スーパーマリオブラザーズ:アクションの代名詞!ゲームの内容や魅力を解説

「マリオ」というキャラクターを知らない人はほとんどいないと思います。
世界でもゲームキャラクターとしてはトップレベルの知名度があるのは間違いないでしょう。
しかしどのようにマリオが生まれ、どんなゲームなのか知らないという人は案外多いはず。
この記事では初代の「スーパーマリオブラザーズ」を中心に内容や魅力をお伝えしたいと思います。

「スーパーマリオ」シリーズとは?

「スーパーマリオブラザーズ」は配管工のマリオを操作してステージをクリアしていく横スクロールアクションゲームです。
ファミリーコンピュータで発売された「スーパーマリオブラザーズ」は特に大ヒットを記録し、その売り上げ本数は全世界で4,024万本以上。
これは「世界一売れたファミリーコンピュータ用ソフト」としてギネス記録にもなりました。

このとんでもない大ヒットによりマリオシリーズはその後どんどん関連作品が作られていくことになります。
「スーパーマリオブラザーズ」の大ヒットによる効果はそれだけではありません。
他にもこの作品による影響は様々なものがありました。

  • ファミコンの普及を後押しし、任天堂ゲーム機の黄金期を築いた
  • 横スクロールアクションの基礎となり、Aボタンでジャンプ、Bボタンでダッシュ/弾発射を標準にした
  • それまでゲームをしなかった人を取り込み、ゲーム人口を拡大した

ここまで影響力のあったゲームは他にないでしょう。
この後登場した「マリオ」の名を冠するシリーズやスピンオフシリーズも人気の出た作品が多数あり、関連作品の累計本数は5億本を超えており「世界一売れたゲームシリーズ」としてもギネスに認定されています。

スーパーマリオシリーズのタイトル

「スーパーマリオ」シリーズのメインとなるのは初代から続くアクションゲームです。
これまで発売されたスーパーマリオシリーズのタイトルは以下の通りです(括弧内は初出のゲーム機です)。

  • スーパーマリオブラザーズ(ファミコン)
  • スーパーマリオブラザーズ2(ファミコンディスクシステム)
  • スーパーマリオブラザーズ3(ファミコン)
  • スーパーマリオランド(ゲームボーイ)
  • スーパーマリオワールド(スーパーファミコン)
  • スーパーマリオUSA(ファミコン)
  • スーパーマリオランド2 6つの金貨(ゲームボーイ)
  • New スーパーマリオブラザーズ(DS)
  • New スーパーマリオブラザーズ Wii(Wii)
  • New スーパーマリオブラザーズ 2(3DS)
  • New スーパーマリオブラザーズ U(Wii U)

任天堂の据え置き機から携帯機まで幅広くリリースされ現在まで11作品出ています。
ただし、海外では日本版の「スーパーマリオブラザーズ2」は発売されておらず、代わりに「スーパーマリオUSA」が「2」として発売されているため全部で10作品となります。
シリーズを経るごとに様々な要素がプラスされており、例えば「2」ではマリオとルイージの性能が差別化されたり、「3」ではワールドマップの採用、ミニゲームの追加、アイテムによる新しい変身が増えたりしています。
また、この2Dスクロールアクションから派生し、3Dアクションとなったマリオ作品もあります。

  • スーパーマリオ64(NINTENDO64)
  • スーパーマリオサンシャイン(ゲームキューブ)・スーパーマリオギャラクシー(Wii)
  • スーパーマリオギャラクシー2(Wii)
  • スーパーマリオ オデッセイ(Switch)

こちらは2Dマリオとは異なり、3Dポリゴンで作られた箱庭を自由に動き回れる探索型の作品です。
マリオのアクションもジャンプやファイアボールなど定番のもの以外に、2D作品ではないバラエティ豊かなアクションが楽しめます。
また、3Dでありながら2Dスクロールアクション風になっている作品もあります。

  • スーパーマリオ 3Dランド(3DS)
  • スーパーマリオ 3Dワールド(Wii U)

この2作品は2Dマリオのようにゴールポールがありステージクリア型の作品となっています。

その他のマリオシリーズ

マリオシリーズはアクションシリーズ以外にも様々なジャンルで派生作品が発売しています。
例えばパズルゲーム作品(「ドクターマリオ」「ヨッシーのクッキー」など)スポーツ作品(「マリオゴルフ」「マリオテニス」など)RPG作品(「マリオRPG」「マリオ&ルイージRPG」)などです。
その中には本家アクションにも負けない人気作になったものもあります。

例えばマリオに登場するキャラクターで相手を妨害しながらレースする「スーパーマリオカート」はスーパーファミコンで1作目が発売され、同じくスーパーファミコンで発売された「スーパーマリオワールド」を上回り日本国内でのスーパーファミコンソフトで最大の売り上げを達成しています(382万本)。

マリオ誕生秘話

さて、そんな世界的に有名なキャラクターとなったマリオですが、初登場は「スーパーマリオブラザーズ」でないことはご存知でしょうか?

