ブラジル・リオデジャネイロ:ブラジル最大規模の世界

南米の大国であるブラジル。そんなブラジル第二の都市がリオデジャネイロです。2016年には夏季オリンピックが開催されたリオデジャネイロは、経済などの影響力の強さもあり世界的に有名な都市。コルコバートの丘に建てられた巨大なキリスト像や、美しい港町の風景は注目を浴びる存在です。ブラジル最大規模の世界都市、リオデジャネイロの魅力を存分にお伝えしていきます。

ブラジル第二の都市「リオデジャネイロ」

ブラジル南東部に位置する「リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)」。人口は約600万人、サンパウロに次ぐブラジル第二の規模を持つ街です。リオデジャネイロの名前は「一月の川」を意味しており、中南米では有数の貿易港として発展を遂げてきました。経済での影響力も大きく、世界でも有数の「世界都市」としてその名を馳せています。

2012年には世界遺産に認定。街の周辺に広がるさまざまな文化的側面も注目を集め、登録に至りました。美しい街並みと広がる絶景は「リオデジャネイロ:山と海との間のカリオカの景観群(Riode Janeiro:Carioca Landscapes between the Mountain and tha Sea)」として登録されており、世界中からたくさんの人々が観光に訪れています。

2016年には夏季オリンピックの開催地としても多くの注目を集め、世界三大美港にも数えられるその美しい街並みと、周辺に広がる大自然、そして人口的な芸術など感じることのできる魅力は数えきれません。

リデジャネイロの辿った歴史

リオデジャネイロが発見されたのは1502年のこと。ポルトガルの探検家「ガスパール・デ・モレス」によって発見されたこの土地は、その場所の特徴と発見された月をとって「1月の川=リオデジャネイロ」と命名されました。その後18世紀にはブラジル内部、ミナスジェライスにて金鉱が発見されます。金やダイヤモンドの積出港として発展を遂げ、交通と富の中心地へと変貌を遂げてきました。

1960年、首都がブラジリアに遷都するまでは、ブラジルの首都としての役割も担っていました。さまざまな歴史的背景をくぐり抜け、現在は世界でも有数の都市として知られています。歴史と変化に育まれた、多様性に満ちる文化的背景も魅力のひとつといえるでしょう。そんなリオデジャネイロの見所を紹介していきます。

新世界七不思議、コルコバードの丘のキリスト像

リオデジャネイロを象徴するシンボルといえば、「コルコバードのキリスト像(Cristo Redentor)」です。台座の高さは9.5m、全長39.6m、重量695トンにも及ぶキリストの巨大な像。1922年〜1931年にかけ、ブラジル独立100周年を記念して建造されました。像の内部は礼拝堂になっており、祭壇が設置されています。

ブラジルのキリスト教のシンボルともいわれていますが、現在では大国ブラジルを代表するシンボルともいえるでしょう。

手を大きく広げたキリストの像は、標高710mの「コルコバートの丘(Corcovado)」の上からリオデジャネイロを見守る「守り神」のような存在。夜にはライトアップもされ、幻想的な姿を見ることができます。

コルコバートのキリスト像は、スイスを拠点とする「新世界七不思議財団(New7Wonders Foundation)」によって、「新世界七不思議(New Seven Wonders of the World)」にも選出されています。選出されたなかでは唯一の、20世紀に入ってからの建造物。インドのタージマハルやペルーのマチュピチュに並ぶ、世界でも屈指の建造物として注目を集めています。

コルコバートのキリスト像へは登山列車で向かいましょう。贅沢に楽しむのであれば、ヘリコプターで上空から見てみることもオススメです。キリスト像をはじめとしたリオデジャネイロの絶景を、心ゆくまで堪能することができますよ。リオデジャネイロを訪れたら真っ先に向かいたい名所。その圧倒的な佇まいにはつい感嘆の声が出てしまいます。

丸く突き出た砂糖パン「ポン・ヂ・アスーカル」

「ポン・ヂ・アスーカル(Pão de Açúcar)」は、リオデジャネイロ南部にある巨大な一枚岩。リオデジャネイロの世界遺産を構成する場所のひとつでもあります。ひょっこりと突き出た丸く愛らしい形は、まるで大きな「砂糖パン(Sugar Loaf)」。海抜396mの巨大な岩は、リオデジャネイロを訪れる多くの人々が目指す場所にもなっています。

ポン・ヂ・アスーカルの頂上へ向かうためには、2本のロープウェイを乗り継ぐことが必要。ひとつは地上から標高220mにある「ウルカの丘」まで。ふたつめのロープウェイでは、ポン・ヂ・アスーカルの頂上まで向かうことができます。高所が苦手な人はもしかすると耐え忍ぶ覚悟が必要かもしれませんが、ロープウェイから見える景色には一見の価値があります。

