フェジョアーダ:肉と豆を使った栄養たっぷりの煮込み料理

フェジョアーダは、肉と豆を煮込んで作った栄養たっぷりの料理で、ブラジルの国民食として知られています。今日では多くの国で人気メニューとなりましたが、地域によって独自のバリエーションが展開しています。そんなフェジョアーダの歴史と特徴について詳しく解説していきます。

◆フェジョアーダの歴史

フェジョアーダは豚肉や牛肉を豆と一緒に煮込んだ料理で、ブラジルをはじめ、ポルトガル、アンゴラ、サントメ・プリンシペ、東ティモールなどポルトガルおよびその旧植民地などで主に食べられています。

この料理の名称は「フェイジャオン(インゲン豆)を使った料理」という意味であり、フェジョアーダよりも少ない材料で作られる豆料理は、そのまま「フェイジャオン」と呼ばれています。

フェジョアーダの起源は、アフリカからブラジルに連れてこられた奴隷たちが考案した料理であるという説があります。農場主らのために提供した豚の上質な肉の部分の残り(主に内臓、耳、鼻、足、しっぽなど)に、豆などを加えて煮込んだものであったようです。

また、支配者層によってヨーロッパから持ち込まれた豆の煮込料理が、南米で調達しやすい材料でアレンジされ、家事奴隷などによって庶民へと伝えられたという別の説もあります。

フェジョアーダは長い時間をへて、今日のブラジル人がもっともよく食べるおかずとなりました。ブラジルのフェジョアーダは、国を代表する料理として海外でも有名となり、地域によって独特の具材や味付け、サイドディッシュなどが展開されています。

◆フェジョアーダの特徴

フェジョアーダは、豚肉や牛肉、ソーセージやなどをインゲン豆と一緒に煮込んだ料理で、様々なバリエーションがあります。

ブラジルのフェジョアーダでは、黒インゲン豆と豚の脂身、豚や牛の干し肉または燻製肉、生ソーセージ、豚の耳や鼻、足、尾、皮などを、ニンニクと岩塩の塩味でじっくり煮込んで作ります。ブラジルでは日常的なおかずとして食べられていますが、レストランなどでは水曜日や土曜日のランチとして提供されているようです。

かつて強制労働に就いていた奴隷たちが、暑熱のなかでの塩分補給として食していたものでもあったため、現在でも塩辛い味付けであるのが特徴です。

フェジョアーダは、食材のボリュームに加え、肉や豆に含まれる豊富な栄養が摂れる料理として、がっつりと食べたいときにぴったりの料理です。

・フェジョアーダの主な材料

豚バラかたまり肉(一口大)、塩、玉ねぎ(みじん切り)、ニンニク(みじん切り)、ソーセージ(一口大)、サラダ油、いんげん豆(水煮)、水、ローリエ、塩・コショウ

・フェジョアーダの主な調理法

豚肉に塩をもみ込みます。

鍋にサラダ油を入れて中火にかけ、玉ねぎとニンニクを炒めます。

玉ねぎがしんなりしたら、豚肉とソーセージを加えて豚肉の色が変わるまで炒めます。  

豆を汁ごと加え、水とローリエも入れて蓋をして沸騰したら、肉が柔らかくなりとろみがつくまで弱火で20分ほど煮込みます。

塩・コショウで味をととのえて完成です。

◆終わりに

肉と豆を使った栄養たっぷりのフェジョアーダは調理法もシンプルなので自宅の料理にもおすすめです。疲労のたまったときや、体力をつけたいときの食事として食べてみてはいかがでしょうか。

出典(Wikipedia):https://ja.wikipedia.org/wiki/フェジョアーダ

※本記事はコロナウイルス感染症拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

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