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ロジャー・ドナルドソン:『ノー・ウェイ・アウト』『世界最速のインディアン』を制作した映画監督

ロジャー・ドナルドソンは1945年11月15日オーストラリアのビクトリア州バララットで生まれた映画監督です。『ノー・ウェイ・アウト』や『世界最速のインディアン』などの作品を手がけたことで知られており、またケビン・コスナー、ピアース・ブロスナン、アンソニー・ホプキンスなどがドナルドソン作品によく出演することで知られています。そんなドナルドソンの人生と作品について詳しく解説していきます。

■ロジャー・ドナルドソンとは

ロジャー・ドナルドソンは1945年11月15日オーストラリアのビクトリア州バララットで生まれました。その後1965年にニュージーランドに移住。そこで小さな制作会社を設立し、広告を手がけるようになっていきました。1976年には最初の作品となる『眠れる犬』を制作。その後も『ノー・ウェイ・アウト』や『世界最速のインディアン』など数々の作品を制作し、高い評価を受けています。

■ロジャー・ドナルドソンの作品

ロジャー・ドナルドソンの作品の特長は、ケビン・コスナーやピアース・ブロスナン、アンソニー・ホプキンスなど常連の俳優がいることでしょう。こうした俳優たちと複数の作品制作を通して信頼関係を築いており、ドナルドソンの作品は極めて安定したものとなっています。

そんなドナルドソンの作品には、どのような作品が含まれているのでしょうか。主要な作品についてご紹介します

・『バウンティ 愛と反乱の航海』 1984年

※画像はイメージです

本作品は1984年に制作された作品で、18世紀末に南太平洋上に反乱のために姿を消したイギリスの戦艦バウンティ号の事件を描いた作品です。

イギリス海軍の戦艦バウンティ号の館長ブライ大尉は副官クリスチャンから反乱を起こされたことにより、バウンティから追放されてしまいます。4万マイルもの距離を小さな救命ボートで乗り越え、イギリス本土に奇跡的に帰還し、この事件は軍法会議にかけられることとなります。議長は海軍提督フッド卿、主任検事はグリーサム大佐とそうそうたるメンバーであり、彼らを前にしてブライ大尉は事件を語り始めます。

1887年バウンティ号は苗木をタヒチから西インド諸島に運ぶため、イギリスを出港。乗組員は46名でいずれも若く体力に自信があるものばかりであり、航海は順風満帆のように見えました。しかし31日間で85マイルしか進めなかったことから副官nであるフライヤーが降格になり、一等航海士のクリスチャンが副官に任命されることになります。なんとかバウンティ号はタヒチにたどり着き、そこで半裸の原住民族たちにかこまれた乗組員たちは女性たちのとりこになり、クリスチャンは族長の娘マウアチュアに心惹かれるようになっていました。

数か月後タヒチを後にする日が訪れたものの、乗組員たちはタヒチから別れがたく、ついにクリスチャンを戦闘に反乱を起こしてしまいます。ブライの航海生活は規律を重んじるものであり、乗組員は全員嫌気がさしていたのです。ブライは忠実な部下数名とボートで海に流されることとなります。

しかし運命はブライに味方をします。タヒチの人々はクリスチャンたち乗組員を拒否し、結局バウンティ号は地図にないピトケルン島に錨を下ろさざるを得ませんでした。反乱を起こした彼らが戻れる祖国はもはやなく、そのひどい環境によって乗組員たちは全員死亡。ブライは40日間の漂流の末、オランダ領東インド諸島ティモールにたどり着くことになります。

・『追い詰められて』 1987年

※画像はイメージです

本作品は1987年に制作された作品で、国防長官の愛人だった恋人が殺され、その濡れ衣を着せられた男の孤独な戦いを描いたサスペンス作品です。

海軍将校トム・ファレルは国防長官デイヴィッド・ブライスの秘書である友人スコット・プリチャードの招きで長官の就任舞踏会にでかけ、そこで出会った美しいスーザン・アットウェルと恋に落ちます。ファレルはフィリピンで勇敢に任務を果たした功績で、英雄として新聞に載り、それがきっかけでブライス直属のスタッフとなります。そこでスーザンと再会したものの、スーザンは実はブライスの愛人だったのでした。

そんなブライスを尻目に、ふたりはドライブに出かけ愛を確かめ合うようになっていきます。スーザンの家に戻ると、そこにはブライスが。ファレルは窓から外に投げ出され、嫉妬に狂ったブライスによりスーザンは2階から突き落とされてしまいます。混乱するブライスはプリチャードに助けを求め、スーザンはソ連のスパイである恋人に殺されたという筋書きを描き、ファレルは殺人犯として追われることになります。

・『スピーシーズ 種の起源』 1995年

※画像はイメージです

本作品は1995年に制作された作品で、宇宙からの信号にもとづくDNA操作によって生まれた「新しい種」の恐怖を描いた作品です。

約20年前人類は宇宙に向けてメッセージを発信。遠い宇宙のかなたの知的生命体からはDNAの不思議な配列を変身してきたため、フィッチ率いる科学者グループは謎のDNAと人類のDNAを結合させる極秘実験を行うことになります。DNAを注入された卵子はわずか数週間で胎児となり、赤ん坊から少女へ成長。科学者たちは彼女を「シル」と命名するものの、やがて危険視するようになっていきました。

そんな不穏な動きを察知したシルは研究所から脱走。フィッチは各分野の専門家を招き、特殊チームを編成したうえでシルを追わせます。その間にもシルは絶世の美女に成長を遂げ、生殖のために交尾の相手を捜し歩いていました。もし交尾に成功すればシルの種族が繁殖することは明らかであり、それはすなわち人類の絶滅を意味していました。

・『世界最速のインディアン』 2007年

※画像はイメージです

本作品は2007年に制作された作品で、63歳で世界記録に挑んだ実際のライダーを『ハンニバル』のアンソニー・ホプキンスが演じた作品です。

ニュージーランドの田舎町に住む老人バートは、年金を節約しながら日々バイクの改造に励んでいました。バートの夢は愛車である「インディアン」でアメリカのボンヌヴィル塩平原を走り、世界最速を出すことであり、 バートは借金してアメリカにわたり夢の実現に挑むことになります。

■おわりに

ロジャー・ドナルドソンは1945年11月15日にオーストラリアのビクトリア州バララットで生まれた映画監督であり、写真家として活動したのち、映画監督として活躍するようになった人物です。歴史ものからSF、サスペンスとさまざまなジャンルの作品に取り組んでいるドナルドソンですが、その背景には俳優たちとの信頼関係があるといえるでしょう。

70代になってもさまざまな作品に取り組み続けているドナルドソン。今後はどのような作品を私たちに届けてくれるのでしょうか。今後が期待されます。

※本記事はコロナウイルス感染症拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

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