パウンドヤム:ナイジェリアで食されるヤムイモから作るイモ餅

パウンドヤムは、蒸したヤムイモやヤムイモ粉を練り込んで作るイモ餅です。ナイジェリアのポピュラーな主食として知られ、様々なスープと一緒に提供されます。
そんなパウンドヤムの歴史と特徴について詳しく解説していきます。

1)パウンドヤムの歴史

パウンドヤムは、西アフリカ・中部アフリカで食されるフフ(蒸したイモやトウモロコシなどから作るイモ餅)の1種です。

フフは16世紀頃に、ポルトガルの貿易商がブラジルのキャッサバをアフリカへ持ち込んだことがきっかけで考案されました。その後アフリカ各地に広まるにつれて地域ごとの原材料が使用されるようになり、ナイジェリアではヤムイモが採用され「パウンドヤム」ができたと考えられています。

2)パウンドヤムの特徴

パウンドヤムは他のフフよりも伸縮性があるのが特徴とされています。料理の邪魔にならずクセの少ない味わいは、スパイスを多用するナイジェリア料理にぴったりです。

・パウンドヤムの主な材料

ヤムイモ

・パウンドヤムの主な調理法

ヤムイモの皮をむき、一口大にカットしてよく洗います。
鍋にヤムイモを入れ、全部かぶるくらいの水を入れます。
10分~15分程度加熱し、フォークや串を刺して柔らかくなっていることを確認します。
鍋にお湯は残したまま、ヤムイモのみをボウルに移します。
ヤムイモを麺棒やミキサーなどでつぶしながら練り込みます。
途中、鍋のお湯を足しながら、滑らかになるまで混ぜます。
ひとまとまりになって、柔らかめの餅くらいの固さになれば完成です。

※画像はイメージです

・パウンドヤムの主な付け合わせ

エグシスープ
すりつぶしたエグシメロンの種子をベースに肉や魚・野菜と共に煮込んだスープ料理で、香辛料をたっぷり使用したスパイシーな味付けが特徴。

エウェドゥスープ
ナイジェリア南西部に居住するヨルバ人に人気のスープです。
ジュートの葉をピューレにして使用します。

エフォリロ
ナイジェリア南西部に居住するヨルバ人の伝統料理。
野菜・干し魚・ザリガニなどを煮込んだシチューです。

3)終わりに

ヤムイモのみで作られるクセのないパウンドヤムは、スパイシーなスープ類と合わせるのが定番です。山芋を代用して作ることもできるので、興味のある方は一度挑戦してみてはいかがでしょうか。

※本記事はコロナウイルス感染拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

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