
ブリヌイ:ロシアで愛されるモチモチのクレープ
ブリヌイとはもちもちした食感が特徴のクレープのような食べ物で、ロシアを代表する家庭料理です。塩気の効いたサーモンを添えて前菜にしたり、ジャムをかけておやつにしたりといろいろな食べ方で楽しまれています。そんなブリヌイの歴史と特徴について詳しく解説していきます。
1)ブリヌイの歴史
ブリヌイは、ロシア語の元となったスラヴ語の「ムリン」という言葉が語源になったと言われています。ムリンはすりつぶすという意味で、穀物をすり潰した粉を材料に使うことからこの名前がつき徐々に転訛してブリヌイと呼ばれるようになりました。またブリヌイは丸い形から太陽の象徴とされ、スラヴ民族の儀式でも食べられていました。
2)ブリヌイの特徴
ブリヌイはクレープやホットケーキに似た料理で、合わせる具材によって主食にもスイーツにもなる万能メニューです。生地に具材を包むのはもちろん、そのまま生地を食べたり、具材をはさんでオーブンで焼いたりと様々なアレンジが楽しめます。食事系の具材にはサーモン、いくら、クリームチーズ、サワークリームなどが使われ、スイーツ系はアイス、チョコレート、はちみつなどを使うのが定番となっています。ロシアでは若者からの人気も高く、ブリヌイ専門店もオープンしています。
・ブリヌイの主な材料
薄力粉
ドライイースト
卵
砂糖
牛乳
バター
塩
サラダ油
※ブリヌイのレシピ
3)終わりに
ブリヌイは甘いものから塩気のあるものまでなんでもトッピングすることができるので、日常的な食事からパーティーの一品など幅広くメニューに加えることができます。包丁を使う必要がないのでお子さんとの料理にもぴったりです。家族や友達と生地作りを楽しみながら、お店にはないようなオリジナルトッピングに挑戦してみてはいかがでしょうか。
出典:Wikipedia ブリヌイ
※本記事はコロナウイルス感染拡大より以前に執筆・掲載された記事です。