ファイナルファンタジー:和製RPGの代表格!FFシリーズの特徴と魅力

日本を代表するRPGと言えば「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」が挙げられます。
そのうち「ファイナルファンタジー」は海外でも知名度が高い作品で、JRPGの筆頭として挙げられることも多いシリーズです。
今回はそんな「ファイナルファンタジー」シリーズの特徴や魅力について書いてみたいと思います。

「ファイナルファンタジー」シリーズとは?

「ファイナルファンタジー」シリーズはスクウェアエニックスが発売しているRPG(ロールプレイングゲーム)。
1987年にエニックスと合併前のスクウェアから発売された「ファイナルファンタジー」以後、現在まで続々とシリーズ作が作られています。
2017年にはシリーズタイトルは合計87作品に及び、「最多の作品数を有するRPGシリーズ」としてギネス世界記録にも認定されました。
タイトル数だけでなく売り上げも驚異的で、2018年6月時点でシリーズの世界累計出荷数とダウンロード販売数を合わせると1億4,200万本以上にもなっています。
これはもう一つの和製RPGの代表格である「ドラゴンクエスト」シリーズと比べても圧倒的な数字です(「ドラゴンクエスト」シリーズは同時期の販売数が7,600万本以上)。
このような人気から「ファイナルファンタジーの最新作が出るゲーム機が勝ちハードになる」と言われる時期もありました。
特に象徴的だったのが、1997年にプレイステーションで発売された「ファイナルファンタジー7」です。
この当時、プレイステーション、セガサターン、NINTENDO64と有力な家庭用ゲーム機が拮抗していましたが「ファイナルファンタジー7」の登場で状況が一変し、プレイステーションのシェア獲得に大きく貢献したのです。
サードパーティー製の1作品がここまで強い影響力があるのは異例のこと。
現在では流石にそこまでの力はなくなってしまいましたが、それでも毎回ナンバリングタイトルの新作がリリースされるごとに話題となっています。

「ファイナルファンタジー」シリーズのタイトル

ナンバリング作品

「ファイナルファンタジー」シリーズの核となるナンバリングタイトルは現在15作品がリリース。
シリーズの中でも特に注目を集める作品で、開発規模や予算が大きくかかることから「大作ソフト」と呼ばれています。
初期の作品を除き本編以外にミニゲーム・裏ボスなど様々な要素が含まれており、しっかり遊ぶと100時間超えになることも多いです。
その時代の最新技術を使った美麗な映像、作品ごとに異なる成長・バトルシステムなどプレイヤーを驚かす仕掛けが多いのも特徴ですね。
ナンバリング作品は発売後、別の家庭用ゲーム機・PC・スマホなどに移植・リメイクなど何らかの形で発売されています。
(これまでの15作品の中で後々移植・リメイクされなかった作品はありません。)
「7」以降の作品はインターナショナル版など追加要素をプラスして再販されることもあります。
当初「ファイナルファンタジー」シリーズはナンバリングの続編は作らない意向でした。
しかし、以下のように「10」以降は世界観を更に掘り下げるような作品も数多くリリースされています。

  • ナンバリングの世界観による続編作品(「FF10-2」「FF12 レヴァナント・ウイング」「FF13-2」「ライトニングリターンズFF13」「FF15 新たなる王国」など)
  • 本編の主人公以外にスポットを当て前後を補完するようなスピンオフ作品(「FF7 ダージュオブケルベロス」「クライシスコアFF7」など)。
  • MMORPG作品の大規模アップデート用追加ディスク(「FF11」「FF14」)

その他の関連タイトル

本編やそのリメイク・続編などを除く関連タイトルとしては次のようなものがあります。

  • 「聖剣伝説 〜ファイナルファンタジー外伝〜」
  • 「ファイナルファンタジーUSA ミスティッククエスト」
  • 「ファイナルファンタジータクティクス」シリーズ
  • 「チョコボ」シリーズ
  • 「ディシディアファイナルファンタジー」シリーズ
  • 「ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル」シリーズ
  • 「ファイナルファンタジー零式」

他にも沢山あります。
特に最近はファイナルファンタジーブランドの作品が多いですが、基本的にナンバリング以外のものは全て関連タイトルです。
「チョコボ」シリーズはファイナルファンタジーの名前が付いていませんが、作品内のキャラクターであるチョコボが主役のゲームなので関連作品となります。
また「聖剣伝説」は元々ファイナルファンタジーの外伝としてスタートしましたが、その後続編が作られ新たな「聖剣伝説」シリーズという別シリーズになっています。
関連作品のジャンルはナンバリング作品と同じ本格RPGから、ローグライク(チョコボの不思議なダンジョン)、アクションRPG(聖剣伝説、クリスタルクロニクル、零式など)、シミュレーションRPG(タクティクスシリーズなど)というような少し趣向の違うRPG作品、全く違うジャンルの作品(ディシディアシリーズなど)など様々です。
これらの作品はナンバリング作品からキャラクターが登場することもありますが、独立したタイトルとして本編との繋がりは基本的にありません。

