ジョロフライス:ピリッと辛いトマトベースの炊き込みご飯

ジョロフライスはピラフやパエリアのような米料理で、西アフリカでよく食べられています。地域や家庭により様々なバリエーションがありますが、香辛料を使い、トマトベースで炊きこむのが特徴です。そんなジョロフライスの歴史と特徴について詳しく解説していきます。

◆ジョロフライスの歴史

ジョロフライスは、ガーナをはじめとした西アフリカでよく食べられている米料理です。「ジョロフ」には「ウォロフ族の飯」という意味があり、セネガルやガンビアの農耕民族であるウォロフ族が、奴隷貿易などによって連れ去られた際に作った「チェブヤップ」という料理に由来しています。

ジョロフライスの発祥地である西アフリカのギニア湾北岸には、「ベンナ・チン(一つ鍋)」という種類のセネガル料理が存在します。これは、肉、魚、野菜を炒めて煮込んだ煮汁で米を炊くという、炊き込みご飯の一種であり、一つの鍋で煮炊きのすべてができる調理法です。この中の「チェブヤップ(肉ご飯)」という料理がジョロフライスによく似ているのです。

この米料理は、アフリカに帰還した元奴隷の子孫たちや自由黒人たちによってガーナやナイジェリアを経由し、北米まで伝えられたといわれています。また、アメリカのルイジアナ州で有名なケイジャン料理「ジャンバラヤ」のルーツであるともいわれます。

現在、ジョロフライスは西アフリカの各地域で様々なバリエーションが展開され、アメリカでも広く知れ渡るようになりました。

◆ジョロフライスの特徴

ジョロフライスは、鶏肉や牛肉、野菜が入ったトマトベースのスープで米を炊く、ピラフやパエリアのような炊き込みご飯の一種です。香辛料が入るので、ピリッとした辛さも特徴です。

たっぷりの肉と野菜でボリューム感があり、味付けもしっかりとしているので、食欲も栄養も満たされ贅沢な料理とも言えます。また、トマトベースで炊くという点以外は、地域や家庭によってバリエーションがあるようです。

・ジョロフライスの主な材料

米、牛肉または鶏肉(食べやすい大きさ)、玉ねぎ(みじん切り)、トマト(乱切り)、ナス(乱切り)、ニンジン(乱切り)、キャベツ(ざく切り)、ニンニク、塩、コショウ、トマトピューレ、ココナッツオイル、水

香辛料…ナツメグ、クミン、ショウガ、オレガノ、トウガラシなど

・ジョロフライスの主な調理法

牛肉または鶏肉にニンニク、塩、コショウで下味を付け、ココナッツオイルを熱した鍋で炒めます。

玉ねぎとトマトを入れて炒め、トマトピューレを加えてさらに炒めます。

鍋に水を注ぎ、ナス、ニンジン、キャベツと香辛料を加えて煮込みます。

柔らかくなった肉と野菜を別の皿に移し、鍋に残った煮汁を使って米を炊きます。

炊き上がったご飯を皿に盛り、煮込んだ肉と野菜を添えれば完成です。

◆終わりに

ジョロフライスは自宅でも簡単に作れますし、シチュー用の肉を使えば時短にもなります。栄養たっぷりで、香辛料のピリッとしたほどよい辛さは、お酒のお供にもぴったりです。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

出典(Wikipedia):https://ja.wikipedia.org/wiki/ジョロフライス

※本記事はコロナウイルス感染症拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

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