レッド・ツェッペリンを印象付ける偉大なリフ10選

レッド・ツェッペリンは活動期間10年ほどで8枚のスタジオアルバムをリリースしました。その中にはレッド・ツェッペリンを印象付けるかっこいいリフが多くあります。各誌が「偉大なリフトップ100」などを行いますが、レッド・ツェッペリンは常連です。今回はギターキッズが真似したくなるようなレッド・ツェッペリンのリフを10曲紹介します。

レッド・ツェッペリンはビートルズ以降のロックを支えた偉大なバンドの1つと言っても良いでしょう。そして元祖ハードロックの異名を持ち、その中で数々のリフを生んできました。

ギタリストのジミー・ペイジはロック史に残るリフを残してきたのです。当時のギターキッズたちは間違いなくレッド・ツェッペリンのリフをコピーしたでしょう。むしろコピーしたくてたまらず、必死で練習を繰り返したことでしょう。それはベースをやっていた筆者も同じことでした。

今回はレッド・ツェッペリンの偉大でかっこいいリフを紹介します。ギターキッズには特に聴いてほしい楽曲ばかりを選曲してみました。

Good Times Bad Times

レッド・ツェッペリンの楽曲で絶対に外せないのが「Good Times Bad Times」です。レッド・ツェッペリンのデビューアルバムの1曲目に収録されているのですが、幕開け1発目で激しいギターが押し寄せてきます。2発のコードストロークと素早いリフの連打で交互にぶつかってくるのです。

かっこいいのはリフだけでなく、豪快なドラミングも最高。バスドラの横行にも脱帽です。個人的にはベースのうねうねと動き回る、縁の下の力持ち的な役割が好きなのですが、あまり注目されませんね。

Dazed and Confused(幻惑されて)

ジミー・ペイジがヤードバーズ時代から弾き続けている曲です。とにかく怪しげで、そして狂ったかのような激しさが魅力的。サイケデリックなロックサウンドが印象的です。怪しげなベースのリフから入るのですが、途中からギターも加わり激しさを増していきます。ステージ上ではジミー・ペイジがバイオリンの弓を使ってギターを弾く姿も「Dazed and Confused」で見ることができますよ。

また7分近くある曲で途中から激しい曲調に変わります。誰しもこの激しくなった瞬間を聴きたくてたまりません。ロバート・プラントのボーカルもその激しさに合わせて、高らかに叫ぶところも魅力的で、長い曲だと感じさせないこともすごいです。

Communication Breakdown

私がレッド・ツェッペリンに聴き惚れたのは「Communication Breakdown」を聴いたからです。「ベスト・オブ・レッド・ツェッペリン」というベスト盤の最初の曲がこの曲でした。地響きのように鳴り響くギターのリフが高校生の私をグサッと突き刺したのです。私はベースを弾いていましたが「ベースじゃなくてギターやりたいな」そう思わせるほどのクールさでした。

またかっこいいのはギターだけではありません。ロバート・プラントのハイトーンボイスもとても魅力的です。ロバート・プラントのセクシーさが声を聴いただけでわかるでしょう。

Whole Lotta Love(胸いっぱいの愛を)

レッド・ツェッペリンは多くの有名なリフを生み出していますが、その中でもっとも有名なリフが「Whole Lotta Love」ではないでしょうか。イギリスの音楽サイト「MusicRadar」では偉大なギターリフ50を選曲しています。その中でレッド・ツェッペリンの「Whole Lotta Love」は第3位に輝いていました。

レッド・ツェッペリンの数ある曲の中でも確かにかっこいいです。これこそレッド・ツェッペリンのヘビーサウンドの真骨頂を感じます。重低音の音に内臓から刺激を受けます。

Heartbreaker

レッド・ツェッペリンでもお馴染みとなっている初期の人気曲です。曲の最初から最後まで敷き詰められたフレーズが一度聴くと耳から離れなくなります。そのくらい印象的で明快なリフなのです。途中のギターソロの音のみになるところや、そのあとの転調する部分などはレッド・ツェッペリンらしさと音楽の面白みを感じました。

