ロバート・ゼメキス:『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を制作した映画監督

ロバート・ゼメキスは1952年5月14日アメリカ合衆国イリノイ州シカゴに生まれた映画監督です。高校時代から8mmで映画を撮影し、1985年には『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が大ヒット。一躍世界的な映画監督となり、その後も高評価の作品を制作し続けています。そんなロバート・ゼメキスの人生と作品について詳しく解説していきます。

■ロバート・ゼメキスとは

ロバート・ゼメキスは1952年5月14日アメリカ合衆国イリノイ州シカゴに生まれました。高校時代から8mmで映画を撮影するほど映画にのめりこんでいたゼメキスはイリノイ大学から南カリフォルニア五大学に編入。学生時代に監督した『Field of Honor』はスチューデント・アカデミー賞を受賞し、徐々に名前が知られるようになっていきました。

1978年には『抱きしめたい』で監督デビューし、1985年には『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が大ヒット。1994年には『フォレスト・ガンプ/一期一会』でアカデミー賞作品賞・監督賞を受賞し、世界的な映画監督の仲間入りを果たします。その後も『ザ・ウォーク』や『マリアンヌ』など高評価作品を制作し続けており、今後が期待される映画監督の一人でもあります。

■ロバート・ゼメキスの作品

ロバート・ゼメキスの作品の特長は何気ないシーンにCGやVFXを駆使していることであり、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『フォレスト・ガンプ/一期一会』でもその傾向を見て取ることができます。近年では3DCGに着目しており、『ポーラー・エクスプレス』や『ベオウルフ/呪われし勇者』などに取り入れられています。

そんなゼメキスの作品には、どのような作品が含まれているのでしょうか。主要な作品についてご紹介します。

・『バック・トゥ・ザ・フューチャー』 1985年

※画像はイメージです

本作品は1985年に制作された作品で、公開当時『フューチャー現象』と呼ばれるブームが生まれるほど大ヒットした作品です。続編として『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』、『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』が公開されており、アカデミー音響効果賞を受賞したことでも話題になりました。

カリフォルニア州ヒルバレーに住む高校生マーティー・マクフライは科学者である親友のエメット・ブラウン博士の研究を手伝い、スポーツタイプの乗用車デロリアンDMC-12を改造してタイムマシンを開発します。実験によって毒の愛犬アインシュタインを乗せたデロリアンを1分後にタイムトラベルすることは成功したものの、タイムマシンの燃料であるプルトニウムを調達するためにドクがだましたリビアの過激派の襲撃に会い、ドクは機関銃の凶弾に倒れてしまいます。同じく命を狙われたマーティーはとっさにタイムマシンに乗って逃走するものの、シフトレバーを動かす際に肘で次元転移装置のスイッチを入れてしまい、30年前の1955年11月5日にタイムスリップしてしまいます。

1985年10月26日に戻ろうとするマーティーであったものの、タイムマシンの燃料であるプルトニウムは使い果たしてしまっていました。そこでマーティーは1955年のドクと会い、助けを求めることにします。はじめは疑念の目を向けたものの、当時の自分しか知らないはずの事情を知っていることからマーティーを信じることにし、1955年11月22日22時4分にヒルバレー裁判所の時計台に落ちる落雷の電力を利用してタイムマシンを稼働させることにします。

・『ロジャー・ラビット』 1988年

本作品は1988年に制作された作品で、トゥーンと呼ばれるアニメーション・キャラクターが実社会に存在しているという設定でトゥーンと人間の関係を描いた作品です。1988年のアカデミー視覚効果賞、アカデミー編集賞、アカデミー音響効果賞を受賞したことで話題になりました。

トゥーンと人間が共存している世界。アニメーション映画スターであるロジャー・ラビットは今日も映画撮影に励んでいました。しかしいつもの調子が出ずにNGばかりを出してしまいます。実はロジャーの妻ジェシカ・ラビットが浮気をしているのではとのうわさがあり、ロジャーは落ち着かない日々を過ごしていたのでした。そんなロジャーを心配した映画会社の社長マルーンは私立探偵エディ・バリアンを雇い、ジェシカの浮気現場を押さえるように依頼します。

生活に困っていたエディはしぶしぶ依頼を受け、浮気の証拠をつかんでロジャーに渡すと、その翌日ジェシカの浮気相手でトゥーン・タウンの所有者であるマービン・アクメが何者かに殺害されてしまいます。その手口は金庫を頭上から落とされるというトゥーンならではの手口であり、それはかつてエディの弟が頭の上にピアノを落とされて殺された方法とまったく同じでした。

・『マリアンヌ』 2016年

※左からゼメキス、ヒロインのマリオン・コティヤール、主演のブラッド・ピット

本作品は2016年に制作された作品で、「何度涙を流せば、愛する妻を守れるのか。」、「全てが明かされた先にある、「涙」の物語。」というキャッチコピーでも話題になりました。

舞台は第二次世界大戦かの1942年。ケベック出身のカナダ人口索引マックスは、モロッコでフランス人工作員のマリアンヌと出会います。モロッコで開かれたパーティーに出席した2人は、協力してナチス・ドイツン要人暗殺作戦を成功させ、無事脱出。恋に落ちた二人は結婚し、子どもにも恵まれます。

しかしある日マックスは呼び出しを受け、マリアンヌに二重スパイの疑いがかかっており、マックスの手で始末するようにとの命令を受けてしまいます。突然の事態に動揺するマックスでしたが、この命令は絶対であり、もし断ればマックスも処刑されることになってしまいます。マックスはマリアンヌが無実であると信じ、それを証明するために奔走することになります。

・『フライト』 2012年

※画像はイメージです

本作品は2012年に制作された作品であり、2000年の『キャスト・アウェイ』や『ホワット・ライズ・ビニース』以来の実写作品にあたります。

オーランド国際空港からアトランタ国際空港に向かっていた航空機が突然急降下をはじめ、機長のウィップ・ウィトカーは制御不能となった航空機を背面飛行させた上に地上に胴体着陸を試み、乗客・乗員の102名の内96名を生還させることに成功します。

ウィップは「奇跡のパイロット」と称賛されたものの、事故調査委員会はウィップの血液からアルコールが検出されたため、過失致死罪の適用を検討していました。実はウィップはアルコール依存症でコカインの常習者でもあったのです。

■おわりに

ロバート・ゼメキスは1952年にシカゴに生まれた映画監督であり、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズをはじめとして数々の名作を世に送り出してきた人物です。また3DCGやVFXなどその時の最新の映像技術を用いていることでも知られています。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズに関心のある方は、ぜひ他の作品も鑑賞してみてはいかがでしょうか。

※本記事はコロナウイルス感染症拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

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