「ファイナルファンタジー」の誕生秘話


「ファイナルファンタジー」シリーズの生みの親と言われているのは坂口博信氏です。
坂口氏は「ウルティマ」や「ウィザードリィ」といった当時海外で流行していたRPGが好きで、日本でもファミコンで「ドラゴンクエスト」「ゼルダの伝説」などのソフトがリリースされていたのを見て自分もファンタジーRPGを作りたいと考えました。
ただ当時のスクウェアは経営危機にあり、いつ潰れてもおかしくない状況にありました。
坂口氏は「もしも新しいゲームが売れなければ、会社を辞めよう」と考え、最後の仕事のつもりでRPG製作に乗り出します。
しかし当初は社内に賛同者がほとんどおらず、4人で作り始めたと言います。
開発が進むにつれ徐々に出来の良さが社内で評判になり、開発に参加する人が増えていきました。
そして、いざ販売すると「ファイナルファンタジー」は予想外の大ヒットとなり、スクウェアの業績は回復。
「ファイナルファンタジー」の続編を作ることを期待されることになりました。
坂口氏は「ファイナルファンタジー」を最後の作品と考えていたので当然続編の案などありませんでした。
そこで、ストーリー上の繋がはないけれど魔法やアイテムの名前など共通の要素を持たせた「ファイナルファンタジー2」を製作することになります。
これがナンバリングごとにストーリー、世界観が全く変わることのきっかけとなりました。
ちなみに本シリーズのタイトル名称は「最後の作品だからファイナルファンタジーにした」とよく言われていますが、これは間違いです。
タイトルは「略称がFF(エフエフ)になること」を考えてつけられており、当初は「ファイティングファンタジー」にするという案もありました。
現在まで使われている「FF」という略称ですが、当初からそれを織り込んでつけられたタイトルだったのですね。

「ファイナルファンタジ−」のゲーム内容

「ファイナルファンタジー」のストーリー

上記でも載せましたが「ファイナルファンタジー」のメインとなるナンバリング作品は全て独立したストーリーであるため1作で完結するようになっています。
ナンバリングタイトルの間には繋がりを匂わせるような部分もありますが(「7」と「10」の繋がりなど)基本的には独立していると考えて良いです。
シリーズに共通の特徴として挙げられるのは冒険を通して世界を救うこと。
また、多くの作品で登場するクリスタル(それに類似するもの)がその世界にとって重要な役割を持っていることが多いです。
例えば、「1」では光の戦士である4人の主人公がそれぞれ1つずつクリスタルを持っていますが、これは土・火・水・風という世界の四大元素をつかさどっており、クリスタルの輝きを取り戻すことが世界に光を取り戻すことだとされています。
ただ、必ずしもクリスタルやそれに類するものが重要な意味を持つわけでもなく、クリスタルの要素がほとんど出てこない「8」などの例外もあります。

主なゲームシステム

FFシリーズでは毎回異なる戦闘・成長システムを取り入れており、ナンバリング作品ごとに全く異なります。
ここではそんな中でもシリーズを代表するシステムを紹介します。

ジョブチェンジシステム

キャラクターに戦士・モンク・黒魔導士・白魔導士のような職業が設定されている作品があります。
これは他のRPGでも多いシステムですが「3」ではこの職業が大幅に増え、自由に職業を変えられるジョブチェンジシステムを導入しました。
また「5」では更に下のアビリティシステムを導入し、キャラクターごとの特徴付けを行っています。

アビリティシステム

アビリティとは戦闘中などに使える特殊な技能(魔法や特殊コマンドなど)やステータスアップするスキルのこと。
「5」ではジョブ特有のアビリティ(黒魔法など)に加え、前のジョブで覚えたアビリティを1つつけることができます。
これを利用することで「白魔法が使える戦士」や「剣装備できる黒魔導士」など特徴のあるキャラクターを作れるようになりました。
このシステムは「6」の魔石システム、「7」のマテリアシステムのように形を変えてシリーズに引き継がれることになります。

ATB(アクティブタイムバトル)

「4」から導入されたシステムです。
「3」まではターンごとに一括で味方の行動を選択していたのですが、ATBでは素早さに応じて順番が回ってきた味方から行動選択ができるという形になりました。
これにより戦闘中に暇な時間がなくなり、プレイヤーがリアルタイムで戦闘に参加できるようになったのです。
ATBはその後のシリーズにも形を変えながら導入されていきます。

