ナシゴレン:屋台飯としても知られるインドネシアの国民食

ナシゴレンとは、インドネシアやマレーシアで親しまれているチャーハンの1種です。現地の調味料を使用するのが特徴で、独特の香りが食欲を掻き立てます。そんなナシゴレンの歴史と特徴について詳しく解説していきます。

ナシゴレンの歴史

ナシゴレンの語源は、インドネシア語の「ナシ=ご飯」と「ゴレン=炒める」が由来です。もともとは中華料理のチャーハンが伝わり、独自にアレンジした料理だと考えられています。

ナシゴレン発祥の時期についてははっきりしていませんが、昔からインドネシアの人々は微生物の繁殖を防ぐのに効果的な焼き飯を好んで作っていました。前夜に炊いたご飯を使用し、朝食としてナシゴレンを食べるのが一般的です。

また、中東料理のピラフ(米をスープで炊いた料理)から派生したという説もあり、インドネシアの食文化が諸外国の影響を受けて発展したことがよく分かります。

インドネシア独立後は非公式ながらも国民食として浸透しており、ニューヨーク万国博覧会(1964年)ではインドネシアパビリオンのレストランで提供されました。

ナシゴレンの特徴

ナシゴレンは、肉・野菜・海鮮・米をスパイスで炒めた料理で、CNNの『世界で最も美味しい料理50』にも選ばれました。

インドネシア料理やマレーシア料理で用いられる「辛味調味料・サンバル」や「甘い調理用ソース・ケチャップマニス」の風味が特徴的です。

・ナシゴレンの主な材料

肉…鶏肉・牛肉・合い挽きミンチ・ベーコンなど

海鮮…エビ・干しエビなど

野菜…玉ネギ・パプリカ・にんじん・長ネギ・キャベツ・グリンピース・カシューナッツなど

現地の調味料…ケチャップマニス・サンバル

スパイス…ニンニク・ナンプラー・醤油・ケチャップ・チリソース・チキンブイヨン・オイスターソース・塩コショウなど

付け合わせ…キュウリ・トマト・えびせんなど

・ナシゴレンの主な調理法

米はあらかじめ炊飯しておきます。

肉・野菜を細かめにカットします。

フライパンに油を引き、ニンニクを炒めて香りを出します。

肉・海鮮・野菜の順番でフライパンに入れ、肉の色が変わるまで炒めます。

炊きあがった米を加え、全体をかき混ぜるようによく炒めます。

調味料を入れ、全体的に馴染んだら皿に盛ります。

目玉焼きと付け合わせを添えたら完成です。

※味付けには現地の調味料であるケチャップマニス・サンバルを使用しますが、無い場合には「ナンプラー・しょうゆ・チリソース・オイスターソース」などで代用しても美味しく食べられます。

終わりに

ナシゴレンは、インドネシアをはじめ世界中で愛されている焼き飯です。具材や調味料によってアレンジできるのもポイントで、店舗によってオリジナルのナシゴレンが楽しめます。レストランのメニューで見つけたら、是非一度食べてみてくださいね。

※本記事はコロナウイルス感染症拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

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