ヤン・ファン・エイク:油絵具の生みの親で高給取りのエリート画家

ヤン・ファン・エイクは現在のベルギーに位置するブルゴーミュ領ネーデルランドにあるマースエイクという町で生まれた画家及び外交官です。彼は15世紀に画家として活躍する一方で、1425年頃からイングランドと同盟関係にあったフィリップ善良公に仕え始め、外交官としての存在感を発揮していました。生涯にわたり宮廷画家であったヤンの代表作には「ヘントの祭壇画」や「アルノルフィーニ夫妻像」、「フアン・デル・パーレの聖母子」があります。また、ロンドンのナショナル・ギャラリーに所蔵されている「ターバンを巻いた男」は自画像とも言われ、強烈な印象を与えています。

ミケランジェロ・ブオナローティ:肉体美の巨匠

ミケランジェロ・ブオナローティは筋肉の微細な動きを繊細に表現する優れた才能と創作能力を兼ね備えた芸術家です。現代でも変わらず高く評価されているルネサンスの三大巨匠のうちの一人で、1963年に発行された10000リラ紙幣にはミケランジェロの肖像が描かれています。代表作はシスティーナ礼拝堂のフレスコ画や「ピエタ」、「ダヴィデ像」などの彫刻があります。ローマ法王やカトリック教会など裕福で権力のある人物から依頼を受け、リアルに近づけ理想の肉体美を創り出し、強さを兼ね備えた芸術品を世に送り出しています。また、生きている間に伝記が出版された最初の西洋美術家で、絵画だけでなく彫刻や建築においても偉大な業績を残しました。

ヘンリー・ムーア:イギリス近代美術を世界に広めた抽象彫刻家

ヘンリー・ムーアは20世紀のイギリスを代表する芸術家及び彫刻家です。彼はヨークシャーのキャッスルフォードで生まれ、大理石やブロンズを使った大きな抽象彫刻を制作したことで多くの人に知られています。イギリスの美術界から厚く信頼され、多大な支援を受けてきた彼はイギリス近代美術を世界に広めた第一人者としてその期待に貢献しました。

フランシス・ベーコン:ゾッとする絵画。激しく大胆で、過激な人物パロデ...

フランシス・ベーコンはアイルランド出身の人物画家です。第二次世界大戦後の美術界はアール・アンフォルメルと呼ばれる抽象絵画が全盛となりますが、ベーコンは具象絵画にこだわり続け、激しくデフォルメされた人物像を立体的な形で描きました。「ぐにゃ」っと歪んだビジュアルが印象的でおぞましさも感じる画風で、見る者すべてに大きな衝撃と印象を与える作品を数多く残しています。代表作としては「ベラスケスによるインノケンティウス10世の肖像画後の習作」が有名です。

ボブ・マーリー博物館:レゲエミュージシャン・ボブ・マーリーのための博物館

ジャマイカの首都キングストンにあるのがボブ・マーリー博物館。レゲエの神様と称されるボブ・マーリーが晩年を過ごした家です。博物館として公開されている敷地内にはボブ・マーリーが使用していた家具や調度品、ギターやステージ衣装などが展示されています。レゲエ好きでなくても、楽しめる空間であることは間違いないでしょう。キングストンを訪れたら、必ず足を運んでおきたいスポットです。ボブ・マーリー博物館の歴史や見どころを紹介します。

アリ・シェフェール:文学を題材に揺らがぬ独自のスタイルで描き続けた画家

オランダ南ホラント州にあるドルトレヒト出身の画家。ゲーテの「ファウスト」やダンテの「神曲」など、文学から題材をとった作品が多いことで有名である。中でも「神曲」をテーマにした「パオロとフランチェスカ」は肉体や感情の表現が美しく、完成度の高い作品として現在でも評価を受けている。

アーダルベルト・シュティフター:自然を愛し、画才と文才に恵まれた作家

南ボヘミア生まれの作家兼風景画家。オーストリアにおける「リアリズム文学」を代表する作家でもある。三月革命や普墺戦争など激動の時代に生きながらも、豊かな自然描写、平和かつ調和的に生きる人間像を追求した作品を多く執筆した。主要な著作に「コンドル」「習作集」「石さまざま」「晩夏」「ヴィティコー」などがある。

ミドルハイム美術館:散歩やピクニックを楽しみながら彫刻鑑賞ができる美術館

ミドルハイム美術館は、ベルギー・アントワープにある野外彫刻を中心とした美術館です。敷地内には、彫刻界の巨匠オーギュスト・ロダンを始め、名だたる彫刻家たちの作品が約400点も並んでいます。今回は、ゆっくりと芸術を堪能したい方にお勧めの、ミドルハイム美術館についてご紹介していきましょう。