サイパン島:ダイバーに人気急上昇しているサイパン島の魅力

サイパン島はリゾート地としても有名な地で、アメリカ合衆国の自治領です。海外からもたくさんの人が海や自然の美しさに魅了されて訪れます。世界屈指の透明度を誇るその海は、年間を通じて快適に泳ぐことができます。マリンアクティビティもたくさんあり、近年はダイビングを主目的とした旅行客が急増しています。

サイパン島の海の魅力は限りなく透明に近いマリアナブルー

サイパン島のあるマリアナ諸島周辺の海は青く好き通った海です。限りなく透明に近いブルーと言われ、水の存在を忘れるくらいの透明な青色をしています。サイパンのきれいな海をダイバー達は「マリアナブルー」と呼んでいます。
まさにその名の通り、幻想的な青い海の中に広がる、大自然が作り出した地形に降り注ぐ太陽光が薄いカーテンを作り出し、そしてカラフルな魚達が優雅に泳ぐすぐ側には色鮮やかなサンゴ礁から、歴史を刻んだ沈船までも見ることができます。
この様にサイパン島のマリアナブルーの海は多くのダイバーを惹きつける、憧れのダイビングスポットなのです。

サイパン島でのダイビングスタイル

サイパン島でのダイビングは通年に渡り行うことができます。時期は雨季と乾季に別れていますが、乾季の時期には透明度がアップしてさらにきれいな海に潜ることができます。ダイビング方法は、ボートでポイントに直に行く方法やビーチからのエントリーがあります。ビーチエントリーはダイビング器材を背負って浅瀬からどんどん深場に潜って行くスタイルで、経験の浅いダイバーも安心して潜ることができます。
しかし、ビーチエントリーは器材を背負ったまま移動します。しかも人気ポイントである「グロット」では116段の階段を行き来することになるので、基礎体力をつけておきましょう。ポイントによってビーチ、ボートとどちらかの方法で行いますので事前にチェックしておきましょう。

サイパン島の主なダイビングポイントは透明度がもたらす自然の海

ではサイパン島の有名なダイビングポイントを紹介します。サイパン島のダイビングポイントの特徴は魚影を楽しむ、地形を楽しむ、自然を楽しむなどさまざまな楽しみ方があります。

グロット

116段の階段を降りた先には自然にできた巨大な穴が存在します。その洞窟が繋がっているのは外洋の海。洞窟を通り抜ける時は真っ暗な道ですが、そこに太陽光が差し込むと美しい道となります。外洋につながるため、バラクーダーの群れやナポレオンフィッシュに遭遇できます。
観光地として一般の旅行客も訪れる場所でもあり、シュノーケリングも楽しむことができます。

スポットライト

サイパンの地形ポイントとして、ポイント名の通り海の中に太陽光がスポットライトの様に当たる北部の洞窟です。季節限定で夏の時期にあたる5月から8月の午前だけ潜ることができます。その様はまさに「光の柱」と呼ばれる幻想的な光景を見ることができます。

アイスクリーム

推進18mのところに、その形がアイスクリームの様にこんもりとしたパラオハマサンゴの根が見られます。その周辺ではよくマダラトビエイの群れを見ることができます。そこはマダラトビエイのクリーニング・ステーションになっていて、小魚たちに体を掃除してもらうためにたくさんの大物が集まります。
サンゴの根にはクマノミやミナミハタタテダイなどの小さな魚も生息しています。大物も小物も楽しむことができるポイントです。

サイパン島から近い島もダイバーに人気があるポイントがたくさん

サイパン島から近い位置にある「テニアン島」と「ロタ島」。サイパン島と同じマリアナ諸島にある島ですが、この2つの島もダイバーに人気のあるダイビングポイントがあり、マリアナブルーの美しい海や自然を楽しむことができます。サイパン島から船で遠征したり、日帰りで行ったりできるポイントでもあり、それぞれ2つの島の特徴でもある自然のありのままの姿を見ることができるため人気が急上昇しています。
では、テニアン島とロタ島の主なダイビングポイントやそこで見られる生物を紹介します。

