ムケッカ:ブラジルで定番の栄養たっぷりシーフードシチュー

ムケッカはブラジルの伝統料理のひとつで、定番のシーフードシチューとして広く知られています。魚介類とたっぷりの野菜を使ったヘルシーな料理なので、ふだんの食事としてもおすすめです。そんなムケッカの歴史と特徴について詳しく解説していきます。

◆ムケッカの歴史

ムケッカはブラジルの伝統的なシーフードシチューです。もとはアフリカの海岸部で日常的に食べられていた料理でしたが、それがポルトガルを経由してブラジル北部へ伝わったとされています。現在ではブラジル人の定番料理として定着しました。

ブラジルでは300年近くの歴史があるといわれるムケッカですが、近年では、リオデジャネイロ北部にあるエスピリトサント州の「ムケッカ・カピシャーバ」と北東部にあるバイーア州の「ムケッカ・バイーアナ」の2種類が存在しています。

◆ムケッカの特徴

ムケッカは煮込み料理であるものの水を使わず、シーフードと野菜と油のみで煮るのが特徴です。主に、魚介類、タマネギ、ニンニク、トマト、コリアンダーなどの材料から作られています。

エスピリトサント州の「ムケッカ・カピシャーバ」は、ブラジル先住民の料理から影響を受けています。油はパーム油ではなくオリーブオイルが使われ、ベニノキの色素が加わり、伝統的な土の鍋で調理されるのが特徴です。具材には、魚、エビ、カニ、ロブスターなどが用いられ、生のバナナを使うこともあるようです。味付けにはタマネギ、トマト、コリアンダー、チャイブなどが使われています。

バイーア州の「ムケッカ・バイーアナ」は、アフリカ料理からの影響を受けています。これは基本のムケッカの材料に、アフリカ椰子から採取したデンデ油(パーム油)、ココナッツミルク、エビ、カニ等が加わったものです。

近年では、デンデ油(パーム油)よりもオリーブオイルの方が健康的であることから、バイーア州のブラジル人たちでも、代わりにオリーブオイルを使うことが増えているようです。

・ムケッカ・バイーアナの主な材料

エビ(またはカニ、タラなどでもよい。下処理する)、ニンニク(みじん切り)、玉ねぎ(粗いみじん切り)、パプリカ(粗いみじん切り)、オクラ(小口切り)、トマト(種を取り除く)、オリーブオイル(またはパーム油)、ココナッツミルク、塩、水溶き片栗粉

・ムケッカ・バイーアナの主な調理法

フライパンにオリーブオイル(もしくはパーム油)を敷いてニンニクを炒めます。

トマト以外の野菜を全て入れて中火で炒めます。

野菜がしんなりしたらトマトも加えて炒め、水けを飛ばします。

エビ(または他の魚介類)を加えてさらに炒めます。

火が通ったらココナッツミルクを加え、中火で20分ほど煮込みます。

塩で味を整え、水溶き片栗粉でとろみをつければ完成です。

ご飯にかけて食べましょう。

◆終わりに

ごはんに合う食事として食べられているムケッカは、日本人にも馴染みすい味です。夏バテや疲労時の栄養補給などに、ブラジルのヘルシー料理を楽しく味わってみてはいかがでしょうか。

出典(Wikipedia):https://ja.wikipedia.org/wiki/ムケッカ

※本記事はコロナウイルス感染症拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

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