ロン・ハワード:『ビューティフル・マインド』や『ダ・ヴィンチ・コード』を制作した映画監督

ロン・ハワードは1954年3月1日アメリカ合衆国オクラホマ州ダンカンに生まれた映画監督です。子役として早いころからキャリアをはじめ、『ビューティフル・マインド』や『ダ・ヴィンチ・コード』などのヒット作を重ね、アメリカを代表する映画監督と称されています。そんなロン・ハワードの人生と作品について詳しく解説していきます。

■ロン・ハワードとは

ロン・ハワードは1954年3月1日アメリカ合衆国オクラホマ州ダンカンに生まれました。父ランス・ハワードは映画監督、脚本家、俳優であり、母は女優ジーン・スピ―グル・ハワードと映画一家であり、早くから映画に関心を持つようになっていました。

また両親ともに俳優であったこともあって、子役のころから多くのテレビドラマや映画に出演。1959年には『旅』で初めてクレジットされ、その後も『メイベリー110番』や『アメリカン・グラフティ』『ラスト・シュ―ティスト』といった作品に出演しました。1972年には南カリフォルニア大学の映画学科に進学するも、出演が多かったことから卒業はせず、1977年には監督デビュー。その後は『アポロ13』や『ビューティフル・マインド』、『ダ・ヴィンチ・コード』などの大ヒット作を重ねています。

■ロン・ハワードの作品

ロン・ハワードの特長は天才数学者の人生を描いた『ビューティフル・マインド』や、世界的大ヒットを遂げた『ダ・ヴィンチ・コード』、スター・ウォーズシリーズのスピンオフ作品となった『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』などさまざまなジャンルの作品に取り組んでいることでしょう。そのどれもが大ヒットとなっていますが、これは幼いころから映画業界でキャリアを積んできたことも関係しているのかもしれません。

そんなロン・ハワードの作品には、どのような作品が含まれているのでしょうか。主要な作品についてご紹介します。

・『アポロ13』 1995年

※画像はイメージです

本作品は1995年に制作された作品で、アポロ13号爆発事故の実話に基づく作品です。第68回アカデミー賞において編集賞、録音賞の2部門を受賞したことでも話題になりました。

アポロ13号のクルーとなったジム・ラヴェル船長たちは日々訓練を重ねていましたが、ジムの妻マリリンは「13号」という数字にどこか不安を感じていました。しかし打ち上げ二日前になって予備チームの1人が風疹に罹っていることが判明、パイロットであるケン・マッティングリーはNASAから搭乗権を取り消され、代わりに予備チームのジャック・スワイガートが搭乗することになります。

そして1970年4月11日。アポロ13号はサターンVロケットで発射。予定通りの軌道に乗ったアポロ13号はテレビ中継用の通信などを行いながら月へと進んでいたものの、ジャックが機械船の液体酸素タンクの操作を行ったとたん爆発。みるみる内に酸素は減っていき、クルーたちは月面着陸をあきらめ、地球への帰還を余儀なくされてしまいます。

・『身代金』 1996年

※画像はイメージです

本作品は1996年に制作された作品で、1956年に公開された『誘拐』のリメイク作品にあたります。

元空軍で航空会社社長を務めるトムは、ある日息子を誘拐され200万ドルもの身代金を要求されてしまいます。FBIの協力のもと息子を取り戻そうと奮闘するトムだったものの、身代金を払っても息子は生きて戻らないと悟ったトムは用意した200万ドルを犯人の首にかける懸賞金とし、息子が生きて帰ってくれば懸賞金を取り下げるとテレビで発表。トムの行動に世間は沸き立ち、そして犯人グループの間には不協和音が生じていきます。

・『ビューティフル・マインド』 2001年

※画像はイメージです

本作品は2001年に制作された作品でノーベル経済学賞を受賞した天才数学者ジョン・ナッシュの半生を描いた作品です。アカデミー賞では作品賞、監督賞、助演女優賞、脚色賞、そしてゴールデングローブ賞では作品賞、脚本賞、主演男優賞、助演女優賞を獲得し、大きな話題となりました。

1974年プリンストン大学院の数学科に入学したジョン・ナッシュは、「この世のすべてを支配できる理論を見つけ出したい」という希望をもってひとり研究に没頭していました。その研究はやがて実を結び、「ゲーム理論」という画期的な理論を発見。その類まれな頭脳を認められたジョンは、MITのウィラー研究所に採用され、愛する女性アリシアと結婚するなど順風満帆なように見えたものの、敵国ロシアの通信暗号解読の仕事を任せられたナッシュはその極秘任務の重圧に次第に追い込まれていくのでした。

・『ダ・ヴィンチ・コード』 2006年

※画像はイメージです

本作品は2006年に制作された作品で、ダン・ブラウンの小説『ダ・ヴィンチ・コード』を原作とする作品です。大ヒットしたことはもちろん、ローマ教会からイエス・キリストを冒涜した作品でありボイコットを呼びかけたことでも話題になりました。

ルーブル美術館の館内で、館長であるジャック・ソニエールの射殺体が発見される事件が発生。しかし不思議なことにその身体はダ・ヴィンチの「ウィトルウィウス的人体図」を模したかたちになっており、ハーバード大学のロバート・ラングドン教授はフランス警察のベズ・ファーシュ警部に呼び出され、宗教象徴学の専門家として捜査協力を求められることになります。実はソニエールは事件の前日にロバートに電話してきたのにもかかわらず、約束の場所に現れないという不可解な行動を示していたのでした。

困惑するロバートのもとに暗号解読官であるソフィー・ヌヴ―が現れ、ロバートの身に危険が迫っていることを伝えます。ソニエールはソフィーの祖父であり、「ロバート・ラングトンを探し出して彼に託せ」というメッセージが現場に残されていたことから、ソフィーはロバートにコンタクトを取ったものの、ファーシュ警部はロバートを容疑者とにらんでいたのでした。

なんとかルーブルを抜け出したロバートとソフィーは旧友であるリー・ティービングの屋敷を訪れ、意見を仰ぐことになります。リーは聖遺物や聖杯の研究を重ねる研究者であり、ソニエールがのこした手掛かりはイエス・キリストとマグダラのマリアの子孫につながっていると読んだリーはロバートたちを支援し、一行はロンドンに向かいます。

■おわりに

ロン・ハワードは1954年3月1日アメリカ合衆国オクラホマ州ダンカンに生まれた映画監督であり、『ビューティフル・マインド』や『ダ・ヴィンチ・コード』などの大ヒット作品を発表したことで知られる人物です。そのほかにもプロデューサーとして『24 -TWENTY FOUR-』『ライ・トゥ・ミー 嘘は真実を語る』などを発表しており、映画監督としてはもちろんプロデューサーや俳優、脚本家としてもすぐれた人物であるといえるでしょう。

※本記事はコロナウイルス感染症拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

関連記事一覧