ロックマン:高難易度アクションシリーズの特徴と魅力を解説!

「ロックマン」は「マリオ」シリーズなどと並びファミコン時代から続くアクションゲームとして知られています。
しかし最近はリリースがそれほど多くなく、若い人などは「聞いたことあるけどどんなゲームか知らない」という人もいるかもしれません。
今回はそんな「ロックマン」がどんなゲームなのかを解説し「ロックマン」の魅力をお伝えしたいと思います。

「ロックマン」シリーズとは?

「ロックマン」はカプコンから発売されているアクションゲームのシリーズ作品です。
1987年に1作目がファミコンでリリースされて以来数多くのシリーズ作品が作られ、そこから派生した作品なども数多くリリースされています。

このような「ロックマン」関連の全シリーズの作品数は2018年現在148本で、累計販売数は3,300万本以上。
関連作品数はカプコンの中でも最も多くなっています。
「ロックマン」シリーズというとこのような派生作品全てを指すこともあり、1987年から続く「ロックマン」のナンバリング作品は区別するために「元祖ロックマンシリーズ」などと呼ばれます。

元祖「ロックマン」シリーズのタイトル

「ロックマン」シリーズで最も基本となる元祖「ロックマン」のナンバリングは現在11作リリースされています。

  • ロックマン(ファミコン)
  • ロックマン2 Dr.ワイリーの謎(ファミコン)
  • ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!? (ファミコン)
  • ロックマン4 新たなる野望!!(ファミコン)
  • ロックマン5 ブルースの罠!?(ファミコン)
  • ロックマン6 史上最大の戦い!!(ファミコン)
  • ロックマン7 宿命の対決!(スーパーファミコン)
  • ロックマン8 メタルヒーローズ(プレイステーション)
  • ロックマン9 野望の復活!!(Wii)
  • ロックマン10 宇宙からの脅威!!(Wii)
  • ロックマン11 運命の歯車!!(Switch・プレイステーション4・Xbox ONE・PC)

1作目の「ロックマン」以外は全ての作品で新武器を手に入れられるステージボスが8体ずつ登場します(1作目は6体)。
「ロックマン」〜「ロックマン8」まではゲーム機の性能や技術向上に合わせて追加要素やグラフィック向上が図られていきましたが「ロックマン9」「ロックマン10」はファミコン時代のグラフィックに戻り、スライディングやチャージショットなどの後から追加された機能もなくなり、完全に懐古ファンのためのソフトとなりました。
しかし「ロックマン11」で「ロックマン8」以来22年ぶりに最新グラフィックでのロックマンが発売。
新しく「ダブルギア」というシステムも盛り込まれ、高難易度はそのままに初心者にも楽しめる作りになっています。

その他の関連タイトル

  • 「ロックマンワールド」シリーズ
  • 「ロックマンX」シリーズ
  • 「ロックマンDASH」シリーズ
  • 「ロックマンエグゼ」シリーズ
  • 「ロックマンゼロ」シリーズ
  • 「ロックマンゼクス」シリーズ
  • 「流星のロックマン」シリーズ

「ロックマン」は上記で書いた通り148作もの関連作品が販売されていますが、その中でも代表的な作品が上記シリーズです。
これらの作品は独自の続編も作られシリーズ化しています。
「ロックマン」シリーズはこれだけでなく、他にも1作のみの作品やリメイク作品、スマホゲームなど様々なものがリリースされています。

上記シリーズでは元祖「ロックマン」のような横スクロールアクションの作品(「ロックマンワールド」シリーズ、「ロックマンX」シリーズ、「ロックマンゼロ」シリーズ、「ロックマンゼクス」シリーズ)の他にも、3Dアクション作品(「ロックマンDASH」シリーズ)やデータアクションRPGという全く新しいジャンルになった作品(「ロックマンエグゼ」シリーズ、「流星のロックマン」シリーズ)などアクションを基準にしつつも様々な新しい試みがされています。
ちなみに元祖「ロックマン」シリーズと同じ世界の出来事とされているのは以下のシリーズです。