実はマリオ初登場の作品は、それより前にリリースされた「ドンキーコング」というアーケードゲームなのです。
「ドンキーコング」が生まれたのは、アメリカ任天堂が大々的に売り出そうとした「レーダースコープ」というアーケードゲームがきっかけでした。
アメリカ任天堂は「売れる」と確信して3000台を注文したものの、不発に終わり大量の在庫を抱えてしまったのです。
任天堂はその売れ残ったアーケード基板を別のゲームに差し替えて売り出すことにしました。
この時ゲーム製作を任されたのが、デザイナーとして任天堂に入社していた宮本茂氏です。

しかし、ゲームを製作し始めてからまたしても問題が発生します。
当初はアニメ「ポパイ」のゲーム化となる予定でしたが、版権問題が解決できず「ポパイ」のゲームとして発売できなくなってしまったのです。
そこで宮本氏は新たにオリジナルのキャラクターを用意してゲームを作ることにしました。

こうして宮本氏がデザインしたキャラクターがマリオやドンキーコングだったのです。
急遽差し替え用ゲームとして製作された「ドンキーコング」でしたが、これがアメリカで大ヒット。
在庫になっていた3000台の基板はすぐに売り切れ、更にどんどん注文が来るほどの人気ゲームになります。
「ドンキーコング」は日本でもファミコンのローンチタイトルとして販売されることになりました。

ちなみにこの「ドンキーコング」が発売された時点では、まだマリオという名前はついていません。
マリオの名前は「ドンキーコング」の続編となる「ドンキーコングJR.」にて初めて登場しました。
このマリオという名前はアメリカ任天堂が借りていた倉庫の大家さん、マリオ・セガール氏が宮本氏デザインのキャラと似ていたことからつけられています。
マリオ・セガール氏は2018年に亡くなり、彼の訃報は「マリオの名前の由来となった人」ということでニュースにもなりました。

「スーパーマリオブラザーズ」のゲーム内容

ここからは初代「スーパーマリオブラザーズ」を中心に、ゲーム内容について説明したいと思います。

ゲームの流れ

マリオを動かしてステージの一番右端までたどり着き、ゴールポールに触れる(最終面はボスを倒す)ことでステージクリアとなります。
ステージは1-1からスタートし、クリアすると1-2、1-3、と続き、1-4でボスを倒すことでワールド2へ進むことができます。

道中には敵キャラなどが配置されていたり、アイテムが隠されていたりもしますが、クリアするだけなら敵を倒したりアイテムを拾ったりする必要はありません。
つまり、敵やアイテムを全てスルーして走り抜けてもクリアはできます。
ただし、失敗になる条件がいくつか用意されています。

  • チビマリオの状態で敵に横から、もしくは下からぶつかる(スーパーマリオ・ファイアマリオだとチビマリオに戻る)
  • チビマリオの状態で踏み付けが効かない敵に上からぶつかる(スーパーマリオ・ファイアマリオだとチビマリオに戻る)
  • チビマリオの状態で敵が撃ってきた弾に当たる(スーパーマリオ・ファイアマリオだとチビマリオに戻る)
  • 穴に落ちる
  • 制限時間内にクリアできない

これらの状態になるとクリア失敗となりマリオは残機を1つ減らします。マリオの残機が0になるとゲームオーバーで、再び今いるワールドの最初からのスタートになります。
マリオの初期状態(チビマリオ)でのアクションはジャンプとダッシュのみ。一部の敵を除きジャンプで上から踏みつけることで倒すことが可能で、パワーアップアイテムを取ることで別の攻撃方法が追加され、より敵を倒しやすくなります。
1作目からあるパワーアップアイテムは以下のようなものがあります。

  • スーパーキノコ:身体が2倍の大きさになり、1回ダメージを受けても元の状態に戻って生き残る(スーパーマリオ)
  • ファイアフラワー:ファイアボールが撃てるようになる(ファイアマリオ)
  • スーパースター:無敵状態になり敵を体当たりで倒せる(落下死は防げない)
  • 1UPキノコ:マリオの残機が1増える

