くなってしまいます。夫妻は悲しみに暮れるもの、産院で知り合った神父から同じ日同じ時間に生まれた男の子を死んだ子の身代わりに貰ってほしいと頼まれ、養子としてもらい受けます。ロバートはキャサリンにそのいきさつを話さず、そのためキャサリンはその男の子ダミアンを自分の子どもと信じていました。

やがてロバートは駐英大使としてロンドンに赴任することになり、ダミアンもまたすくすくと育っていました。そんな中行われたダミアン5歳のガーデン・パーティでダミアンは一匹の犬をじっと見つめていました。その時ダミアンの若い乳母が出席者の目前で「ダミアン見て!」と叫び、首をつって死んでしまいます。

※画像はイメージです

翌日大使館にブレナンという神父がロバートを訪ねてきて、「奴はあなたのすべてを奪う」という意味深な助言を残していきます。ブレナン神父は「奴は母親もお腹の子どもも殺す。ダミアンは悪魔の子だ。ブーゲンハーゲンに会え」と告げるものの、ロバートは聞く耳を持つことはありませんでした。しかしその直後神父は雷に打たれて教会の塔にくし刺しにされて死んでしまいます。さらにはキャサリンが暖三案の三輪車に激突し、流産してしまうのでした。

ロバートは悲しみに暮れるも、徐々にダミアンの出生に疑問を持つようになり、ローマの産院に向かうことになります。その際ダミアンを世話した神父にたどり着き、出征の秘密を問いただすと神父は古い墓地チェルベットに行くように指示するのでした。墓地で発見したのは白骨化した山犬の死骸と赤子の亡骸でした。自分の息子が殺されたと知ったロバートは入院中のキャサリンにロンドンを離れるようにいうものの、その直後に乳母に突き落とされてキャサリンは殺されてしまいます。

事態を重く見たロバートはブーゲンハーゲンに会い、悪魔の子を殺す方法と短剣を受け取ります。悪魔の確認方法はからだのどこかに「666」のあざがあることで、乳母に邪魔されるもダミアンのあざを発見。ロバートはダミアンを連れて教会に車を走らせ、祭壇でダミアンを刺し殺そうとします。しかし追跡してきた警察に射殺されてしまうのでした。

・『スーパーマン』 1978年

※画像はイメージです

本作品は1978年に制作された作品で、惑星クリプトンからやってきた超人スーパーマンの活躍を描いた作品です。

銀河のかなた惑星クリプトンでは犯罪者ゾッド将軍とノン、アーサの3人が裁判にかけられ、時間のない宇宙の囚人空間ファントムゾーンに追放されていました。しかしその一方でクリプトンは太陽レッド・サンに異常接近し最後の時を迎えようとしていました。クリプトンの中でもっともすぐれた科学者であるジョー=エルは異常事態を訴えるものの長老たちは信じようとせず、最愛の息子を救うためグリーン・クリスタルとともに息子を脱出させ、自身は妻ラーラとともに運命を共にすることになります。

その後グリーン・クリスタルは地球に向かい、広い麦畑に着陸。そこに通りかかったジョナサンとマーサに赤子は引き取られることになり、クラーク・ケントと名付けられることになります。時がたち、クラークは全速力の汽車よりも早右派尻、けったフットボールは空のかなたに消えるという超人的な能力を示すようになっていました。そんな中養父が亡くなり、悲しみに暮れるマーサを残してクラークは北方に旅に出ます。北極に向かったクラークはそこでジョー=エルの幻影と出会うことになり、自らがクリプトン人であることを知らされることになります。

・『リーサル・ウェポン』 1987年

※画像はイメージです

本作品は1987年に制作された作品で、家族思いの黒人刑事と自殺志望の刑事が麻薬組織を壊滅させるまでを描いた作品です。

舞台はロサンゼルス。高級アパートメントから売春婦が飛び降り自殺を遂げ、ロサンゼルス市警捜査第一課のロジャー・マータフ部長刑事が現場に急行することになります。死んだ売春婦はマータフの旧友の娘であり、マータフは徐々に事件性があるのではないかと疑うようになっていきます。

そんな中薬物対策課から移動してきたマーティン・リッグス刑事が新しいパートナーとなったものの、リッグスは3年前に妻を事故で亡くして以来自暴自棄になっており、市警察本部でも問題になっていました。2人は徐々に打ち解けるようになっていき、ヘロイン密輸組織の暗躍を暴くことになるのでした。

■おわりに

リチャード・ドナーは1930年にニューヨークに生まれた映画監督であり、『リーサル・ウェポン』や『スーパーマン』、『オーメン』といった作品を制作した映画監督です。そのどれもが大ヒット作となっており、アメリカ映画を牽引した映画監督の一人といえるでしょう。

※本記事はコロナウイルス感染症拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

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