プルクデル・ジャグン:インドネシアでポピュラーなトウモロコシの揚げ料理

プルクデル・ジャグンはトウモロコシを用いた揚げ料理で、インドネシアでは家庭料理として親しまれています。日本でも馴染みのあるかき揚げのような見た目と味で、普段のおかずの一品としても、おやつとしても手軽に作ることができます。そんなプルクデル・ジャグンの歴史と特徴について詳しく解説していきます。

◆プルクデル・ジャグンの歴史

プルクデル・ジャグンはトウモロコシがたくさん入った揚げ物で、インドネシアでよく食べられている家庭料理です。その起源はアメリカ先住民の料理にあり、アメリカ南部でも同じような料理がコーンフリッターと呼ばれるおやつとして親しまれています。

かつて、ヨーロッパの探検家たちが新世界に到着する頃まで、アメリカ先住民は何千年もの間、挽いたトウモロコシを食料として用いてきました。コロンブス以前のアメリカでは、トウモロコシを原料とする食料を主食としていたものの、アメリカ先住民は揚げ物技術を持っていませんでした。

後に、ヨーロッパの開拓者たちが、トウモロコシ料理のレシピや製法をアメリカ先住民たちから学ぶようになると、アメリカ南部では多くの伝統的な揚げ物料理が生み出されました。コーンフリッターもその中の一つとして伝えられてきたようです。

東南アジアにトウモロコシ種子がもたらされたのは、16世紀後半にスペインとポルトガルの貿易業者を通じてのことでした。トウモロコシは、主に熱帯性気候のインドネシアで繁茂していきました。乾燥した中部や南東部のインドネシアにおいて、トウモロコシは稲の栽培よりもはるかに少ない水で栽培できるため、しだいに彼らの主食となっていったのです。

インドネシアでは、このトウモロコシとココナッツ油やパーム油を用いた揚げ物技術によって独自のコーンフリッターを作るようになり、これが「プルクデル・ジャグン(perkedel jagung)」または「バクワン・ジャグン(bakwan jagung)」などと呼ばれるようになったのです。

◆プルクデル・ジャグンの特徴

プルクデル・ジャグンは、新鮮なトウモロコシの穀粒や他の野菜、卵、小麦粉、米粉などで作られるかき揚げのような料理で、インドネシアではおやつとしても人気があり、前菜として提供されることもあります。

ほどよい甘味と風味があり、日本人にも馴染みのある味なので、普段のおかずとしても取り入れやすい料理です。

・プルクデル・ジャグンの主な材料

トウモロコシ、玉ねぎ、ニンニク、卵、米粉、小麦粉、コリアンダー、水

調味料…塩、コショウ

その他…にんじんやネギなどのお好みの野菜(刻んだもの)、サラダ油

・プルクデル・ジャグンの主な調理法

ボウルに玉ねぎ、ニンニク、コリアンダーを入れ、つぶしながら混ぜ合わせます。

トウモロコシ、お好みの野菜、卵をボウルに加えて混ぜ、塩、コショウで味付けします。

米粉、小麦粉を加え、水を少しずつ加えていき、かき揚げのような柔らかさになるまで混ぜ合わせます。

鍋にサラダ油を入れてやや低めの中温に熱し、かき揚げを揚げる要領でゆっくりと揚げていきます。

きつね色になれば、完成です。

◆終わりに

トウモロコシをはじめとした健康的な食材や、揚げ物ならではのサクサク感は、おかずとしてもおやつとしても、広い年齢層で喜ばれそうですね。自宅でも気軽に作れるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

※本記事はコロナウイルス感染症拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

関連記事一覧