マルタバ:パンケーキやお好み焼きのようなインド発祥の屋台料理

マルタバは、中東や東南アジアの多くの地域で食べられている料理です。地域によって様々な食材や調理法がありますが、多くのメディアやブログなどでは、インドネシアで人気の粉もの料理として紹介されています。このマルタバは主に、パンケーキ風のおやつのようなタイプと、お好み焼きのようなタイプの2種類に分かれます。そんなマルタバの歴史と特徴について詳しく解説していきます。

◆マルタバの歴史

マルタバは主にサウジアラビア、イエメン、インドネシア、マレーシア、タイ、シンガポール、ブルネイなどで食べられている料理で「マルタバック」、「ムルタバック」などの別の表記もあります。語源はアラビア語で、「折り畳まれた(もの)」という意味を持ち、地域により様々な食材や調理法がありますが、クレープやパンケーキ、揚げパン、お好み焼きなどがそれに近い料理となります。

マルタバはデリー・スルターン朝(13世紀初頭から16世紀初めまでの約320年間デリーを中心に主として北インドを支配した5つのイスラーム王朝)時代のインドが発祥であるといわれます。貿易商を通して東南アジアへ伝わり、広い国々で人気となったようです。

◆マルタバの特徴

インドネシアのおいてのマルタバは特に有名で、ソウルフードとして愛されている料理でもあります。甘いパンケーキのようなものとスパイスの効いたお好み焼き風のものとの2種類があり、これらは見た目も味も大きく違います。この2つのタイプのものが同じ店で一緒に売られていることが多いようです。

<マルタバ・マニス(Martabak manis)>

甘いタイプのマルタバで、香り高くパンケーキのようなものです。分厚い生地にチョコやチーズ、ナッツなどを挟んでおり、日本でいうと今川焼に似ています。もちもちふわふわの食感と程よい甘さが人気です。

<マルタバ・テロール(Martabak telur)>

エッグマルタバ、マルタバ・アスィン(martabak asin)とも呼ばれ、ひき肉と卵、野菜を混ぜた具材を、クレープのような生地に包んで揚げたものです。パイのようにサクサクとした食感と、やわらかくてジューシーな具の味が人気です。

・マルタバ・テロールの材料

皮…小麦粉(450g)、水(175cc)、塩(小さじ1/2)

具…牛ひき肉(750g)、ニンニク(4かけ)、玉ネギ(1個)、長ネギ(1本)、ニラ(2束)、卵(4個)、塩(小さじ1)、コショウ(小さじ1/2)、サラダ油(適量)

・マルタバの主な調理法

まず、皮を作ります。皮の材料をすべて混ぜ合わせよくこねて、耳たぶ程度の硬さになったら、ラップに包んで2時間ほど寝かせます。

生地を作りたい個数分に分け、それぞれ大きな丸になるように薄く伸ばしたら皮の出来上がりです。

次に具を作ります。サラダ油をひいたフライパンにニンニクを炒め、香りが出たらひき肉を加え、肉の色が変わったら、タマネギ、ニラを加えてよく混ぜながら炒めます。

炒めたものを一度お皿にあけ、完全に冷めたら卵、長ネギ、コショウを加えて混ぜます。

フライパンに多めのサラダ油をひき、皮を1枚おいて、皮の中央に具をのせ平らにならします。

皮のふちを四角形になるように折り込み、具材を包み込みます。

皮の両面がきつね色になるまで焼き、食べやすい大きさに切ったら完成です。

お好みのスパイスを使ったり、サンバルソースをかけたりするなど、様々なアレンジができます。

皮は、春巻の皮を使えばさらに簡単に作れます。

◆終わりに

地域や習慣によって食材や味付けの異なるマルタバですが、オリジナルのアレンジを楽しむこともできそうですね。東南アジアなどへ観光の際には、本場のマルタバを味わうことを楽しみの一つにしてみてもよいかもしれません。

出典(Wikipedia):https://ja.wikipedia.org/wiki/ムルタバ

※本記事はコロナウイルス感染症拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

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