カンポット: 東ヨーロッパや中央ヨーロッパで人気のあるノンアルコールのデザート飲料

カンポットとは、果物を砂糖やハチミツで煮込んで作るヨーロッパの飲み物です。ベリー系の果物が中心ですが特に決まりはないので、それぞれの家庭によってオリジナルのレシピが楽しまれています

そんなカンポットの歴史と特徴について詳しく解説していきます。

カンポットの歴史

カンポットは、古くから東ヨーロッパや中央ヨーロッパで暮らしていたスラヴ人の伝統的なデザート・飲み物です。冬の時期にビタミン類を摂取するため、果物を長期保存する方法として考案されたと考えられています。

文献では、1885年のレシピ集に「カンポットで保存した果物は彩りが良く新鮮に見える」との記述があります。1970年代までは一般家庭でもよく作られており、多くのレシピ本に登場していました。

しかし、1980年代になるとフルーツジュース・ソフトドリンク・ミネラルウォーターが普及し、カンポットの消費量は減っていきました。

カンポットの特徴

カンポットは、主にベリー系の果物を使用して作られるノンアルコールのデザート・飲料です。甘酸っぱく爽やかな味わいは子供たちに人気があります。ジュースだけでなく、漬け込んだ果物も食べることができます。

暖かくしても冷たくしても美味しいので、現地では季節によってそれぞれの味わいを楽しんでいます。

・カンポットの主な材料

果物…サクランボ・ブルーベリー・イチゴ・リンゴ・ナシ・アンズ・モモ・ラズベリー・ブラックベリー・グースベリー・クランベリー・レッドカラント・プルーン・レーズンなど

砂糖、またはハチミツ

スパイス…バニラ・シナモンなど

※果物は生や冷凍はもちろん、ドライフルーツ・缶詰でも使用可能です。

・カンポットの主な調理法

果物を洗い、大きいものは一口大にカットします。

深めの鍋に水を沸騰させます。

沸騰したら、果物をゆっくり加えます。

再度沸騰させ、中火で30分程度煮込みます。(蓋はしません)

煮込んだら火から下ろし、砂糖、またはハチミツを加え、よくかき混ぜます。

味見をして、好みでスパイスを追加します。

鍋のまま冷まし、漉してから清潔な容器に入れたら完成です。

冷蔵庫で保存しましょう。

終わりに

カンポットは、かつて東ヨーロッパや中央ヨーロッパに居住したスラヴ人が考案しました。暖かくても冷たくても美味しいため、1年を通して親しまれていますが、寒い冬の日にホットで飲むのがおすすめです。もし現地へ行く機会がありましたら、是非一度飲んでみてはいかがでしょうか。また、珍しい材料を必要としないので、ご自宅で作ることも可能です。

※本記事はコロナウイルス感染症拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

関連記事一覧