リフを基盤に、枠組みから逸脱した音がない感じで、まとまりがあって聴きやすいのも特徴です。

レッド・ツェッペリンとディープ・パープルは、同じ時代に活躍した元祖ハードロックバンドとして比較されることがあります。聴きやすいのがディープ・パープル、聴きにくいのがレッド・ツェッペリンなんて言われることもあるようです。しかし「Heartbreaker」を聴いていただければ、聴きにくいなどということは少なくなります。これからレッド・ツェッペリンを聴きたいという人にもおすすめです。

Immigrant Song(移民の歌)

あまりにも有名なフレーズで「ロックといえばこのギターフレーズと雄叫びあげるボーカルだよね」という人も多いでしょう。ハードロック界に大きな衝撃を与えた曲の1つでもあります。私もレッド・ツェッペリンを聴き始める前からこの曲は知っていました。

ギターが織り成すリフとボーカルの雄叫びが曲を印象付けています。そしてサビのときのベースのウネウネと駆け上がる音には、ベースを弾いていた高校生当時は衝撃を受けました。またバスドラの使い方は、ドラマーなら誰しも通過する難関の1つでもあります。

Black Dog

レッド・ツェッペリンが歴史に名を刻んだアルバムとしても有名な「Ⅳ」の冒頭の曲が「Black Dog」です。とにかくギターのリフが印象的で、すばらしいです。しかしドラムとのリズムにズレのようなものを感じて聴きにくいかもしれません。これはレッド・ツェッペリンお得意技の変拍子です。これが異常なグルーブ感を感じさせます。

またギターとボーカルの掛け合いになっているところも見事で、レッド・ツェッペリンのリフは全部ギターのジミー・ペイジが作っていると思われがちですよね。実は「Black Dog」はベースのジョン・ポール・ジョーンズが作っているのです。

ジョン・ポール・ジョーンズは意外とリフを作っていることでも知られています。レッド・ツェッペリンの中でもっとも目立たない男ですが、彼はレッド・ツェッペリンにはなくてはならない存在なのです。

Stairway to Heaven(天国の階段)

今までギターが歪んでいるハードなリフが続きましたが、「Stairway to Heaven」のリフはハードよりという感じは全くしません。というよりリフという概念に入るのかどうかという問題がありますが、心地よいギターのアルペジオがとても印象的なのです。ギターの落ち着いた音と怪しげなオルガンの音が魅惑的な空気感を演出しています。

「Stairway to Heaven」はあまりにも有名で、ハードロック界の頂点に君臨する曲と言ってもおかしくないでしょう。徐々に盛り上がっていく構成は、天国から射す一筋の光が徐々に広がっていく感覚になります。クラシック評論家などもその構成に賞賛したといいます。ロックにクラシック要素を取り入れた名曲でしょう。

The Ocean

変拍子好きなレッド・ツェッペリンの印象的な曲の1つです。これもギターリフとドラムのコンビネーションが美しいです。初めて聴いたときはこんな感じの変拍子をあまり聴いたことがなかったため、何拍子なのか聴きながら必死に考えました。

激しいハードロックであり、変拍子のグルーブを感じるのも聴きごたえがある部分です。リリースされた当時はプログレが人気だった時代でした。レッド・ツェッペリンもお得意の変拍子で新たなロックの道を開拓したようにも感じる曲です。

The Rover(流浪の民)

レッド・ツェッペリンがレーベルを立ち上げて初リリースしたアルバム「Physical Graffiti」の2曲目の曲です。後期の曲には初期のような、ハードロック感じるリフが少ないのですが、この「The Rover」は後期を代表する重み感じるハードロックです。

またどこか古臭いブルースのような、雰囲気のある曲に仕上がっています。レッド・ツェッペリンがブルースからハードロックを完成させていく過程で、ハードロックよりブルース色強めの原点回帰的な曲とも言えるかもしれません。何よりこの泥臭さがとても良いです。

レッド・ツェッペリンの偉大なリフを紹介しましたが、この10曲以外にも多くの見事なリフが存在しています。またレッド・ツェッペリンはリフだけでなく、変拍子をはじめ様々な魅力が詰まっているバンドです。

まだレッド・ツェッペリンを聴いたことない人は、まずこの10曲から聴いてみてください。きっとそのあとは知らない間に虜になっていますよ。

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※本記事はコロナウイルス感染症拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

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