これらのアイテムは?のマークがついたブロックなどに隠されておりブロックの下からジャンプを当てることで出すことができます。
ただし1UPキノコだけは隠された(見えない)ブロックから出現します。

代表的な登場キャラクター

マリオ

本作の主人公で、普段は配管工ですがピーチ姫を救うために冒険へ出かけます。
シリーズ作品を通して冒険を通して尻尾が生えたり、恐竜(ヨッシー)に乗ったり、超巨大化したりと様々な姿を見せてくれます。

ルイージ

1作目では単なるマリオの2Pカラーとして登場しましたがマリオの弟という設定になりました。
後々の作品ではマリオと差別化がどんどん図られていき、遂にはルイージ主役の作品も生まれました(「ルイージマンション」)

ピーチ姫

クッパにさらわれたキノコ王国のお姫様。
マリオのアクションシリーズではほぼ毎回クッパにさらわれます。

キノピオ

キノコ王国の住人で、1作目ではワールド1〜7のクッパに囚われておりクッパを倒すことで救い出せます。
キノピオとは1人のキャラクターではなく、沢山いるキノコ王国の住民を指しています。

クリボー

1-1のステージで最初に見かけるキノコ型の敵。
動きも早くなく踏みつければ簡単に倒せる雑魚敵ですが、ゲームに慣れていない人がほぼ最初にやられる敵でもあります。

ノコノコ

カメの姿をした敵です。
緑の甲羅と赤の甲羅のノコノコがおり、緑のノコノコは落とし穴があってもそのまま進み落ちていく、赤のノコノコは落とし穴を見分けてUターンするという違いがあります。
踏みつけると甲羅身体を隠しますが時間が経つと再び元に戻ります。
甲羅だけの状態でぶつかると甲羅は敵を倒しながら進み、壁にぶつかると跳ね返ってきます(これに当たっても失敗になります)。

パックンフラワー

土管から顔を出す植物です。
真上に口を開いて土管の上に乗るプレイヤーを襲うものと、土管から顔を出してファイアーボールを撃ってくるものがいます。
どちらも踏みつけで倒せず、倒すにはファイアーボールやスターが必要になります。

クッパ

初代では各ワールドの4面にいるボスです。
ファイアーボールを5発当てる、もしくはクッパをすり抜けた先にある斧に触れることで吊り橋を切って倒すことができます。
ちなみに7面までのクッパはニセモノで、8面の最後に出てくるクッパが本物です。

「スーパーマリオブラザーズ」シリーズの魅力

気持ちのいい操作感・アクション

「スーパーマリオブラザーズ」がヒットした後、現在に至るまで数々の横スクロールアクションが登場しています。
しかし「スーパーマリオブラザーズ」シリーズのように気持ちの良い操作感を感じるゲームはそう多くありません。
気持ちの良い操作感とは、自分の意図した通りに動けるということです。

覚える操作も単純で、失敗しても自分がミスしたことがはっきり分かるようにできています。
この失敗しても理不尽に感じない感覚や、もうちょっとで超えられそうな感覚が「ついついゲームにハマってしまう」ことに繋がるのだと思います。

散りばめられた隠し要素

「スーパーマリオシリーズ」には様々な隠し要素があります。
例えば何も無さそうに見えるところでジャンプした時に突然現れる1UPキノコや、大幅にワープができる隠し通路、無限1UPなどです。

これらの隠し要素はマリオの冒険を更にワクワクしたものにしてくれ、単純なステージに深みを持たせています。
現在ではネットで調べれば簡単にこれらの情報が手に入りますが、予備知識なしに自分の力でこれらの隠し要素を見つけられるとまた違った感動がありますよ。

子どもに安心して遊ばせられる世界観

「クッパの魔の手から世界を救う」というような内容でもありますが、マリオの世界はどこかのほほんとして平和な世界観です。
グロテスクな敵や海外ゲームのような流血表現などは一切ありません。
ですから子どもが楽しめる作品なのはもちろん、親の立場として見ても子どもに安心して遊ばせられるゲームではないかと思います。
これは他の多くの任天堂作品にも言えることですね。

「スーパーマリオブラザーズ」シリーズは1作目から最近の作品まで変わらないアクションの楽しさを感じられる作品です。
もしまだプレイしたことがないのなら、是非この名作シリーズを一度は遊んでみてください。

※本記事はコロナウイルス感染拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

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