テニアン島のダイビングポイント

サイパン島から近いテニアン島のダイビングは、地形ダイビングがメインです。特に海の中にできた急斜面「ドロップオフ」が魅力のひとつです。また、沈船や航空機の残骸等も見ることができます。

フレミング

60mから70mまでの壮大なドロップオフが魅力のポイントです。透明度が高い日には水底70mの範囲までも見通すことができ、そこではまさに空を飛ぶかの様に泳ぐことができます。崖沿いを泳ぎますが、そこには色鮮やかなニラミハナダイという種類の魚やヘルフリッチというハゼ系の魚がいます。また、浅瀬付近にはナンヨウハギやモンツキカエルウオというダイバーに人気な魚たちが泳いでいます。

ダンプコーブ

このポイントの水底には戦争で使用されたトラック、戦車、飛行機などが沈んでいます。まさにここで戦争が行われたという歴史の痕跡が残されているポイントです。その近くにはホワイトチップシャークや「ネムリブカ」と呼ばれる小型サメの仲間がいます。刺激を与えなければ襲いかかってくることはありません。
また、斜面の方に行けば高確率でアオウミガメにも出会うことができます。

ロタ島のダイビングポイント

ロタ島は島全体が石灰岩でできています。手付かずの自然はまさに青の楽園とも呼ばれており、ダイバーが憧れる「ロタホール」は地形の美しさがすばらしく、光が差すと透明な青いカーテンとなります。この青いカーテンを一目見たいとダイバーが多く集まります。
では、ロタ島のダイビングポイントを紹介します。

ロタホール

ロタ島で一番の人気ポイントです。光が差す10時から15時までの間にいろいろな光のカーテンを楽しむことができます。その光景はまさに幻想的なもので、感動して涙を流すダイバーも多く見られるようです。ベストシーズンは3月から10月までですが、それ以外の時期は光が弱くなるものの、ホール内が青一色の世界になるのがみどころです。
ロタホールではさまざまな壮大な地形を見て楽しみ、穴の外にはホワイトチップシャークやナポレオンフィッシュなどの生物も見られます。

センハノンドロップオフ

ロタホールの近くにあるポイントで、豪快なドロップオフを楽しむことができるベテランダイバーに人気のポイントです。ここではロタ島の地形や透明度を楽しむことができ、潮の流れによって大きなナポレオンフィッシュやバラクーダーの群れを見ることができます。
大物のほかに、浅瀬付近にはモンツキカエルウオやクマノミの種類、ハゼ系の魚なども見られます。

松運丸

ロタ島の沈船スポットであり、1944年に沈んだと言われる「松運丸」という大型貨物船を見ることができるポイントです。水深30mにある沈船は全長100mもあります。透明度の高いロタブルーの海ではその大きさ全体を見渡すことができます。沈船を取り囲むのはガーデンイールと呼ばれるチンアナゴの群れです。

チンアナゴやニシキアナゴは水族館でも見られる有名な生物ですが、ダイバーの間では砂に潜るその姿を「ガーデンイール」と呼んでいます。

サイパン島をめぐるマリアナ諸島のダイビングは透明度と地形に感動を味わう

いかがでしたか。サイパン島はリゾートとしても有名ですがダイバーが憧れ、行きたい海としても人気がある島です。大物を狙うのも、地形を楽しむのも、ダイバーがさまざまな楽しみ方で潜ることができるスポットです。また、その人気をさらに練り上げたのはロタ島です。ロタ島の手付かずの自然が作り出す光景に多くのダイバーが感動を覚え、その姿を写真に写し残すことでまたこの地に足を運びたいと感じることでしょう。
まずはサイパン島のダイビングを楽しみ、足を伸ばしてテニアン島、そしてロタ島に行ってみてください。初めてロタホールに行ったらマスクの中が涙でにじむことは間違いありません。

※本記事はコロナウイルス感染症拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

関連記事一覧