キチュリ:豆を使ったヘルシーなインドのお粥

キチュリは米と豆を用いたインドのお粥で、ヘルシーフードとして日本でも注目されています。アーユルヴェーダの基本食としても知られるこの料理は、消化も良く、体調の悪いときなどにもよく食べられています。そんなキチュリの歴史と特徴について詳しく解説していきます。

◆キチュリの歴史

キチュリは1340年以上前にインドで生まれた、米と豆を用いて作られるお粥のような料理です。インド発祥の伝統医学「アーユルヴェーダ」の基本食ともいわれ、体の調子が悪い時などに、消化がよく栄養価の高い食事としてよく食べられています。

バングラデシュやネパール、パキスタンなどのインド亜大陸全域でとても人気があり、インド内では多くの州において広く作られています。また、インドの文化では、赤ちゃんが初めて食べる離乳食の一つとしても取り入れられ、辛みがないことから、子どもたちも日常的に食べているそうです。

栄養面でのメリットから、最近では日本でもヘルシーフードとして注目をあつめており、デトックスやダイエットの効果が期待されています。

◆キチュリの特徴

インドのキチュリで主に使われるのは、「ムングダール(ムング豆)」という栄養価の高い緑豆で、そこに様々な野菜やナッツ、果物が用いられることもあります。一つの鍋で調理することのできる便利な料理としても人気があります。

インドのお粥として知られるキチュリですが、普段の食事として食べる際には、カリフラワー、ポテト、グリーンピースなどの野菜を一緒に添えることも多いようです。

・キチュリの主な材料

米、ムングダール(緑豆のひき割り)、玉ねぎ(みじん切り)、ニンニク(みじん切り)、ショウガ(みじん切り)、トマト(粗いみじん切り)、クミンシード、水、ターメリック、塩、オリーブオイル

・キチュリの主な調理法

米とムングダールを洗い、30分ほど水につけておきます。

オリーブオイルを敷いた鍋でクミンシードを炒めた後に玉ねぎを加え、少ししたらニンニクを加えて中火で炒めます。

また、少ししたらショウガを加えて弱火にして炒めます。この間に、米とムングダールの水を切っておきます。

鍋にトマトを加えて炒め、塩を少しふります。

ターメリックを加えてさらに炒めます。

米とムングダールを加えて全体が混ざり合うように炒めます。

鍋に水を入れ、ふたをして煮込みます。

様子を見ながら、全体的にとろみが出てきたら完成です。

◆終わりに

消化が良くて栄養価の高いキチュリは、風邪を引いたときや、胃腸の調子が悪い時、疲れがたまったときなどにぴったりの食事です。体の不調が続いたときのメニューの一つとして取り入れてみてはいかがでしょうか。

※本記事はコロナウイルス感染症拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

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