  • 「ロックマンX」シリーズ(ロックマン世界の100年後)
  • 「ロックマンゼロ」シリーズ(「ロックマンX6」のパラレルワールドの一つの100年後)
  • 「ロックマンゼクス」シリーズ(ロックマンゼロの世界の数百年後)
  • 「ロックマンDASH」シリーズ(「ロックマンX5」のパラレルワールドの一つの1000年後)
  • 「ロックマンエグゼ」や「流星のロックマン」は元祖「ロックマン」シリーズとは違う世界の出来事とされています。

「ロックマン」が誕生するまで

「ロックマン」の生みの親と言われているのは当時カプコンに在籍し、デザイナーをしていた稲船敬二氏。
ロックマンのデザインは元々別の人が書いたデザインを稲船氏が作り込んでできたものだそうです。
しかし、当時社内ではその地味な見た目では売れないという意見も出ており「鉄腕アトム」の版権を購入してアトムゲームとして売り出す予定もあったそうです。

また、初代「ロックマン」はファミコンで発売されたソフトですが、元々はアーケードゲームやファミコンのディスクシステムとして販売する企画のゲームでした。
そんなアーケードゲームやディスクシステムで販売するために考えられたアイデアが現在の「ロックマン」にも残されています。
アーケードゲームとして考えられていた頃に取り入れられたシステムがステージセレクトです。
ステージセレクトはアーケードで、あるステージで詰まっても他ステージへ挑戦できることで客離れを防ぐために考えられたアイデアでした。

そしてディスクシステムとして発売するために考え出されたのがボス手前にある2枚のシャッターです。
これは元々ボス出現前にディスクからボスデータを読み込むための時間稼ぎに作られた空間でした。
ファミコンでの発売でその2つの要素は不要になりましたが、初代ではあえて残したまま発売し、それ以降この伝統はずっと引き継がれているのです。

「ロックマン」のゲーム内容

ここからは「ロックマン」がどういうゲームなのかを説明していきます。
ここでは主に元祖「ロックマン」シリーズを基準に書いていきます。

「ロックマン」のストーリー

元祖「ロックマン」シリーズはライト博士が作ったお手伝いロボット「ロック」が主人公です。
悪の科学者Dr.ワイリーの野望を阻止するために戦闘ロボットに改造され、ロックマンとなりDr.ワイリーの放つ敵ロボットと戦っていきます。
作品によっては序盤、別の敵の仕業と思わせることもありますが、最終的にはDr.ワイリーを倒すというのがお約束です。

ちなみに登場するボスは全てDr.ワイリーが作っている訳ではなく、ライト博士の作ったロボットを盗み出して改造したりするなど自分以外が作ったロボットを改造によって操っていることもあります。
なお、「ロックマン」と同じ世界の「ロックマンX」は100年後の世界が舞台となりますが、「ロックマンX」の主人公エックスはライト博士が作り、親友であるゼロはDr.ワイリーが作ったという設定になっています。

ゲームのシステム

ロックバスターというショット武器とジャンプなどのアクションを駆使してステージを攻略していく横スクロールアクションです。
序盤は各ボスの顔が描かれたステージを1つずつ選択してクリアしていき、全てのボスステージをクリアするとラストの複数面からなるワイリーステージなどへ進むことができます。

体力は画面左上に表示され、これが0になる、または体力に関係なく穴に落ちるなどすると1機失い、ステージのチェックポイントからの再開となります。
全ての残機を失うとゲームオーバーとなりそのステージの最初から、もしくはステージセレクト画面に戻って別のステージを選択することができます。

「ロックマン」シリーズ最大の特徴は各ステージのボスを倒してステージをクリアするとそのボスが使っていた武器をロックマンが使えるようになるということ。
このボスから入手した武器は他のいずれかのボスの弱点にもなっており、ボスの弱点武器を見つけることができれば攻略が楽になります。

また、作品によっては途中入手した武器を使わないと突破できないギミックがあることもあります。
ただし途中から入手した武器は武器エネルギーが設定されており(体力の右に表示される)エネルギーがなくなると使用できなくなるという制限があります。

シリーズを通して難易度は高めで、各ステージに設置されたボスのコンセプトに合わせた豊富なギミックも特徴です。
ボス戦は初見ではなかなか勝たせてもらえず、多くのプレイヤーは何度も死にながらボスの攻撃パターンを覚えたり、弱点の武器を見つけたりする必要があります。