代表的な登場キャラクター

作品ごとに世界観が変わる「ファイナルファンタジー」シリーズはもちろん、作品によって登場人物も変わります。
しかし一部の人物・モンスター・魔法・アイテムの中には、シリーズ共通のものもあります。
ここではそんなシリーズで共通する一部のキャラクター(モンスター)を紹介します。

チョコボ

「2」で初登場の大型の鳥のような生き物です。
一般的なチョコボは黄色の体毛で大型のため人を乗せて2本の足で走ることができます。
ギサールの野菜が好物。
ゲーム中ではフィールドを高速移動する際に使われ、乗っている間は大抵の作品で敵を回避できるという特徴があります。
作品によっては召喚獣や敵として出現することもあります。
シリーズを経るにつれて種類が増えていき、デブチョコボや黒チョコボなど作品によって様々なチョコボが登場するようになりました
『チョコボの不思議なダンジョン』「チョコボレーシング」などの関連作品では主人公を務めています。

モーグリ

「3」で初登場の生き物。
白い体毛に覆われた小さく可愛らしいぬいぐるみのような外見で、頭の大きいボンボンと小さな羽が特徴です。
「3」での初登場時は「ニャー」と鳴いていましたが、その後の作品では語尾に「クポ」と付く喋り方になりました。
作品によって登場の仕方は様々で召喚獣として登場したり、店を開いていたり、キャラクターではなくぬいぐるみとして登場したりします。
「6」ではモーグリのモグが初めてパーティーの仲間に加わり踊りという特殊なアビリティを使います。
チョコボと同じくシリーズのマスコットキャラクター的な存在です。

シド

「2」以降登場し続けているキャラクターの名称です。
シドという名前は一緒ですが作品それぞれで全く異なる人物で、中年〜老人の男性として登場することが多いです。
またシリーズを通しての移動手段である飛空艇に関連して登場することも多く、この場合は飛空艇の開発に携わるエンジニアや科学者だったりします。
主人公パーティーに助言などを与える重要キャラクターとして登場することが多いですが、「7」では初めてパーティーに加わり「12」では初めて敵として戦うシドが登場します。

ビッグス・ウェッジ

「6」以降登場するキャラクターの名称です。
シドと同様に名前が同じだけで作品それぞれで異なる人物として登場します。
名前の由来は映画「スター・ウォーズ」シリーズに登場する「ビッグス・ダークライター」と「ウェッジ・アンティリーズ」。
大抵の場合、チョイ役として僅かな時間しか出番がありませんがコミカルさなどでプレイヤーの印象に残りやすい役どころとして登場します。

ギルガメッシュ

「5」で初登場のモンスターです。
弁慶のような姿で、様々な武器をコレクションしています。
元々「5」では暗黒魔道士のエクスデスの親衛隊長として登場し主人公のバッツ達と何度も戦い、会話がコミカルなことで印象深いキャラクターとなりました。
その後「8」で再登場し、以来様々な作品に登場。
武器の1つに「エクスカリパー」という聖剣エクスカリバーの偽物を持ち、最強レベルの防具、源氏シリーズ」を装備しています。
ギルガメッシュは「5」の中で次元をさまようシーンがありシドやビッグス・ウェッジと違い、こちらは登場する作品全てで同一人物という説もあります。

「ファイナルファンタジー」シリーズの魅力

長時間楽しめる

「ファイナルファンタジー」シリーズは大作シリーズだけあってボリュームが大きく普通にクリアを目指すだけでも何十時間と遊べます。
やり込み要素も多く、最強装備を集めるボスより強い裏ボスを倒すなどを目標にするなら100時間以上プレイしてしまうことも。
このように1本でかなり長時間楽しめるソフトとなっています。
近年の作品は特にその傾向が強く、ナンバリング最新作「15」では発売後もDLCなどで追加コンテンツが配信されているのでやりこもうと思ったら時間が足りないほどの大ボリュームです。

美麗なムービーはそれだけでも見る価値あり

「7」以降の「ファイナルファンタジー」シリーズには必ずイベントの際にムービーが挿入されますが、これが本当に美しいです。
どんどん技術が向上し、最近の作品では実写と見間違えそうなほど。
これらのムービーを見るためだけにプレイする価値も十分あると思います。

日本のRPGをプレイするならまずはFF

「ファイナルファンタジー」は日本を代表するRPG作品です。
海外ではJRPGと揶揄されることもありますが、海外のRPGとはまた違った魅力があるのも事実。
まだプレイしたことがない人は是非ナンバリング最新作からプレイしてみてください。

※本記事はコロナウイルス感染拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

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