ポン・ヂ・アスーカルの頂上から望む風景は「絶景」の一言。正面に広がる雄大なグアナバラ湾。展望台もあるので、絶景を楽しむことは難しくないでしょう。リオデジャネイロの市街はもちろん、神々しさを放つコルコバートのキリスト像を望むこともできます。日が沈んでからの夜景はとても神秘的。治安には注意が必要ですが、ブラジルでも指折りの景色が楽しめること間違いなしですよ。

ポン・ヂ・アスーカルではいくつか用意されたルートで、ロッククライミングをすることも可能です。「スリリングな体験をしたい」もしくは「体力に自信がある」という人には、ぜひチャレンジしていただきたいところ。2016年、リオデジャネイロオリンピックのエンブレムのモチーフになったともいわれているポン・ヂ・アスーカル。その愛らしさを間近で見るために、ぜひ足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?

ブラジルの芸術を知るならこの場所へ「リオデジャネイロ近代美術館」

ブラジルの芸術を知るのであれば、訪れておきたい場所が「リオデジャネイロ近代美術館(Museu de Arte Moderna do Rio de Janeiro)」。リオデジャネイロ最大規模の公園「フラメンゴ公園」内にある美術館で、ブラジルを代表する建築家「アフォンソ・レイディ(Affonso Eduardo Reidy)」によってデザインされました。建造されたのは1948年です。

国内でも最も権威のある美術館のひとつであり、その外観からすでに見所が満載です。内部に入れば印象的な螺旋階段や、美しい陽光が差し込む洗練された空間が所狭しと広がっています。スイスの彫刻家「アルベルト・ジャコメッティ(Alberto Giacometti)」や「フェルナン・レジェ(Fernand Léger)」をはじめ、さまざまな芸術家が生み出した絵画や彫刻を目にすることができるでしょう。素晴らしい作品の総数は15,000点にもなります。

最上階にはショップやカフェも併設されており、のんびりとした時間を過ごすにも最適です。また、美術館の屋上からの景色もお見逃しなく。美術館内に展示された作品に勝るとも劣らない、素晴らしい景色を堪能することができます。ブラジルでも屈指の芸術鑑賞の場。滞在中に一度は訪れて、あなたに宿る芸術の感性を呼び起こしてみてはいかがでしょうか?

全長4kmの美しい砂浜「コパカバーナ海岸」

リオデジャネイロといえば長く白く、美しい砂浜。世界中から熱い視線を浴びる「コパカバーナ海岸(Copacabana)」は全長4kmにもなる、リオデジャネイロを代表する海岸です。大西洋に面して広がる大絶景。白と見紛うほどにキレイな砂はため息が出るほどに美しく、訪れる人々を魅了します。アーチを描いた見事な海岸線は、自然が産んだ芸術作品ともいえるでしょう。

コパカバーナ海岸は、ビーチスポーツが盛んなことで有名です。フットバレーやフレスコボールは、コパカバーナ海岸が発祥とされており、さまざまなビーチスポーツの世界大会も時折開催されています。澄み渡る空の下、白く美しい砂浜で熱いスポーツを楽しんでみるのも一興。世界レベルのプレーヤーに出会えるかもしれません。

ビーチに面した大通り「アトランティカ大通り」には、いくつものレストランやブティックが立ち並んでいます。ショッピングを楽しむにも最高の立地。遊歩道には数々のモザイク画が施されており、気分を盛り上げてくれるでしょう。その立地の良さから、高級住宅街としての側面も持ち合わせたコパカバーナの海岸沿い。潮風を感じながら散策してみるのもオススメです。

世界都市「リオデジャネイロ」に魅了されよう

歴史や経済など、さまざまな面でブラジルを牽引してきた世界都市リオデジャネイロ。その街並みはもちろん、世界遺産にも登録された見所が豊富な観光地でもあります。遠く望む大西洋を背景に、これまで出会ったことのないような新鮮な出会いの連続。リオデジャネイロでできる経験の数々は他の場所では決してできない、唯一無二のものなのです。

リオデジャネイロへのアクセスは「アントニオ・カルロス・ジョビン国際空港(Aeroporto Internacional do Rio de Janeiro)」から。この空港は別名「リオデジャネイロ国際空港」とも呼ばれています。リオデジャネイロの持つ魅力は計り知れません。ぜひあなた自身でその素晴らしさを体感してみてください。人生でも屈指の濃密な時間になることをお約束します。

※本記事はコロナウイルス感染拡大より以前に執筆・掲載された記事です。

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