アギディ:トウモロコシの粉を練って冷やし固めたナイジェリアの主食

アギディとは、コーンスターチ(トウモロコシの粉)から作られるプリンやゼリーのような食べ物です。素朴な味わいとぷるぷる食感が食事に楽しさを与えてくれます。また、別名で「エコ」「カファ」と呼ばれることもあります。

そんなアギディの歴史と特徴について詳しく解説していきます。

アギディの歴史

アギディの発祥地についてははっきりしていませんが、ナイジェリア国内で考案されたと考えられています。地域・民族によって名称は変わり、イボ語で「アギディ」、ヨルバ語で「エコ」、ハウサ語で「カファ」として伝わりました。

発祥時期についてのヒントはトウモロコシです。トウモロコシは、もともとアフリカには自生しておらず、ヨーロッパの植民地になった際に持ち込まれました。「栽培が難しくない」「収穫量が多い」「粉に加工して保存できる」などのメリットの多さから、トウモロコシ栽培はアフリカに根付きます。そして、加工してアレンジを加えるうちにアギディが誕生したと推測されます。

アギディの特徴

アギディは、コーンスターチ(トウモロコシの粉)を水で練ったのち、容器に入れて冷やし固めた料理です。ナイジェリア全土で親しまれる国民食として知られています。

ぷるぷるしたプリンやゼリーのような柔らかい独特の食感が特徴で、豆のケーキやコショウの効いたスープ・辛味のあるソースなどと一緒に提供されます。ほんのり甘い素朴な味わいは、どんな料理にも合います。

・アギディの主な材料

コーンスターチ(トウモロコシの粉)

・アギディの主な調理法

※画像はイメージです

深めの鍋にコーンスターチを入れ、少しずつ水を入れます。

木べらで丁寧にかき混ぜ、粉が水分を吸収したら弱火にかけます。

ダマにならないように注意しながら、木べらでゆっくりかき混ぜます。

均等に混ざったら、水を追加して蓋をします。

水分量が減り、とろみがついてから5分間煮込みます。

待ち時間に冷水をボウルに入れて用意します。

煮込んだ生地をスプーンで少量すくい、冷水に入れてかき混ぜます。

冷水に溶けず、固体になることを確認したら生地の準備は終了です。

容器に生地を入れ、冷蔵庫で冷やしたら完成です。

※温度が高いとダマになるので必ず弱火で調理してください。

終わりに

アギディは、トウモロコシの粉を弱火で煮込んで作る食べ物です。スパイシーな味わいが特徴のナイジェリア料理との相性は抜群で、レストランはもちろん一般家庭でも人気があります。現地以外であまり見かけないメニューなので、興味のある方はご自宅でアギディ作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。

※本記事はコロナウイルス感染症拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

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