代表的な登場キャラクター

ロックマン

元祖「ロックマン」シリーズの主人公です。
元々ライト博士の作ったお手伝い用ロボットでしたが、Dr.ワイリーを止めるために自ら志願して戦闘用ロボットとなりました。
海外では「メガマン(Mega Man)」という名称になっており、タイトルも「Mega Man」になっています。
シリーズ作品以外にも様々なゲームにゲスト出演し、カプコンの看板キャラの1人でもあります。

ライト博士(トーマス・ライト)

ロックマンやブルース、ロール、「ロックマンX」シリーズのエックスなどを作った天才科学者。
Dr.ワイリーが悪の科学者として描かれるのに対し、正義の科学者として描かれます。
ただしDr.ワイリーが世界征服を企むきっかけを作った人物でもあります。

Dr.ワイリー(アルバート・W・ワイリー)

世界征服をたくらむ天才マッドサイエンティスト。
ライト博士とは旧友で同じくらいの天才でしたが、いつもライト博士に次ぐ2番手に甘んじプライドが許さずに世界征服をたくらむようになります。
しかしライト博士の作ったロックマンに毎回阻止され、懲らしめられるのがお約束です。

ラッシュ

「ロックマン3」から登場する、ロックマンをサポートする犬型ロボット。
「ラッシュコイル」や「ラッシュジェット」などに変形し、主にロックマンの移動をサポートする役割を持っています。
ロックマンをサポートするメカとしては他にエディー、ビートなどがいます。

ブルース

ライト博士がロックマンより先に作った戦闘用人型ロボット、「3」で初登場。
ライト博士が動力炉の欠陥を修理しようとした際に人格を書き換えられると勘違いして飛び出し、その後は単独で行動しています。
ミステリアスな雰囲気で戦う場面もありますが基本的に正義のロボット。
登場する時には口笛が聞こえるのが特徴です。

フォルテ

「7」で初登場。
Dr.ワイリーがロックマンの設計図をもとにして作った戦闘用ロボットで、ロックマンのライバルとなる存在です。
ロックマンを倒して最強のロボットであることを証明しようとしておりロックマンをつけ狙います。
ただ、実際に戦うことになるのはナンバリングでは「7」や「8」のみで「10」の追加DLCでは逆にロックマンの代わりにプレイアブルキャラとして使えたりします。

「ロックマン」シリーズの魅力

実は割とクリアできてしまう絶妙な難易度

操作に慣れれば誰でもクリアできる「マリオ」シリーズなどとは対照的に「ロックマン」は難易度が高めで、クリア前に途中で投げ出してしまう人も多いタイトルです。
ですが難しいボス戦では特定の武器が弱点だったり、ステージ中でもロックバスター以外の武器を使うと意外と簡単にクリアできる場所があったりと頭を使うことで楽になる部分は結構あります。

アクションが得意な人はアクションの難しさを楽しめますし、苦手な人でも色々試行錯誤することで案外クリアできる絶妙な難易度のゲームなのです。
とは言っても初期の頃の作品はかなり難しいので、アクションが苦手な人はなるべくナンバリングが新しい作品をプレイするのがオススメです。

大人でも子どもでも楽しめる

「ロックマン」シリーズは難易度高めですが、世界観は大人から子どもまで安心して楽しめます。
Dr.ワイリーが悪さをして毎回懲らしめられるというストーリーは「アンパンマン」などに通じる部分もありますよね。
家族一緒にわいわいプレイできるゲームだと思います。

今後シリーズが復活してくるか?

「ロックマン」シリーズは2000年代以降、極端に関連作品のリリースが減っていました。
しかし2018年、久々に最新技術を使った「ロックマン11」がリリースされ、シリーズファンは盛り上がってきています。
「11」の評判も結構良いようなので今後も関連作品のリリースがあるかもしれません。
過去の名作は様々なゲーム機でリバイバルされているので気になった方はまずはそちらをプレイしてみてはいかがでしょうか。
グラフィックや音などは古臭く感じますが、アクションゲームが好きな人なら今でも楽しめるはずです。

※本記事はコロナウイルス感染拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

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