レニー・ハーリン:『ダイ・ハード2』や『ディープ・ブルー』を制作した映画監督

レニー・ハーリンは1959年フィンランドのリーヒマキで生まれた映画監督です。ヘルシンキ大学で学んだ後、フィンランドでテレビや映画の製作業につき、アメリカに渡ったのちは大ヒット作を連発。アクション映画を撮影することで有名な映画監督となりました。そんなレニー・ハーリンの人生と作品について詳しく解説していきます。

■レニー・ハーリンとは

※画像はイメージです

レニー・ハーリンは1959年3月15日にフィンランドのリーヒマキで生まれました。ヘルシンキ大学で学んだ後、企業向けコマーシャルなどを制作する仕事に就いたものの、徐々に映画製作に関心を持つようになり、アメリカに渡ったのちは『エルム街の悪夢4』をはじめとするヒット作を連発。1990年にはブルース・ウィルス主演のヒットシリーズ『ダイ・ハード2』の監督に抜擢され、1993年にはシルベスター・スタローンの『クリフハンガー』も手掛けたことで話題になりました。

■レニー・ハーリンの作品

レニー・ハーリンの作品の特長はその作品の多くで、派手なアクションシーンを取り入れている点でしょう。こうした制作スタイルは大ヒットを呼び、ハーリンを世界的な映画監督に押し上げました。また2000年代には実話をもととした作品の監督を行っており、リアリティを追求した作品を制作する試みも行っています。

そんなレニー・ハーリンの作品には、どのような作品が含まれているのでしょうか。主要な作品についてご紹介します。

・『プリズン』 1988年

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本作品は1988年に制作された作品で、無実の罪で死刑になった囚人が刑務所で惨劇を繰り返すさまを描いたホラー作品です。

舞台はアメリカ西部にあるクリードモア刑務所。そこでは最近囚人が焼死体となって発見されたり、脱獄囚が身体を引きちぎられた状態で発見されたりと異様な出来事が続いていました。やがてシャープ初潮はその原因が自分が20年前に電気椅子にかけて無実の罪で死なせたチャーリーという囚人の霊の性であることを悟るもの、惨劇は次々と繰り返されていくばかりでした。新入りの囚人バークはそんな中事件の真実を知るキャサリンと共にチャーリーに立ち向かうことになります。

・『フォード・フェアレーンの冒険』 1990年

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本作品は1990年に制作された作品で、ロサンゼルスの音楽業界を舞台に人気DJ殺害事件をめぐって私立探偵の型破りな活躍を描いた作品です。

音楽業界を専門とする私立探偵フォード・フェアレーンは旧友の人気DJジョニーから行方不明の娘ズーズーを探してほしいという依頼を受けたものの、フォードがラジオ局を後にした直後、ジョニーは何者かに殺害されてしまいます。親友の死を悲しむ間もなく訪れたコーリン・サットンからはまたも行方不明の妹を探すように依頼され、その妹がズーズーであることに戸惑うフォード。しかしフォードは友情と金のために捜査を開始します。

まずジョニーのヨットに潜入したフォードはそこで不気味な男スマイリーに襲われたものの、サットン家のパーティの招待状を手に入れ、秘書のジャズと共に潜入。捜査するうちにフォードはズーズーが殺されたヘヴィ・メタルバンドのボーカル、ボビー・ブラックのグルーピーであったことを突き止めます。

・『クリフハンガー』 1993年

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本作品は1993年に制作された作品で、ロッキー山脈に不時着した武装強盗グループと山岳救助隊の戦いを描いた作品です。1993年に第46回カンヌ国際映画祭でプレミア上映されたほか、第66回アカデミー賞では視覚効果・音響編集・録音の3部門にノミネートされました。

ゲイブはロッキー山脈で山岳救助隊の仕事に就いていました。ゲイブの同僚で親友のハルとハルの恋人サラが山でデートしている間にハルがけがをしてしまい、ゲイブは救助の向かったものの、サラの救出に失敗。ゲイブはハルから憎まれるようになり、ゲイブはすっかり自信を無くして仕事を辞めてしまいます。

その一方国際犯罪組織が財務省の紙幣輸送の飛行機を乗っ取り、使用済み紙幣の強奪を図る事件が発生。しかし紙幣の入ったスーツケースは雪が降り積もるロッキー山脈に落ちてしまい、犯罪組織のボス、クウェイランは救難信号を発信。救助隊員は救助に向かったものの、クウェイランは1億ドルのかいしゅうのために救助隊員を脅迫して現金の入ったスーツケースを探し出させようとします。そんな中恋人のジェシーに再会するべく元職場を訪ねにいったゲイブは事件に巻き込まれ、クウェイランたちのたくらみを阻止するべく行動を起こすのでした。

・『ディープ・ブルー』 1999年

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本作品は1999年に制作された作品で、会場のハイテク研究所を舞台に高度な知能を持ったサメと研究所に閉じ込められた人々の死闘を描いた作品です。

太平洋上の建造された海洋医学研究所「アクアティカ」ではスーザン・マカリスター博士が鮫専門家のカーターやジャニス、ジムらとともにアオザメの脳組織を利用して人間の老化を防ぐ新薬開発の仕事に没頭していました。その研究に危機感を持った投資家グループの代表ラッセルが訪れたこともあり、研究の成果が発表されるも、全員が見守る中でサメたちに異変が。実はスーザンが法律違反を承知でDNA操作を行っており、ハリケーン上陸に乗じてサメたちは研究所から抜け出そうとしていたのでした。ジムは腕を食いちぎられ、救助のためにやってきたヘリコプターは墜落、研究所は破壊されてしまいます。人々はどうにか脱出を図るものの、アクアティカは徐々に浸水し、ひとりまたひとりと鮫の餌食になっていくのでした。

・『タイムトラベラー きのうから来た恋人』 1999年

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本作品は1999年に制作された作品で、核シェルターで成長した青年が地上で織りなす恋物語を描いたコメディ作品です。

舞台は1962年10月のロサンゼルス。キューバ危機のさなか、天才発明家のカルヴィンは

臨月を迎えた妻のヘレンと共に核シェルターで暮らすことになります。シェルターで生まれたアダムは紳士の鏡のような青年に成長。35年後の1997年になってようやくシェルターの自動ロックが解除されたこともあり、カルヴィンは地上に出たもののあまりの世界の変容にショックで寝込んでしまいます。父の代わりに地上に出たアダムははじめてみる世界に感激のあまり歩き回り、道が分からなくなってしまいます。

そんな際現金を手に入れるため野球カードを売ろうとしてだまされそうになり、そこを店員のイヴに救われ、それをきっかけとして二人は親しくなっていきます。しかしアダムは食前のお祈りを欠かすことなく、また海や雨をみただけでおおはしゃぎという時代遅れで奇人じみており、イヴはそんなアダムにあきれるも、徐々にアダムこそが本当の紳士なのだと気が付いていくのでした。

■おわりに

レニー・ハーリンはフィンランドで生まれ、アメリカにわたっては『クリフハンガー』や『ダイ・ハード2』といった大ヒット作を制作したことで知られる映画監督です。近年も話題作を次々と発表しており、今後が期待される映画監督の一人といえるでしょう。

※本記事はコロナウイルス感染症拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

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